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2016年12月22日 (木)

モンツキダニ属の1種(改題)

* 2016.12.30・タイトル修正 *

Aclerisさんから、モンツキダニ科、モンツキダニ属の一種 Trhypochthonius sp. であることを教えていただきました。モンツキダニ科の4属のうち胴感杯と胴感毛があって背毛が棒状(先が広がらない)なのはモンツキダニ属だそうです。Aclerisさんの「いもむしうんちは雨の音」の2010.02.09の記事で取り上げられています。タイトルを再度修正しました。

* 2016.12.29・タイトル修正 *

nonameさんからのご指摘により、タイトルの「ササラダニ科の一種」を「ササラダニ亜目の一種」に修正しました。

落ち葉めくりで結構たくさん見つかったササラダニの一種ですが、動きが緩慢なので最初はなかなか気がつきませんでした。
2015.01.17の記事に出したものによく似ていますが全体の体形が少し違い、胴感毛の形も違うので同種ではないでしょう。体長は0.6mmくらいです。

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カクレミノの落ち葉にいたもの。体に砂粒かゴミのような粒々をつけていますが、自然にくっついただけかも知れません。

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同じ落ち葉にいた別個体。

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背面は細かな網目模様に覆われています。

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これも別個体。胴感毛は先の太い棍棒状です。

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これは別の落ち葉にいたものです。

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腹部背面の黒紋の形や位置が個体によって異なるようですが、これは内臓が透けて見えているんでしょうか。
*  背面に黒く見えるのは体内の糞で、後部両側に淡く見えるのが油腺だそうです。 *

(2016.12.017・学が丘北公園)

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コメント

ササラダニ科でなく、ササラダニ亜目だそうです。

投稿: noname | 2016年12月29日 (木) 09時23分

nonameさん、ご指摘ありがとうございます。
ササラダニの仲間=ササラダニ科、と漠然と考えていました。
調べてみるとササラダニ亜目には非常にたくさんの科が含まれているんですね。
早速タイトルを直しておきます。

投稿: おちゃたてむし | 2016年12月29日 (木) 19時53分

コンニチワ。
これはモンツキダニ科Trhypochthoniidae ですね。
胴感毛があり体毛は単純な棒状ですからモンツキダニ属Trhypochthonius の1種だと思います。
胴体後半の左右にある淡い紋が油腺で、その他の黒い模様は体内の糞が透けて見えているだけです。

投稿: Acleris | 2016年12月30日 (金) 00時25分

Aclerisさん、こんばんは。
早速モンツキダニ科で検索すると、2010年のAclerisさんの記事が出てきました。とても分かりやすく説明されているのに、見ていませんでした。タイトルを直しておきます。ありがとうございました。

投稿: おちゃたてむし | 2016年12月30日 (金) 20時00分

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