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2019年2月の24件の記事

2019年2月28日 (木)

カラエリヒゲムシの一種(Salpingoeca sp. )

これは襟鞭毛虫の仲間の、カラエリヒゲムシ Salpingoeca の一種だと思います。
壺型の殻の中に入っていて、ラッパ状に開いた殻の口から長い鞭毛を伸ばしています。

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もう少し鮮明に撮りたいところですが、それにはちょっと小さ過ぎます。

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この写真では細胞の中心付近の断面を見ている格好なので開口部のラッパ状の「襟」が2本の角状突起のように見えてしまいます。

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で、少し手前にピントを移動させると、これが2本の突起ではなく開口部を取り巻く「襟」を構成していることが辛うじて分かります。


(2019.02.11・自宅に保存したペットボトルの水)

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2019年2月27日 (水)

ペラネマの一種?(?Peranema sp.)

昨年暮れに「鞭毛虫の一種(?Peranema sp.)」という記事を出しましたが、今回のものの方がペラネマ Peranemaで、前回のものはヘテロネマ Heteronema なのかも知れません。
「淡水微生物図鑑」によればペラネマ Peranema は2本の鞭毛のうち「1本は太く長いが、他方は短く細胞表面にくっついているので見にくい」とあります。今回のものはその説明通り、1本は常に活発に運動していますがもう1本はときどき辛うじて見えるくらいです。それに対して前回のものは2本の鞭毛が細胞表面から離れてはっきり見えていました。また今回のものの方がかなり大きいのですが、ペラネマもヘテロネマもサイズにはかなりの幅があるようで、あまり参考になりません。
それにしても、よくもまあこれだけくねくねと変形するものだと思います。


(2019.02.11・自宅に保存したペットボトルの水)

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2019年2月25日 (月)

繊毛虫を呑み込んだアメーバの一種

アメーバが獲物を捕えるところを一度撮影したいと思っているのですが、いつも見つけた時にはすでに獲物が取り込まれた後で、なかなかその瞬間に立ち会う機会がありません。
この動画も獲物の繊毛虫がアメーバの細胞内に完全に呑み込まれた状態から始まっていますが、それでも最初のうちはアメーバの内部で繊毛虫が盛んに動いているのが見えます。ときどき見える細胞口の様子から多分こちらと同じ、テトラヒメナ Tetrahymena 或いはグラウコマ Glaucoma あたりではないかと思います。


(2019.02.11・自宅に保存したペットボトルの水)

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2019年2月24日 (日)

コクリオポディウムの一種(Cochliopodium sp.)

有殻アメーバの一種、コクリオポディウム(Cochliopodium sp.)です。以前にも出していますが、同じ種なのかどうかは分かりません。

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カバーガラスの下面に付着して移動中。扇状に拡がった仮足の表面がこぶ状の隆起に覆われているのが分かります。

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別の細胞ですが、横向きになったところ。頭巾を被った西瓜といったところでしょうか。

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表面にピントを合わせるとやはりこぶ状隆起に覆われています。



(2019.02.11・自宅に保存したペットボトルの水)

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2019年2月23日 (土)

ウスゲユビダニの一種(Neoteneriffiola sp.)

この時期、樹皮下でよく見かける体長1mmほどの赤いダニですが、以前の記事へのコメントでクロアリさんからユビダニ科のウスゲユビダニの一種 Neoteneriffiola sp. と教えていただきました。
触肢先端に並んだ太短い爪が特徴の一つということなので、前回より倍率の高いレンズに換えてその部分を狙ってみました。

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(2019.02.15・明石公園)

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2019年2月22日 (金)

ユスリカを捕えたウロコアシナガグモ

真冬並みの寒い日でしたが、キンモクセイの葉の裏でウロコアシナガグモがユスリカを捕えていました。

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(2019.2.15・明石公園)

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2019年2月21日 (木)

モンツキダニ属の1種

昨日に続き、アキニレの樹皮下のダニです。
体の後部両側によく目立つ円い黒紋があって、以前の記事でAcleris さんから教えていただいたモンツキダニ科モンツキダニ属 Trhypochthonius の一種だと思います。ただし同種ではなさそうです。

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体長は0.6~0.7mmくらい。

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体内に液体でも充満しているかのように半透明で、丸々と太っています。

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胴感毛は棍棒状です。銀色に光る棒状のものを抱えているように見えますが、何かの脱皮殻か蛹の抜け殻のようなものでしょうか。

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こちらは脱皮中。

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こちらはずいぶん萎びた感じですが、別種でしょうか。体長もやや小さめです。

(2019.02.15・明石公園)



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2019年2月20日 (水)

クローバービラハダニ

体長0.8mmほどもある、大きなハダニです。クローバービラハダニ Bryobia praetiosa だと思います。主に葉野菜を加害する害虫だそうです。アキニレの樹皮下で越冬していました。

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周囲に散らばっているのは円いものは卵のように見えますが、本種と関係があるのかどうか分かりません。

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左右の眼の間から突き出している4本の突起の長さが、近似種のニセクローバービラハダニB. rubrioculus との区別点の一つのようです。

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背面を覆う皺と、先の拡がったような形の毛(胴背毛)が特徴的です。

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前脚が長いのも特徴の一つです。

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近くにいた別個体。本種は雌しか見つかっていないそうです。

(2019.02.15・明石公園)

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2019年2月19日 (火)

ハネカクシ科 Lispinus属の一種

一昨日の記事の不明ハネカクシと同じ場所にいた別種のハネカクシです。以前の記事に Lispinus sp. として掲載したものと同種と思われます。前回は一箇所に多数の個体が集まっていましたが、今回は1匹だけでした。体長は約3.5mmです。

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頭部側面に細かな網目模様。

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腹節にも。

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(2019.02.15・明石公園)

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2019年2月18日 (月)

クダアザミウマ科の一種・幼虫

アキニレの樹皮下で1匹だけ見つけたクダアザミウマの幼虫です。

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まるまる太って、頭部がとても小さく見えます。体長約1.5mm。

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(2019.02.15・明石公園)

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2019年2月17日 (日)

ハネカクシの一種

朽ち木の樹皮下から出てきた体長2.3mmほどのハネカクシです。
このサイズのハネカクシは難しそうだと思いながら保育社の甲虫図鑑をかなり念入りに調べたのですが、案の定ぴったりくるものが見つかりません。写真を見ると鞘翅の会合部に特徴があって、また尾節板に棘が5本並んでいます。このあたりから見当がつかないものかと、いくつかの属名で画像検索をかけてみたのですが、今のところ当たりがありません。
以前にも撮っているのではないかと思って探してみると、6年前の記事によく似た種を、やはり所属不明のまま掲載していました。しかしそれには上に挙げた尾節板や鞘翅会合部の特徴は見られないので別種のようです。

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鞘翅会合部後半に畝のような盛り上がりがあります。

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尾節板に棘が5本。

(2019.02.15・明石公園)

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2019年2月16日 (土)

甲虫の不明幼虫

伐採木の樹皮下にいた幼虫です。甲虫類には間違いありませんが、そこから先がさっぱり分かりません。体長約3.8mmです。

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(2019.01.24・学が丘北公園)

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2019年2月15日 (金)

オキシトリカの一種?(?Oxytricha sp.)

細長い繊毛虫の一種で、オキシトリカ Oxytricha ではないかと思いますが、よく似たアンフィシエラ Amphisiella というのもいて、そちらの方かも知れません。活発に泳ぎ回っていました。

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1枚目と2枚目は別個体で、少し大きさが違います。

動画です。被写体の動きになかなかついて行けません。


(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.02.08撮影)

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2019年2月14日 (木)

繊毛虫を呑み込もうとして断念したアメーバ

繊毛虫の一種アスピディスカ(Aspidisca sp.)にアメーバが絡みついているのを見つけました。このままじわじわと獲物を呑み込んでしまうのかと思って見ていると、相手が大き過ぎることに気付いたのかやがて包囲を解いて立ち去ってしまいました。
命拾いしたアスピディスカは再び元気に泳ぎ始めましたが、やや形がいびつになっているように見えます。

アメーバの種類はよく分かりません。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.02.08撮影)

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2019年2月13日 (水)

ワムシを食べたオオタイヨウチュウ

ちょうど1年前にも記事にしたオオタイヨウチュウ (Actinosphaerium sp.)です。

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これは細胞の表面近くにピントを合わせたものですが…。

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ピント面を内部へ移動させると、ワムシの形が見えてきました。

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被甲や肢・趾の形がはっきり分かります。ウサギワムシ Lapadella の一種でしょう。ほとんど動かないように見えるオオタイヨウチュウが、こんな獲物をどうやって捕まえるんでしょうね。一度その現場を見たいものです。

動画では、同じく捕えられたスナカラムシ Tintinnopsis sp. の姿や、オオタイヨウチュウの非常に緩慢な移動が見られます。

(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)

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2019年2月12日 (火)

分裂する繊毛虫(?Tetrahymena sp.)

分裂途上の繊毛虫を見つけました。おそらくこちらと同じもので、テトラヒメナTetrahymena の一種だと思いますが、違うかもしれません。動画は途中で端折っていますが、最初から最後まで約9分かかっています。

 

 


(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)

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2019年2月10日 (日)

2月のワムシたち

ツボワムシハネウデワムシミツウデワムシ、カメノコウワムシ、他にもいるかも知れません。飛び入りでゾウミジンコトラケリウスも姿を見せます。

(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)

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2019年2月 9日 (土)

オカメミジンコ

卵を持ったオカメミジンコです。

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(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)

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2019年2月 7日 (木)

カラタイヨウチュウ?(?Acanthocystis sp.)

これはタイヨウチュウ類のカラタイヨウチュウ属(アカントキスティス Acanthocystis)の一種だと思いますが、違っているかも知れません。長く伸びた軸足にたくさんの小さな粒々がついていますが、それが滑るように前後に移動するのが何か別の生物のようで、不思議な光景です。

 



(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年2月 6日 (水)

鞭毛虫の一種(?Peranema sp.)

葉緑体を持たないミドリムシの仲間です。
「淡水微生物図鑑」で調べるといずれもヘテロネマ目で2本の鞭毛を持つヘテロネマ属 Heteronema とペラネマ属 Peranema が候補になるのですが、どちらにも一致しない点があります。下の動画を見ると細胞後端は丸くなっていて、その部分が尖るというヘテロネマとは違うようですし、2本の鞭毛はいずれもはっきり見えていて、短い方は細胞表面にくっついていて見にくいというペラネマの特徴にあてはまりません。しかし激しく変形するところなど、後者の方が一致点が多いように思えるので、とりあえず疑問符付きで属名を掲げておきます。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)

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2019年2月 5日 (火)

ストリアメーバ?(?Striamoeba sp.)

先日掲載したバンネラVannella sp.によく似た、扁平であまり大きく変形しないアメーバです。月井雄二著「淡水微生物図鑑」で候補を探すとテカメーバ Thecamoeba属 かストリアメーバ Striamoeba属のどちらかになりますが、大きさから前者は除外してよさそうです。と言っても自信は全くないので疑問符付きのタイトルとしておきます。

Striamoeba

次の動画も同じ個体です。

(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.31撮影)


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2019年2月 4日 (月)

ツチトビムシを捕食するアギトダニ科の一種(改題)

* 2022.03.01・タイトルと記事訂正 *
当初トゲダニ科の一種としていましたが、その後調べてみるとトゲダニ科ではなくアギトダニ科(Rhagidiidae)だったようです。タイトルと記事を訂正します。

朽ち木から剥ぎとった樹皮の裏側を歩き廻っていた白いダニ。

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体長約0.6mm。トゲダニの一種だろうと思いますが、この色からするとまだ子どもなんでしょうか。

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しばし立ち止まって木屑の間に頭を突っ込んでいましたが、出てきた時には獲物を咥えていました。ツチトビムシの仲間のようです。

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しばらく追いかけているとまた別の獲物を捕えました。同じツチトビムシです。先の獲物は吸いつくしたのか、どこかに捨ててきたようです。

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撮影している間に少なくとも4匹の獲物を捕えたようでしたが、先に捕えていた獲物をどうしたのか、暗いファインダー越しに確認することはついにできませんでした。

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レンズを交換してもっと高倍率で撮りたかったのですが、その間に見失う公算大なので諦めました。

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また狙っています。

(2019.01.24・学が丘北公園)

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2019年2月 2日 (土)

ホソムネホソヒラタムシ?(Silvanoprus ?angusticollis)

昨日の記事と同じ伐採木の樹皮下にいた体長2.7mmほどの小甲虫です。ホソヒタラムシ科のホソムネホソヒラタムシ Silvanoprus angusticollis だと思います。
海外サイトで見つけた標本画像と見比べても違いは認められませんが、保育社の甲虫図鑑の説明によれば、国内のSilvanoprus属にはそこに掲載されている3種の他にも更に3種の記録があり、また若干の未記載種も存在するということです。同属他種の可能性もあるかも知れません。

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(2019.01.24・学が丘北公園)

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2019年2月 1日 (金)

セスジデオキスイ属の一種?(?Brachypeplus )

伐採木の樹皮をめくってこの虫を見つけた時はずんぐりしたハネカクシだと思ったのですが、帰宅して写真を調べるとケシキスイの仲間でした。ただ保育社の甲虫図鑑には特徴の一致するものがなく、それでもなんとなく Brachypeplus(セスジデオキスイ属)に近そうなので属名で検索してみると、よく似た標本画像がいくつか見つかりました。どれも海外サイトで、また保育社の図鑑に掲載されている同属の2種も国内の分布域は琉球諸島だけのようです。
しかしさらに探すと、いつも拝見している「害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)」に、セスジデオキスイの一種 Brachypeplus sp.として標本画像が掲載されていました。「西宮市の埋め立て地で、工場のライトトラップに捕獲された」ものだそうですが、下の写真と同じもののように見えます。場所も近所なので、同種の可能性が高そうです。

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周りはトビムシだらけでしたが、餌にはならないんでしょうかね。

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体長約3.8mm。

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(2019.01.24・学が丘北公園)

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