* 2023.12.06・タイトルと記事修正 *
当初タイトルを「カドムネチビヒラタムシ」としていましたが、entomology6 さんより、暗色の個体はハラグロカドムネチビヒラタムシ Placonotus sp.だろうとご指摘を受けました。カドムネチビヒラタムシと同属の未記載種で、和名も仮名だそうです。両種の違いについてはentomology6 さんのブログ 夢の中の虫 2023年11月27~29日に詳しく紹介されています。タイトルを変更し、記事の最後に画像を追加しました。
朽ち木の樹皮を剥がしてこの集団が現れた時は初めて見る甲虫かと思って喜んだのですが、調べてみると以前の記事にも出したカドムネチビヒラタムシ Placonotus testaceus でした。ただ前回撮影したものはどの個体も木屑まみれでしたが、今回の集団はわりあい綺麗で、特徴がよく見えます。
* 体色の明るい方がカドムネチビヒラタムシ、暗い方がハラグロカドムネチビヒラタムシです。
体長は1.7mmから2mmくらいです。上翅基部から前胸背板、頭部にかけての色が黒に近い個体と濃い褐色の個体が混ざっています。雌雄で体色が異なるのかと思いましたが、触角の長い方が雄だそうなので、体色は関係なさそうです。
樹皮下での生活に適応した平べったい体つきです。
これはどちらも雌。
雄は明らかに触角が長いので区別できます。顎の上にくっついているのはダニでしょうか。
雌の顔。
以下、追加画像です。
これがカドムネチビヒラタムシ。
こちらがハラグロカドムネチビヒラタムシ。
(2018.12.14・学が丘北公園)
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