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2017年4月26日 (水)

マルミジンコ属の一種(Chydorus sp.)

マルミジンコの仲間は以前にも一度出していますが、今回のものはそれよりもやや大柄で、体形も細長いように見えます。
手元の図鑑(日本淡水プランクトン図鑑/保育社,日本淡水産動植物プランクトン図鑑/名古屋大学出版会)にはChydorus属3種が掲載されていて、その中ではナガマルミジンコ C.gibbus が近いように思いますがそれぞれの違いは小さく、3種とも全国的に分布する普通種ということなので決めることができません。
この仲間は泳ぐよりも何かに掴まっている方が好きなようで、シャーレの中でもゴミやらアオミドロやらがあればたいがいそれらにくっついているのが見られます。

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体長約0.5mmの雌で、卵を持っています。体の左右の厚みが大きいので暗視野ではごく一部にしかピントが合いません。スケールバーは以下の写真も含めてすべて100μmです。

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同じ個体です。頭部に見える大小の黒点は複眼と単眼、体の中をうねうねと通っている茶色いものは腸です。

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後腹部と尾爪。

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これは別個体。

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育房にはかなり大きく成長した子供がいるようです。

(2017.03.31・明石公園 桜堀で採集)



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