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2016年9月15日 (木)

ナシグンバイの卵に産卵するホソハネコバチ科の一種

昨日掲載したホソハネコバチを撮影した後、ひょっとするとこのハチは他のグンバイムシの卵にも産卵しているのではないかという気がしてきました。そこで手始めにナシグンバイに寄生されたサクラの葉裏をルーペで探してみると、いました。やはりホソハネコバチ科 Mymaridae のようで大きさ(体長約0.37mm)も変わりませんが、昨日のものとは別の種です。

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黒いタールのようなものはナシグンバイの排泄物だと思いますが、その中のあちらこちらに噴火口のような卵の首?の部分が顔を出しています。ハチはその間を歩き回りながら手当たり次第に産卵を繰り返していました。

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目標を定め、

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産卵管を引き出し、

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突き刺します。

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昨日の種と同様、細い前翅に長い総毛。

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光の当たり方によっては翅が虹色に反射します。

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産卵管は常に「火口」の側面を狙って突き刺しているようです。上面(孵化の際に開く「蓋」の部分)は防備が固いのかも知れません。

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触角は7節か8節でしょう。

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ふ節は5個に見えます。

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額を走る横溝はホソハネコバチ科の特徴の一つです。

(2016.09.12・舞子墓園)




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コメント

こんばんは
グンバイムシの卵に寄生するホソハネコバチ2種。ほんと凄いです。おちゃたてむしさんのおっしゃる通り今まで見落としていただけで普通にいてくれる事に期待します。また別の場所で発見されましたら教えてください。

投稿: BABA | 2016年9月15日 (木) 23時21分

この日はいくら歩き回っても目ぼしい虫が全く見つからないので、開き直って小物探しに徹したのが良かったようです。これらの寄生バチがどのくらい寄主をえり好みするのか分かりませんが、外来種のヘクソカズラグンバイやアワダチソウグンバイではどうなのか気になりますね。

投稿: おちゃたてむし | 2016年9月16日 (金) 20時47分

Sweepingでは良く採れるAnagrusだと思われるホソハネヤドリコバチですが、産卵シーンは初めて見せていただきました。
凄いです!

投稿: ひげぶと | 2017年11月 9日 (木) 07時29分

ひげぶとさん、コメントありがとうございます。
グンバイムシ類は身近な場所にたくさんいて観察しやすいので、寄生バチも見つかるのではないかと以前から気をつけていたのですが、この時は幸運でした。
早速Anagrusで検索すると、よく似たハチの画像がたくさん出て来ました。ほとんどが海外サイトでよく理解できませんが、ヨコバイに対する生物農薬として利用されている種もあるんですね。こんな極小のハチも侮れないものだとあらためて思いました。

投稿: おちゃたてむし | 2017年11月10日 (金) 17時18分

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