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2016年9月30日 (金)

オオキマダラケシキスイ

いつもの公園の、普段あまり足を向けない土手の上で幹から盛大に樹液を流しているアベマキを見つけました。
無数のハエが飛び回る中、樹液にまみれた木屑か何かが固まってマット状になったものを捲り上げてみると、下から大型のケシキスイが出てきました。体長が10mm近くあって、この仲間では初めて見る大きさです。
甲虫図鑑で調べてみても、まずその大きさから候補が絞り込まれました。オオキマダラケシキスイ Soronia fracta で合っていると思います。

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数匹いたのですが、覆いを取り去るとすぐに近くの割れ目や物陰に潜り込んでしまいます。

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体長約9.5mm。図鑑によれば「♂の前脛節はやや曲がりなた状にひろがる」そうなので、これはその雄でしょう。

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これは別個体。

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樹液の中からこんな幼虫も出てきました。

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体長は15mmくらいもありますが、これがクロキマダラケシキスイの幼虫ではないかと思います。

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その頭部。

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同じく尾突起。

(2016.09.25・明石公園)

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