« ツノテマリワムシ(Conochilus unicornis) | トップページ | イヌビワの葉のトガリキジラミ(Trioza sp.) »

2016年11月 3日 (木)

ハネウデワムシの一種(Polyarthra sp.)

ハネウデワムシ属の一種は以前にも一度出していますが、今回 前回のものの方が付属肢(図鑑によっては付肢とか付着肢とも表現されています)が長いので別種でしょう。
この付属肢は体の周囲4か所から3本づつ伸びていて、泳いでいるのを眺めていると時々この付属肢を瞬間的に閃かせていきなりジャンプすることがあります。
田中正明著「日本淡水産動植物プランクトン図鑑」に収められている
Polyarthra属の7種のうち全国に分布する普通種とされているのが3種あって、その中から候補を探すと今回の種がハネウデワムシ Polyarthra vulgaris、前回の付属肢の長いものはツルギハネウデワムシ P.dolichopteraに当たるのではないかと思います。

_dsc1635edit2

_dsc1647edit2

_dsc1685edit2

動画です。

動きが早く、追尾もぎくしゃくしていて見苦しいかと思いますがご勘弁ください。一、二度瞬間移動するのが見られます。

(2016.10.21・明石公園 桜堀にて採集)

|

« ツノテマリワムシ(Conochilus unicornis) | トップページ | イヌビワの葉のトガリキジラミ(Trioza sp.) »

淡水プランクトン」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ハネウデワムシの一種(Polyarthra sp.):

« ツノテマリワムシ(Conochilus unicornis) | トップページ | イヌビワの葉のトガリキジラミ(Trioza sp.) »