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2016年9月13日 (火)

イスノキエダナガタマフシとイスノフシアブラムシ

いつもの公園のイスノキに大きな虫こぶがたくさんついていました。イスノキエダナガタマフシだと思います。
実は6年前にも同じタイトルの記事を出しています。その時掲載した写真の虫こぶは形が曖昧で別種の可能性もありそうだったのですが、今回のものはイスノキエダナガタマフシで間違いないでしょう。
形成者はイスノフシアブラムシ Nipponaphis distyliicola で、「虫こぶハンドブック」によれば「11月頃有翅胎生虫がアラカシなどに移住、春に有翅産性虫を生じ、これがイスノキに戻る」ということです。この場所でも冬の間、アラカシの枝でこのアブラムシをよく見かけています。

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形はイチジク状で先端に棘状突起があり、長さは5cmくらい。左後方の茶色いのは去年かそれ以前の虫こぶでしょう。

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1個を割ってみました。

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中はアブラムシと、綿のような蠟物質が一杯です。

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中でも大きめ(体長0.7~0.8mmくらい)で多量の蠟物質を纏ったものが成虫でしょうか。

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体長0.5mmくらいの幼虫たち。

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虫こぶの中を覗いていて面白いと思ったのは、その住人がちょっとした風にも簡単に吹き飛ばされたり、僅かな振動でも足場を失って転げまわるということです。普通の枝葉で暮らしているアブラムシにとっては死活問題であるはずですが、閉ざされた虫こぶの中ではどちらに転んでも食事にあぶれる心配は無いということでしょうか。

(2016.09.02・明石公園)

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