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2019年1月23日 (水)

マルサヤワムシ科 Beauchampia crucigera(改題)

* 2019.12.19・追記とタイトル変更 *

やはりマルサヤワムシ科でした。ネット上を探すと crucigera (Dutrochet, 1812)として、このワムシによく似た画像が多数出てきます。写真を見比べる限り違いは無さそうなので、おそらく同種でしょう。「ヒルガタワムシ科」としていたタイトルを変更します。

このワムシ、細長い管室から出入りしているので最初マルサヤワムシの仲間かと思ったのですが、背触手が長く、腹触手が見えないといった特徴から考えるとどうもヒルガタワムシ類(ヒルガタワムシ目 Bdelloidea)のようです。この仲間に管室を作る種があるということは知りませんでしたが、手元の図鑑によればドロヒルガタワムシ科(Habrotrochidae)の一部にそういう種があるそうです。ただ、形態からはミズヒルガタワムシ科(Philodinidae)が近いように思えます。

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足は管室の底までとどいているようで、この足の長さはネプチューンヒルガタワムシ Rotaria neptunia 並みですね。

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長い背触手が目立ちます。

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一度引っ込んだ管室の中から出てきたところで、腹側から撮れたのはこの1枚だけでした。輪盤を取り巻く繊毛が盛んに運動しています。

Img_24452
繊毛が見事に同調して運動していることが分かります。


(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.05撮影

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