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2018年11月 2日 (金)

ツシマキノコカスミカメ?

公園内に積み上げられた伐採木の樹皮の下にいました。
撮影時には頭部の形や生息場所から考えて当然ハナカメムシ類だと思っていたのですが、後で写真を確認すると単眼が見当たらず、どうやらカスミカメムシのようです。そこでこの科が多数掲載されている日本原色カメムシ図鑑.・第2巻を調べてみると、ツシマキノコカスミカメ Fulvius dimidiatus という種によく当てはまります。
2001年発行の図鑑の説明によると、和名が示す通りこの種は国内では対馬にだけ分布するとされていますが、ネットで検索してみると関東でも発見されているようです。他の地域の情報は見つかりませんでしたが、ここ兵庫県にいても不思議ではないでしょう。
やはりネット情報によれば学名も Fulvius nozawai Yasunaga & Wolski, 2017 に変わっているようです。

_dsc4413
図鑑には体長3.3mmとされていますが、この個体はやや大きく約4mmです。

_dsc4424
同じ個体です。

_dsc4435
同じ場所にいた別個体ですが、体長はほぼ同じです。

_dsc4430
最初のもこの個体も腹部が膨れていて、雌ではないかと思います。

(2018.10.26・学が丘北公園)


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