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2016年12月14日 (水)

ヒメイエバエ科の一種の幼虫

カクレミノの落ち葉を裏返すと、先日の雨でまだ濡れている葉面に初めて見る形の幼虫がくっついていました。どうやら双翅目らしいので帰宅してその線で探してみると、Aclerisさんの「いもむしうんちは雨の音」で同類と思われるものが見つかりました。ヒメイエバエ科 Fanniidae の一種の幼虫だそうです。

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見つけたときは背中を丸めてうずくまった格好でじっとしていました。体の両側に鰭か羽根のような突起が並んでします。

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こちらが頭でしょうか。

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しばらくすると頭と見えた方を持ち上げて動き出しました。口からなにやら液体のようなものを吐き出しています。

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そして頭を下げて吐き出したものをペタンと葉面にくっつけ・・・。

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すぐにまた頭を持ち上げて少し前進、そしてまたペタンと、よいう動作を繰り返します。

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よく見ると口から吐き出した液体かと思ったものは幼虫の口器そのもののようです。上記Aclerisさんの記事によれば、「短角亜目の中で環縫短角群 Cyclorrhaphous Brachycera の幼虫の頭部は膜質化して退化しており、胸部から直接口器が出はいりしている。」ということです。なんと、頭が無いんですね。

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そのことを忘れて上の写真を頭部に見立てれば、ちょうど目のあるはずのあたりに指を拡げたような形の器官が見えますが、これは前部気門だそうです。
Aclerisさんが撮影された動画を見ると胸部から口器が出入りする様子がよく分かります。

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裏返してみました。この状態で体長約4.7mmです。

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口器を風船のように膨らませています。

(2016.12.08・明石公園)


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