フタヅノクンショウモ
32個の細胞からなるフタヅノクンショウモ Pediastrum duplex です。
以前出したものに比べて細胞が細身でその分大きく隙間が空いています。この種にはいくつもの変種が知られているそうなので、これは多分別の変種なのでしょう。環境による形態の変化もあるそうです。
こちらの群体は、あちこちに何やら円いものをくっつけています。それらが接している細胞は細胞質が抜け始めているように見えるので、この円いものが遊走子を包んだ嚢(やがて娘群体になる)ではなかと思うんですが、それにしては小さ過ぎるような気もします。
1、2枚目とも、以前掲載したビワクンショウモと同様、周辺の細胞の突起から細い毛束のようなものが伸びているのが確認できます。
(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)
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