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2019年1月の31件の記事

2019年1月31日 (木)

ヒラタハネカクシ

これも以前に一度出しているヒラタハネカクシです。体長は約4mmで前回撮影した2個体より小さく、大顎も小ぶりです。雌雄の違いをどこで見分けるのか分かりませんが、雌ではないかと思います。

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(2019.01.24・学が丘北公園)

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2019年1月30日 (水)

ツヤツツキノコムシ

ツヤツツキノコムシ Octotemnus laminifrons は昨年5月にも出していますが、今回は朽ち木の樹皮下から出てきました。気温が低いせいかあまり動き回らずにいてくれたので、前回は捉えられなかった角度からこのユニークな形の頭部を撮影することが出来ました。

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このスタイルで体長が2ミリでなく、せめて2センチもあったら子供たちの人気者になれたことでしょう。

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大顎は上下2段構えの構造で、上の分枝は角のように上方に反り返り、下の分枝は短いながら鋭い歯を備えています。

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上に反り返った分枝はピントを外れて見えませんが、下の分枝の歯が見えています。

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腹面です。

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(2019.01.24・学が丘北公園)


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2019年1月29日 (火)

ペラネモプシス(Peranemopsis sp.)

以前にも出したペラネモプシス Peranemopsis の一種ですが、前回より高倍率で撮ったので鞭毛の動きが分かりやすくなったと思います。

途中、通りかかった珪藻を鞭毛の先で探っているように見えますが、多分そう見えるだけなんでしょうね。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年1月28日 (月)

ケルコモナス(Cercomonas sp.)

今回も動画のみ。これはケルコモナス Cercomonas の一種だと思います。
2本の鞭毛を持つ鞭毛虫ですが、細胞の後半部がアメーバのように変形します。鞭毛のうち1本を前方に伸ばし、1本を後ろに曳いて移動していますが、アメーバ状の後半部が後に長く伸びて今にもちぎれそうに見えながら、再び縮んで本体に吸収されるところはなんとも不思議な光景です。


2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年1月27日 (日)

アメーバと謎の泡状物体

少々大げさなタイトルを掲げましたが今回は動画だけです。
移動中の小型のアメーバを撮影していると、行く手にあった透明の泡状の物体に接触し、それを後部にくっつけたまま方向を転じて移動を続けていたのですが、やがてその泡を包み込もうとするように仮足を拡げ始めたと思ったら、突然泡が破裂してしまいました。
このアメーバはサッカメーバ Saccamoeba 属の一種ではないかと思いますが、違うかも知れません。たまたま接触したこの泡状物体を餌と認識していたようにも見えますが、実際はどういうことだったんでしょうね。

2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年1月26日 (土)

アメーバの一種

採集してから3週間ばかり放置していた池の水を覗いてみると、こんな小さなアメーバが見つかりました。この大きさでは細部はよく見えませんが、紐のような細長い仮足をだすのでベキシリフェラ Vexillifera 属かコロトネベラ Korotnevella 属あたりではないかと思っています。
下の写真と動画は別の細胞ですが、おそらく同じ種でしょう。紐状仮足を出すところは動画でよく確認できます。

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2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年1月25日 (金)

オフリディウム(Ophrydium sp.)

これはオフリディウム(Ophrydium)の一種だと思います。ツリガネムシの仲間ですが柄はなく、細胞の後端で他物に付着します。時には非常に大きな群体を作るそうで、下の写真の細胞も最初5個くらいかたまっていたのですが、団子になってしまってなかなか口を開かないのでカバーグラスをつついて1個だけ切り離しました。
写真1枚目は位相差、2・3枚目は偏斜照明です。

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囲口部はかなり複雑な構造を持っているようです。

動画では収縮胞の消長や繊毛の動きが見られます。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影)

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2019年1月24日 (木)

バンネラ(Vannella sp.)

いつもの池で採集してきてしばらくベランダに放置していた水を調べてみると、こんなアメーバがたくさん見つかりました。バンネラ属 Vannella の一種だと思います。
団扇のような単純な形で、あまり大きく変形することなく移動していました。この仲間にはもっと大きな種もあるようですが、今回見られたのは差し渡し15から20µmほどしかなく、細部を見るにはちょっと厳しい大きさです。

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1枚目は微分干渉、2枚目は位相差です。



(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影)

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2019年1月23日 (水)

マルサヤワムシ科 Beauchampia crucigera(改題)

* 2019.12.19・追記とタイトル変更 *

やはりマルサヤワムシ科でした。ネット上を探すと crucigera (Dutrochet, 1812)として、このワムシによく似た画像が多数出てきます。写真を見比べる限り違いは無さそうなので、おそらく同種でしょう。「ヒルガタワムシ科」としていたタイトルを変更します。

このワムシ、細長い管室から出入りしているので最初マルサヤワムシの仲間かと思ったのですが、背触手が長く、腹触手が見えないといった特徴から考えるとどうもヒルガタワムシ類(ヒルガタワムシ目 Bdelloidea)のようです。この仲間に管室を作る種があるということは知りませんでしたが、手元の図鑑によればドロヒルガタワムシ科(Habrotrochidae)の一部にそういう種があるそうです。ただ、形態からはミズヒルガタワムシ科(Philodinidae)が近いように思えます。

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足は管室の底までとどいているようで、この足の長さはネプチューンヒルガタワムシ Rotaria neptunia 並みですね。

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長い背触手が目立ちます。

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一度引っ込んだ管室の中から出てきたところで、腹側から撮れたのはこの1枚だけでした。輪盤を取り巻く繊毛が盛んに運動しています。

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繊毛が見事に同調して運動していることが分かります。


(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影

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2019年1月22日 (火)

ハスフネケイソウ属の一種(Neidium sp.)

珪藻が画面を横切っていくだけの動画です。
ハスフネケイソウ属(Neidium)の一種だと思います。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影

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2019年1月21日 (月)

メクラカニムシ科の一種(?Paratemnoides sp.)

4年前の記事とほとんど同じ内容ですが、ムクノキ樹皮下のメクラカニムシです。

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体長1.1mmほどの幼虫。透き通るように白い体です。

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同じ個体。

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この幼虫はやや体色が出はじめています。体長1.2mm.

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成虫もいました。約2.3mm。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月20日 (日)

チマダラヒメヨコバイ

昨日の記事のオソイダニと同じムクノキの樹皮下に隠れていたチマダラヒメヨコバイです。

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(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月19日 (土)

オソイダニ科の一種

ムクノキの樹皮を剥がすといつものハイイロチビフサヤスデの集団。またかと思いながら念のためその周りをルーペで調べていると見覚えのあるダニがいました。以前に一度だけ撮影しているオソイダニ科 Cunaxidae の一種です。

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長く伸びた顎体部の先まで約0.7mm。そばを通り過ぎるハイイロチビフサヤスデが巨大に見えます。

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前脚のようにも見える長い触肢をゆっくり上げ下ろししていました。

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前方に突き出しているのが触肢ですが、細部を見るには解像度が足りません。

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フサヤスデの毛の脱皮殻がかなり足手まといになっているようです。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月18日 (金)

クロスジホソサジヨコバイ若齢幼虫

ヤツデの葉の裏で見つけたクロスジホソサジヨコバイの若齢幼虫。これまで何度も撮っている被写体ですが、こんなに小さいのは多分初めてです。

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体長約1.7mm。複眼が不釣り合いに大きく見えます。

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こんなに小さい頃からお尻の「眼」はちゃんとついているんですね。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月17日 (木)

カシトガリキジラミ幼虫

アラカシの葉裏に、カシトガリキジラミの終齢幼虫がたくさんついていました。
以前、3月中旬に多数の成虫が羽化してくるのを見たことがありますが、すでにこの季節に終齢まで成長しているとは意外でした。

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体長約2.6mm。

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これは別個体。

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大きな終齢幼虫の中に、こんな小さいのが1匹だけいました。体長は0.75mmくらい。以前、5月の中旬に撮った2齢幼虫と、少し色は違いますが大きさや形は同じです。成長が止まっているんでしょうか。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月16日 (水)

ナガワラジムシの一種・子どもたち

葉の裏を覗いて歩いてもほとんど何も見つからないので、足元の石をひっくり返してみると小さな白い虫がぽつぽつとくっついていました。ナガワラジムシの一種の子どもたちだと思います。もともと成体でも色の薄い種のようですが、幼体は透明感があってなかなか奇麗なものです。

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体長約1.2mm。体内に走る茶色い帯は消化管の中の食物でしょうか。

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顔がぼけていますが、同じくらいの大きさの別個体です。脚は6対ですね。

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脱皮殻をつけたまま歩いていた1.4mmくらいの個体です。

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これは少し体色が出てきています。体長約1.6mm。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月15日 (火)

アザミウマ科 Scirtothrips属の一種

* 2019.02.12・タイトル変更 *

時鳥庵 庵主さまより、「Scirtothrips属だと思います。」とのご教示をいただきましたのでタイトルに属名を入れました。

ムクノキの樹皮下にいたアザミウマです。
季節の割には気温の高い日だったせいかすぐに歩き始め、数枚撮ってから角度を変えようとファインダーから目を離したのが間違いで、そのまま見失ってしまいました。手近な割れ目にでも潜り込んでしまったのでしょう。
体長は約0.8mmです。以前の記事でSOさんから「Dendrothrips属だろう」と教えていただいたものに大きさも色合いも似ていますが、前胸背板の形などはっきり異なる部分もあり、別種と思われます。

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(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月13日 (日)

コガタワムシ科の一種

これはコガタワムシ科 Notommatidae の一種だと思います。体が柔らかそうで、ヒルガタワムシを太短くしたような体型です。

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体長が400µm近い大型種です。

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二股に分かれた短い趾が見えています。

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体がほとんど透明なので咀嚼板もよく見えます。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影)

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2019年1月12日 (土)

繊毛虫の一種

活発に動き回る繊毛虫の一種ですが、これといった特徴が見えず、何の仲間なのか見当がつきません。

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(2018.12.29・明石公園・桜堀にて採集)

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2019年1月11日 (金)

テトラヒメナの一種?(?Tetrahymena sp.)

ゾウミジンコの死骸の内部に多数の繊毛虫が入り込んでいました。すべて同じ種ではなさそうですが、多いのは長さ40µm前後で洋梨型の種です。2018.05.20の記事の2・3枚目も同じ種かも知れません。テトラヒメナ属 Tetrahymena の一種ではないかと思いますが、よく似たグラウコマ属 Glaucoma と言うのもあって、両者の見分け方がよく分かりません。

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例によって、動画の方が全体の形態がよく分かります。



(2018.12.29・明石公園・桜堀にて採集)

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2019年1月10日 (木)

分裂する鞭毛虫の一種

細胞分裂途上の鞭毛虫を見つけました。
見つけた時にはすでに両手で持った餅を左右に引きちぎる途中のような状態で、それぞれの片割れから2本の鞭毛が伸びていました。
見ていると2個の細胞を繋ぐ橋が段々細くなり糸のようになって、最後にはほとんど見えなくなりましたが、どの時点で完全に分離したのかはよく分かりません。ひょっとしたら動画の最後でもまだ繋がっていたのかも知れません。

分裂後の大きさは10µmくらいで、使用したレンズでは細部がよく見えず、名前も分かりません。編集ソフトでコントラストを上げています。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集)

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2019年1月 9日 (水)

ハラアシワムシの一種(Gastropus sp.)

ハラアシワムシ属(Gastropus)の一種です。
昨年6月に出したものと比べると体長が半分程度で、また体色も前回のものが大部分濃い緑色をしていたのに対してこれはほぼ無色透明なので別種ではないかと思います。

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これは背面から見たところ。

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こちらは側面で、腹部の後方から短い足が覗いています。。

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これは腹面。足の先の、二股に分かれた趾が見えています。

この属はミドリワムシ属(Ascomorpha)とともにハラアシワムシ科に含まれますが、この科のワムシは被甲が無いか、ごく薄い被甲を持つということです。そのせいだと思いますが、下の動画を見ていても体が非常に柔軟そうに見えます。



(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集)

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2019年1月 8日 (火)

ブルサリア属の一種(Bursaria sp.)

大型の繊毛虫、ブルサリア Bursaria(フクロミズケムシ)の一種です。ちょうど1年前にも同じタイトルで出していますが、その時のものよりやや小型で、形もずんぐりしています。別種なのかもしれません。

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動画です。


(2018.12.11・明石公園・桜堀にて採集)

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2019年1月 7日 (月)

カザグルマケイソウ(Actinoptychus sp.)

これはカザグルマケイソウ Actinoptychus の一種です。

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写真に写っている8個の細胞のうち画面上の4個と右下の1個は殻の上面にピントが合っていますが、残りの3個は奥の方にピントが来ています。これは多分細胞が複数個積み重なって段差が出来ているのためではないかと思います。

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円筒を輪切りにしたような形の細胞の蓋と底に当たる面は放射状に区分けされていて、凸部と凹部が交互に並んでいます。これは凸部にピントを合わせているのですが、左の細胞はかなり、右の細胞も少し傾いていてぼやけた部分があります。また凸部の外縁部に把手のような、あるいは紐を通す輪のような突起が見えます。

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これは凹部の殻面にピントを合わせたもの。凸部の殻の下の葉緑体が見えています。

(2018.12.27・西舞子海岸にて採集)


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2019年1月 6日 (日)

ワムシを呑み込むディレプタス属の一種

これはディレプタス属 Dileptus の一種だと思います。細胞の前端部が象の鼻のように長く伸びた大型の繊毛虫ですが、今回見つけたものは特に大きく、体を伸ばすと1mmほどにもなります。

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ここで動画を1本。

撮影中に水分が蒸発して少なくなり、カバーガラスに押えられてかなり扁平になっています。

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細胞の前端部です。よく動く象の鼻のような部分(proboscis)の基部に細胞口が開いています。

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こちらが後端部。珪藻を食べたようです。

しばらく撮影を続けていましたが、ちょっと目を離している間にこんなことになっていました。

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一緒に入ってきていたハネウデワムシにかぶりついています。

慌てて1枚撮ってから動画に切り替えました。

あれよあれよと言う間に呑み込まれてしまいました。まるでウワバミです。

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こんな大きな獲物を消化できるんでしょうか。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集)

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繊毛虫の一種

くるくる回っていた小型の繊毛虫です。細胞の周囲に繊毛環が2列あるように見えます。遊泳性のツリガネムシの仲間かも知れません。

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(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集)

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2019年1月 5日 (土)

ハオリワムシの一種 (Euchlanis sp.)

ハオリワムシ属 Euchlanis のワムシは以前にも出していますが、それに比べると被甲の形がかなり幅広く、多分別種だと思います。

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動画です。

(2018.12.27・明石公園 桜堀にて採集)

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2019年1月 4日 (金)

渦鞭毛藻の一種(Cochlodinium sp.)

海で採集した渦鞭毛藻類の一種です。
コクロディニウム属 Cochlodinium ではないかと思いますが、細胞表面を走る縦溝・横溝の配置が写真では不明瞭で、確実ではありません。

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写真では鞭毛も見えませんが、次の動画で横鞭毛の運動がどうにか確認できます。

(2018.12.27・西舞子海岸にて採集)

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2019年1月 3日 (木)

ウズムシの一種?

これはウズムシの一種だと思いますが、はっきりしません。シャーレの底を滑るように、かなりの速さで移動していましたが、カバーガラスの下に閉じ込めるとあまり動かなくなってしまいました。
体表の繊毛の動きが波のように見えます。

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動画です。


(2018.12.27・西舞子海岸にて採集。)

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2019年1月 2日 (水)

カイアシ類の一種

近所の海で採集したカイアシ類 Copepoda の一種です。カラヌス目(ヒゲナガケンミジンコ目)だと思いますが、それから先はさっぱり分かりません。

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付属肢の先が羽毛のように枝分かれして、その上赤いので非常に目立ちます。

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動画です。

(2018.12.27・西舞子海岸にて採集)

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2019年1月 1日 (火)

クリマコスフェニアの一種(Climacosphenia sp.)

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

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初日の出のつもりで選んだのですが、ちょっと無理がありますか?
これはネット採集で入ってきたものですが本来付着性の珪藻で、クリマコスフェニア属Climacospheniaの一種だと思います。下田海洋プランクトン図鑑というサイトにC. moniligeraという種の生体画像が出ていて、よく似ています。

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シャーレの水中で漂っているのを見ると八重の花のような立体的な群体なのですが、カバーガラスで押さえつけると全く重ならずに綺麗に拡がってくれました。

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見たところ平面的ですが細胞にはかなり厚みもあるようで、全面にピントを合わせることが出来ません。これは11枚使った深度合成です。

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中心部を拡大すると、細胞を繋いでいる寒天質の柄が見えます。また別種の小型の珪藻がこの部分に集まっているようです。

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多数の茶色い粒は葉緑体です。

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殻面にピントを合わせると細かな模様が見えてきます。

(2018.12.27・西舞子海岸にて採集)

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