フジツボ類のノープリウス幼生
フジツボの一種のノープリウス(Nauplius)幼生です。この日はたくさん採れました。
シャーレに移して実体顕微鏡で眺めると付属肢を団扇を煽ぐようにせっせと動かして泳いでいるのですが、動作が大きい割にはあまり前へ進みません。
ノープリウスの次の段階が二枚貝のような姿のキプリス(cypris)幼生で、この段階で適当な場所を探して固着し、変態して生体になります。今回キプリス幼生はほとんど見つかりませんでした。以前に撮った写真はこちらにあります。
(2016.10.05・西舞子海岸にて採集)
| 固定リンク
「海のプランクトン」カテゴリの記事
- ビンガタカラムシの一種(Favella sp.)(2019.05.04)
- カイアシ類の一種(2019.05.02)
- カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)(2019.01.07)
- 渦鞭毛藻の一種(Cochlodinium sp.)(2019.01.04)
- ウズムシの一種?(2019.01.03)
コメント
小学生対象の自然観察活動をしています。4月に『フジツボ』をテーマにした観察を予定しているのですが、テキストに使う良い写真が手元にありません。「ノープリウス幼生」と「キプリス幼生」の写真をお借りしたいのですが、いかがでしょうか?有償でも結構です。ご検討いただければ幸いです。よろしくお願いします。
投稿: | 2019年3月27日 (水) 06時58分
小学生の観察会ですか。いいですね。どうぞお使いください。
もちろん無償で結構ですが、もしお差し支えがなければどのような活動をされているのか教えていただければ嬉しいです。
投稿: おちゃたてむし | 2019年3月27日 (水) 21時10分