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2016年8月21日 (日)

クロツヤテントウ

カキの葉の裏についていた黒くて小さなテントウムシです。
こういう虫は地味だしこれといった特徴もないし調べても種名の分かる見込みも少なそうだし、ということで見ないふりをして通り過ぎることが多いのですが、この日は他にたいしたものも見つかりそうにないので被写体になってもらいました。
写真を見ながら保育社の甲虫図鑑の検索表を、いつものように確認できない部分はとばしながら辿ってみると、背面はほとんど無毛で光沢あり、頭楯は眼の前方で側方にひろがらない、前胸腹板は後端の丸い三角形、腿節は扁平、などの特徴からツヤテントウ族 Serangiini、さらに頭部や腿節の色、体長、分布域などからクロツヤテントウ Serangium japonicum となりました。たぶん合っていると思います。

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コナジラミ類を捕食するそうです。

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ひっくり返してみました。

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しばらくすると触角を伸ばし始めました。

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脚が体のくぼみにぴったり納まる構造に感心します。

(2016.08.05・舞子墓園)



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