« ヒモムシ類の帽型幼生 PilidiumLarva | トップページ | オウギケイソウの一種(Licmophora sp.) »

2018年2月21日 (水)

オナガミジンコの一種(Diaphanosoma sp.)

これはオナガミジンコ属 Diaphanosoma の一種です。

Img_1775edit
正面から見ると一つ目巨人ですね。

Img_1763edit
照明を変えて。

Img_1726edit
横向きになったところ。

Img_1809edit
大きな複眼はクリクリとよく動きます。

Img_1820edit
背中から見ています。真ん中へんの、縦長の菱形に見えるのが心臓。その動きは最後の動画をご覧ください。

Img_1832edit
以前出した Daphniaゾウミジンコと同じように、体表には緑色の鞭毛虫(?)やツリガネムシが一杯くっついています。

Img_1847edit
これらは家主に害をなす寄生虫なのか、それとも無害な便乗者なのか、どっちなんでしょうね。

動画です。



(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

|

« ヒモムシ類の帽型幼生 PilidiumLarva | トップページ | オウギケイソウの一種(Licmophora sp.) »

淡水プランクトン」カテゴリの記事

コメント

オナガミジンコの暗視野はクリアーで素晴らしいです。これは生物顕微鏡での画像ですか。そうであればどんな対物レンズですか。暗視野はゴミが写りやすいですが、当然ミジンコは洗浄しているのでしょうね。以前、大きい長方形のカバーガラスの使用をアドバイスをいただきましたので、モノタロウに注文しました。

投稿: 顕微鏡道楽 | 2018年11月24日 (土) 12時17分

顕微鏡道楽さん、こんばんは。コメントありがとうございます。
ここに出している写真はすべて生物顕微鏡(ニコン・オプチフォト)を使っています。使用対物レンズは上から1~2枚目がPLANAPO 4X 、3枚目がPLANAPO 10X、4枚目がPLANAPO 20X、5~7枚目がPLAN 40Xで、7枚目は偏斜照明です。暗視野照明では確かに細かいゴミがよく光って邪魔になりますが、なにぶん生きて動いている状態を撮りたいのであまり気にしていません。ただミジンコなどの場合、撮りたい個体を拾い上げて一度ゴミのない水に移し、そこからスライドガラスの上に移すというくらいのことはしています。大きめのカバーガラスは動きの激しいミジンコ類や繊毛虫類などの観察・撮影には便利だと思います。

投稿: おちゃたてむし | 2018年11月24日 (土) 20時31分

おもちゃたてむしさん、御返信ありがとうございます。非常にクリアーなので、どんな対物レンズかなと思っていましたが、アポでしたか。7枚目は偏射とのこと。DICとばかり思っていましたが、偏斜でもこんなに立体感のある画像が撮れるのですね。カバーガラスが到着したら、いろいろトライしてみます。

投稿: 顕微鏡道楽 | 2018年11月25日 (日) 05時50分

顕微鏡写真を撮っているとやっぱり対物レンズはいいものが欲しくなって、ヤフオクなどでぼちぼちと買いそろえています。40X/0.95も是非欲しいのですが、高価なのでなかなか手が出ません。偏斜照明はMWSさんの記事で紹介されていた、コンデンサ絞りの上に拡散板を置く方法で行っています。撮影法をいろいろ試していると面白いのですが、きりがないですね。

投稿: おちゃたてむし | 2018年11月25日 (日) 20時35分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: オナガミジンコの一種(Diaphanosoma sp.):

« ヒモムシ類の帽型幼生 PilidiumLarva | トップページ | オウギケイソウの一種(Licmophora sp.) »