ネズミモチの蕾に産卵するコガネコバチの一種(改題)
* 2020.06.24・追記 *
その後調べてみると、ネズミモチの蕾が開かず紫色に変色しているのはネズミモチツボミトジフシと呼ばれる虫こぶ(ゴール)で、タマバエの一種のイボタミタマバエ Asphondylia sphaera Monzen によって形成されるものだそうです。この虫こぶから羽化したタマバエと、寄生者と思われるコマユバチの一種をこちらとこちらに掲載しました。
* 2017.06.20・記事訂正 *
本日同じ場所に行って確認したのですが、タイトルと記事の中でトウネズミモチとしていたのはネズミモチの間違いでした。両種の木が交互に植えられているので取り違えたようです。タイトルと記事を訂正しました。
3週間ぶりの虫撮りにいつもの公園に入ると、生垣のトウネズミモチ ネズミモチの花が咲き始めていて、その花穂の間を小さなハチが歩き回っていました。コガネコバチの一種です。
トウネズミモチネズミモチの花は白くて当然蕾も白いのですが、その中に黒っぽい紫色に変色した蕾が多数混じっていて、コガネコバチはそういう蕾に産卵管を突き刺していました。おそらくこれら変色した蕾の中では何らかの昆虫が育っていて、コガネコバチはその昆虫に寄生するのではないかと思います。
こんな小さな蕾にどんな虫が寄生するのか、タマバエあたりかと思ってネット情報を探してみましたが参考になりそうな記事は見つかりませんでした。
体長は約2.2mm。
黒紫色に変色した蕾はかなり堅くなっていて、そのいくつかを割ってみました。
こんな感じですが、卵か幼虫らしきものも見当たらず、これがどういう状態なのか私には分かりません。
(2017.06.16・明石公園)
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