ヒロヘリアオイラガ?の卵塊
まだ越冬昆虫を探す時期でもないんですが、ヤツデを見るとつい葉の裏を覗いてみたくなります。で、この日見つけたのがこんな卵。
こんな薄っぺらな卵を確か以前にBABAさんのところで見たはずだと思って探してみると、ありました。カキの葉の裏に産み付けられたイラガの卵塊です。ただしよく似ているものの、1個の卵の大きさはこちらの方が小さく(約1.1×0.8mm)、また表面の網目模様も大まかです。それにこの公園ではまだイラガの幼虫も繭も見たことが無いので、その仲間でこの場所に多いヒロヘリアオイラガの卵ではないかと考えました。
その線でネット上の画像を探してみると、よく似たものがいくつか出てきます。またこの種がヤツデにつくというのは聞いたことがありませんでしたが、「みんなで作る日本産が類図鑑V2」に実際にヤツデを食う幼虫の写真も紹介されていたので、多分これで合っているのではないかと思います。
表面にはきれいな網目模様。その後同じ場所に行く機会がまだ無く、今頃は孵化した幼虫が葉を食い荒らしているところでしょうが、今後ヤツデの葉をめくる際は気をつけないといけませんね。
(2018.10.26・学が丘北公園)
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