カシムネアブラムシ
アラカシの幹の窪みについていたムネアブラムシで、2年ほど前に掲載してezo-aphidさんや青木重幸さんからカシムネアブラムシ Dermaphis japonensis と教えていただいたものと同じ種のようです。真冬に有成虫が出現するそうなのですが、それらしい姿は見られませんでした。
いくつかの個体にはぽっかりと円い大きな穴が開いています。寄生バチの仕業でしょうか。だとすれば、一見正常に見える他の個体もすでにマミー化しているのかも知れませんね。
(2017.02.08・姫路市 増位山)
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コメント
Dermaphis japonensisの有翅虫になる幼虫は、アラカシの葉の上面に移動するようです。多摩市で昨年12月末に2個体の有翅虫になる幼虫を葉の上面で確認しています。こちらでは、なかなか大きなコロニーが見つからず、まだ私自身は有翅成虫を見つけられずにいます。
投稿: 青木重幸 | 2017年2月14日 (火) 00時04分
葉の上に移動、ということは羽化もそこでするんでしょうね。このアブラムシはこれまでアラカシの幹についているのしか見ていなかったので、もし葉の上の幼虫を見ても同種とは気づかなかったと思います。今度冬場にコロニーを見つけたときには周囲の葉にも注意しておきます。ありがとうございました。
投稿: おちゃたてむし | 2017年2月14日 (火) 21時55分