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2018年2月 4日 (日)

ボルボックスの一種(Volvox sp.)

ご存知ボルボックスです。
いつも参照している月井雄二著「淡水微生物図鑑」にはVolvox属の3種が掲載されています。その3種の中で群体や細胞の大きさや細胞が球形、細胞間の連絡糸がある、などの特徴から今回撮った種は Volvox aureus という種ではないかと思いますが、他にも該当する種があるかも知れません。

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画面内のスケールバーは100μmなので、群体の直径は約500μmになります。
球の表面に並んでいるのが体細胞、群体内部にいくつか見える塊は生殖細胞(ゴニディウム)で、やがてこれが成長して娘群体となり、親群体の外へ飛び出すということです。

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群体を形成する体細胞の数は種にもよりますが大体数百から数千個、多いものでは1万を超えるそうです。この群体ではいくつくらいでしょうか。

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個々の細胞には2本の鞭毛が生えていて、群体はその運動で回転しながら移動します。鞭毛は細くて見えにくいのですが、この写真では細胞の中心付近にピントを合わせ、オーバー気味の露出を与えてなんとか見えています。

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生殖細胞。

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体細胞には眼点があり、各細胞間には細胞質連絡糸が見えています。

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少しピントをずらせると、各体細胞から2本づつ鞭毛が伸びていることが分かります。

動画です。


(2018.01.10・明石公園 剛の池にて採集)

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