コクロナガタマムシの産卵
立ち枯れしたカラスザンショウの幹に数匹のナガタマムシが集まって産卵していました。調べてみるとコクロナガタマムシ Agrilus yamawakii のようです。
甲虫図鑑を眺めるとナガタマムシの仲間はよく似た種が多くて手強そうですが、体長が10mmを超えるものは意外に少なく、今回撮ったものは10から11mmですからそれだけでかなり候補が絞り込まれます。その中で外見の特徴とカラスザンショウに来ていたという点からコクロナガタマムシと判断しました。
こちらは歩きながら交尾しています。
単独で産卵していた雌。

産卵中を後ろから。
以前掲載したムツボシタマムシもそうでしたが、鞘翅よりもその下の腹部背板の方がはるかに鮮やかな色をしているというのも面白いですね。タマムシ類全般に言えることなんでしょうか。
(2016.07.11・姫路市 増位山)
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