サルスベリフクロカイガラムシに産卵するコガネコバチ科 Moranila sp.
サルスベリの幹に点々とついたサルスベリフクロカイガラムシ Eriococcus lagerstroemiae を見ていると、寄生バチらしき小さなハチがその周りをうろついているのに気がつきました。とりあえず数枚撮ってからモニタを確認すると、これまで越冬中の姿しか見たことのなかったコガネコバチ科 Moranila属の一種です。カイガラムシに産卵しているようです。
見ているとまだ白いワックスに覆われていない小さな幼虫にしきりに関心を示しています。
最後に腹端をカイガラムシ幼虫に向けてしばらくじっとしていました。産卵しているのだと思いますが、残念ながら産卵管が確認できません。
時々、やはりカイガラムシ目当てに走り回っているトビイロケアリに出くわして飛んで逃げていきますが、しばらくすると戻ってきて産卵行動を再開します。
腹端のあたりにピントを合わせたのですが、やはり産卵管は確認できません。
何度かチャンスはあったのですが、産卵管はついに写りませんでした。
(2016.9.25・明石公園)
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