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2016年10月29日 (土)

ドロワムシの一種(Synchaeta ?stylata)

お堀の水を採ってきて覗いてみると、ちょうど今が多い季節なのかドロワムシの仲間が沢山いました。かなり高速で泳ぐワムシですが、下の写真の個体は動きが遅く、少し弱っているのかとも思いましたが、他の個体に比べて体が大きく、また体内が多数のソーセージ状の物体で充満しているので、そのことが関係しているのかも知れません。

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左が頭部で、暗赤色の眼が見えます。頭部両側の耳状突起に繊毛が生えていてその運動で前進します。以下、画面内のスケールバーは100μmです。

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丸まったところ。ツボワムシなどと違って硬い被甲がありません。

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図鑑の図と見比べると普通種のドロワムシ Synchaeta stylataのようですが、自信はありません。

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体に一杯詰まっているソーセージ状の物体は何でしょうか。


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体の後部。画面中央の丸いのは卵でしょう。

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頭部付近。耳状突起の繊毛。

動画です。

上の写真の個体は後半に出てきます。ツボワムシの仲間もとび入りで登場します。


(2016.10.21・明石公園 桜堀で採集)

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