カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)
これはカザグルマケイソウ Actinoptychus の一種です。
写真に写っている8個の細胞のうち画面上の4個と右下の1個は殻の上面にピントが合っていますが、残りの3個は奥の方にピントが来ています。これは多分細胞が複数個積み重なって段差が出来ているのためではないかと思います。
円筒を輪切りにしたような形の細胞の蓋と底に当たる面は放射状に区分けされていて、凸部と凹部が交互に並んでいます。これは凸部にピントを合わせているのですが、左の細胞はかなり、右の細胞も少し傾いていてぼやけた部分があります。また凸部の外縁部に把手のような、あるいは紐を通す輪のような突起が見えます。
これは凹部の殻面にピントを合わせたもの。凸部の殻の下の葉緑体が見えています。
(2018.12.27・西舞子海岸にて採集)
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