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2018年9月の16件の記事

2018年9月30日 (日)

アオマツムシ

引き続きフィルムカメラ時代の写真です。

葡萄畑から非常に良くとおる虫の声が聞こえてくるので探してみると、アオマツムシでした。

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傍らに雌が控えているのでやがて交尾に至るかと期待したのですが・・・。

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こちらを警戒したのか雌は葉の裏に逃げ込んでしまいました。雄はめげずに鳴き続けています。

(1993.10.01・神戸市西区)


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2018年9月29日 (土)

ムモントックリバチ

ここしばらく虫撮りに出かけられなかったので、昔のポジフィルムから季節の合うものを探してみました。

石垣の垂直面に巣を造っていたムモントックリバチです。よく見かけるハチですが、巣作りや獲物の搬入を連続して観察する機会になかなか出会えないので、この機会に出しておきます。古いフィルムなので色が冴えないのはご勘弁ください。

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残念ながら見つけた時には巣はほぼ完成していて、徳利の首の部分の仕上げを残すだけになっていました。

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頭を中心に巣も周りを回りながら、徳利の襟(と呼ぶのかどうか知りませんが)の部分を大顎と前脚で挟むようにして形を整えます。

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出来具合は触角で確認しているように見えます。

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襟がまだ乾かぬうちに産卵を始めました。

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ひとまず完成。この日はここまで見届けて引き揚げました。

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翌日見に行くと、獲物の搬入が始まっていました。ハマキガの仲間でしょうか。巣の口はかなり狭いのですが、大顎と前脚を使って器用に押し込んでいきます。

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また1匹。
だいたい10分か15分くらいの間隔で獲物を持ち帰っていました。

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食料の貯蔵が終わると巣の閉塞です。せっかく奇麗に出来ていた徳利の首もここで潰されます。

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さらに泥玉を追加して補強しています。

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最後の仕上げに植物をかみ砕いた繊維で上塗りします。

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これで完成。恐ろしい寄生者に目を付けられないことを祈るばかりです。

(1993.09.28~29・神戸市西区)






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2018年9月28日 (金)

緑藻類2種

池の水を採ってくるとよく見つかる緑藻類2種です。先日掲載したユードリナなどとは違って、どちらも運動はしません。

最初はディクチオスフェリウム Dictyosphaerium sp.

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球形の細胞が群体を作っています。各細胞は糸のようなもので繋がっていますが、これは母細胞壁の名残りだそうです。写真ではごくぼんやりとしか見えませんが、群体は透明な膜に包まれています。

次はディモルフォコックスDimorphococcus sp.

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ディクチオスフェリウムによく似た群体で、各細胞が母細胞壁に由来する糸で繋がっていることや全体が透明の膜で覆われているところも同じです。ただ各細胞の形が同じではなく、ハート形とやや湾曲した楕円形の2種類が混ざっています。

(2018.08.05・明石公園桜堀にて採集)

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2018年9月25日 (火)

ユードリナ(タマヒゲマワリ) Eudorina sp.

これはユードリナ Eudorina の一種です。タマヒゲマワリという和名がついています。有名なオオヒゲマワリ Volvox と同じく球形の群体を作る緑藻ですが、規模ははるかに小さく、細胞数は16から128個で、多くは32個だそうです。プレオドリナ Pleodorina にも似ていますが、細胞の大きさはすべてほぼ同じです。
各細胞は同じ長さの2本の鞭毛を持ち、その運動で移動します。下の写真は複数の群体が混ざっていますが、ちょうどピントの合った部分でどうにか鞭毛が確認できます。

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動画です。

(2018.08.05・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年9月24日 (月)

オジロアシナガゾウムシ

クズにはつきものの、オジロアシナガゾウムシです。

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顔が隠れています。

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裏返してみると、お昼寝の姿勢。

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体のわりに長くてごつい前脚と中脚でしっかり葉柄を抱きかかえています。

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(2018.09.18・明石公園)

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2018年9月23日 (日)

ヒシチビゾウムシ?

イヌビワの葉裏で見つけた小さなゾウムシです。色やサイズから最初チビハナゾウムシかと思ったのですが、ちょっと違います。
そこで保育社の甲虫図鑑を調べると、ヒシチビゾウムシ Nanophyes japonicus にたどり着きました。ヒシの葉柄に産卵するとありますが、この公園には池やお濠もたくさんあるものの、ヒシがあったかどうか、普段よく見ていないもので分かりません。しかし写真で確認できる限りでは、形態的な特徴はよく一致するようです。

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図鑑には、腿節に歯は無し、吻は曲がらない、とあります。また、ホソクチゾウムシ科の中でも爪が基部で融合するのはチビゾウムシ亜科 Nanophyinae の特徴だそうです。

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触角柄節が長くくの字状に折れ曲がるのも亜科の特徴。体長約2.4mmで、図鑑の記載より少し大きめです。

(2018.09.18・明石公園)

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2018年9月22日 (土)

アヤトビムシ科の一種

体長1.3mmくらいのアヤトビムシの一種です。

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落ち枝の下面に生えた、ブラシ状の菌類の上を歩いていました。

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キノコを食べるんでしょうか。

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やや大きめの別個体。恐々足元を覗き込んでいるような…。

(2018.09.18・明石公園)

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2018年9月20日 (木)

ヒメカラスハエトリ?

カラスハエトリの幼体だろうと思って撮ったのですが、ネット上の画像をいくつか眺めているとヒメカラスハエトリの雌によく似ているような気がしてきました。その種だとすると、体長が5mmほどあるので成体でしょう。しかし両種の外見はよく似ていてともに模様には変異が大きいようなので、この写真で判別するのは無理なのかも知れません。

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(2018.09.18・明石公園)

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2018年9月19日 (水)

クリイロヒメキノコムシ?(改題)

* 2018.11.04・追記とタイトル変更 *

下の記事に書いたように当初ツツキノコムシ科だと考えていたのですが、Acleris さんから、「ホコリタケに付いていることからヒメキノコムシ科」で「クリイロヒメキノコムシかその近縁種」だろうとのコメントをいただきました。改めて保育社の甲虫図鑑を調べてみるとヒメキノコムシ科は「これまでに判っている限りすべての種が粘菌類をホストとする」グループで、日本には2属3種が分布するということです。図鑑には3種すべてが掲載されていますが、その中では Acleris さんが挙げられたクリイロヒメキノコムシ Sphindus castaneipennis が、下の写真とよく一致します。おそらくこの種だろうと思いますが、とりあえず疑問符付きでタイトルに種名を掲げておきます。

朽ち木に生えた粘菌(ムラサキホコリの一種)の子実体を撮影していると、小さな甲虫が視野に入ってきました。
体長は約2.3mmで、すでに胞子を飛ばしてしまって繊維だけになった子実体の上を歩いています。とりあえず数枚撮ってから、倍率が高すぎるので下げようとカメラを操作している間に見失ってしまいました。おかげで全体の様子が分かる写真がありませんが、ツツキノコムシ科の雌だと思います。

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(2018.08.30・学が丘北公園)

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2018年9月18日 (火)

コナラシギゾウムシ

何の木かよく分からなかったのですが、常緑樹の葉の間にゾウムシが見えていました。

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頭より高い位置なのでそっと枝を引き下ろそうとすると落下してしまいました。

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幸い足元の落ち葉の上に乗っているのが見つかったので、その葉ごと持ちあげて撮影。

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体型や上翅の模様、触角柄節や中間節の長さなどから判断してコナラシギゾウムシだと思います。

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長い口吻ですが、ツバキシギゾウムシほどではありません。

(2018.08.30・学が丘北公園)

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2018年9月17日 (月)

ゴレンキニア属の一種(Golenkinia sp.)

小さな球体から放射状に長い針が伸びてちょっと放散虫のようですが、これは緑藻の仲間のゴレンキニア Golenkinia の一種だと思います。

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この長い針は浮遊を助けるためのものでしょうか。

(2018.08.05・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年9月16日 (日)

カンパネルラ属の一種(Campanella sp.)

過去にも2度、同じものを出していますが、レンズや撮影法などを変えて少しずつましな画像が撮れるようになった気がしています。

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ちょうど頭部がカバーガラスに接した状態で、繊毛の動きがよく分かります。
この種は繊毛列が4列くらいあるようです。

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こちらは真上を向いた細胞。

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環境の悪化を感知して新天地を求め航海に乗り出すと言ったところでしょうか、しばらく見ていると柄から離れて泳ぎ出す細胞が増えてきました。

動画です。



(2018.08.05・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年9月 6日 (木)

ヒゲナガカメムシの成虫と若齢幼虫

道端に垂れ下がったオヒシバの花穂を吸汁していたヒゲナガサシガメです。

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右上の、触角の短いのが雌で、左下のが雄でしょう。小さな幼虫もいます。

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これが雄。

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雌の足元に小さな幼虫も。

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1齢でしょうか。体長は約1.5mmです。

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(2018.08.30・学が丘北公園)

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2018年9月 3日 (月)

アワダチソウグンバイの卵を食べるタカラダニ

アワダチソウグンバイはその名が由来したセイタカアワダチソウ以外にも多種の植物に寄生するようで、このオオオナモミの葉でもよく見かけます。
この日見つけたのは卵だけで成虫も幼虫もいませんでしたが、アワダチソウグンバイの卵は以前にも見ているので間違いないでしょう。その卵に一匹の赤いタカラダニの仲間が来ていました。口吻を突き刺して吸汁しているようでしたが、卵塊を黒く覆った母虫の糞(?)はこの場合保護の役には立っていないんでしょうか。

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(2018.08.30・学が丘北公園)

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2018年9月 2日 (日)

アオオビハエトリ

葉の上で、しきりに万歳を繰り返していた雌のアオオビハエトリです。よく見る行動ですが、誰に向かってディスプレイしているんでしょうね。

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(2018.08.30・学が丘北公園)

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2018年9月 1日 (土)

ショウリョウバッタ

いつもの公園の、あまり人の通らない小道を歩いていると、足元から次々とショウリョウバッタが跳び出してきました。
沢山いる上に動きが鈍重で簡単に捕まえられるからか、虫取りに興じていた子供の頃にもあまり人気のないバッタでしたが、なんと言ってもこれのメスは我が国でも最大級の昆虫ですから、当ブログにも一度は登場してもらわなければなりません。

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(2018.08.30・学が丘北公園)

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