ホソハネコバチ科の一種・雌雄
アベマキの葉裏で見つけたホソハネコバチ科の一種です。
これと同じ種は過去に2度いずれも6月に(2012.06.05、2017.06.16)撮影していて、ちょうど今頃が活動期なのでしょう。
これまでは1個体づつしか見つけられなかったのですが、今回は同じアベマキの木で雄らしきものを含め多数の個体が見つかりました。また少し離れた別のアベマキでも複数個体を見かけたので、この植物に何らかの関係を持っているのではないかと想像しています。
ホソハネコバチ科はすべて卵寄生とのことなので、ハチを見つけたアベマキの葉や枝を探してみましたが、寄主になりそうな卵は見つけられませんでした。
唯一、ヒメグンバイの産卵痕が母虫とともにあちこちの葉裏に残っていましたが、以前ナシグンバイの卵に産卵するのを見た別種のホソハネコバチの体長は0.4mm足らずしかなかったことを考えれば、体長約1.3mmのこのハチの寄主になるにはヒメグンバイの卵は小さすぎる気がします。
見つけた個体の多くはこのように体の下に触角をたくしこんだ休息姿勢をとっていましたが、冬ではないので僅かな刺激でもすぐに目を覚まして歩き出したり飛んで行ったりするので、たくさんいた割には満足な写真はあまり撮れませんでした。
別個体です。
(2018.05.25・明石公園)
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