ヒロオビジョウカイモドキ 求愛行動?
ヒロオビジョウカイモドキ Intybia histrio の雌雄のこういう行動は4年前にも一度見ていますが、今回も同じ公園の、前回見たサクラの木から100mほどしか離れていないトウネズミモチの葉の裏でした。単なる偶然なんでしょうが、こういうことは時々あるような気がします。
写真をみて気付いたのですが、前回のつがいでは鞘翅の赤い帯が雄の方が幅広だったのに対して今回はそれが逆になっています。その点では雌雄差はないということでしょうね。体の大きさでは前回は雌の方が明らかに大きかったのですが今回はどちらも体長はほぼ同じで約約3.6mm、ただしやはり雌の方が少し太っています。
前回見たのと同様、しばらく前進後退を繰り返した後互いの触角を絡み合わせるようにくっつけました。順調に運べばこの後交尾に至るのではないかと思いますが、今回も撮影で邪魔をしたせいか、やがて離れて別々に去っていってしまいました。
最後は3枚目の写真の部分拡大です。雌が雄の触角を舐めているようにも見えますが、やはり雌を誘うための臭腺のようなものでもあるんでしょうか。正面から見た雄の触角はこちらに出しています。
(2017.07.13・明石公園 学が丘北公園)
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