オウギケイソウの一種(Licmophora sp.)
オウギケイソウの仲間(Licmophora属)は以前にも2度(2014.05.18、2015.04.24)掲載していますが、今回のものは2014年の記事の種と同じもののように見えます。ただしそれより大型(細胞長で1.5倍ほど)なので別種なのかも知れません。
ここでは撮影のためにカバーガラスで平面に押さえていますが、本来は立体的に枝が拡がっていて、シャーレの中に浮かんでいるのを実体顕微鏡で眺めると金色にきらきら輝いてなかなか奇麗なものです。
想像ですが、この細胞が増殖する際には扇の骨の方向に沿った正中線で分裂が起こるのでしょう。上の写真の中ほどには分裂後間もないらしい細身の細胞、上の方には成長して幅の広くなった細胞、下には分裂間近らしい、幅広で内部の葉緑体がすでに縦に分離した細胞が見られます。
(2018.02.19・西舞子海岸にて採集)
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