カラエリヒゲムシの一種(Salpingoeca sp. )
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昨年暮れに「鞭毛虫の一種(?Peranema sp.)」という記事を出しましたが、今回のものの方がペラネマ Peranemaで、前回のものはヘテロネマ Heteronema なのかも知れません。
「淡水微生物図鑑」によればペラネマ Peranema は2本の鞭毛のうち「1本は太く長いが、他方は短く細胞表面にくっついているので見にくい」とあります。今回のものはその説明通り、1本は常に活発に運動していますがもう1本はときどき辛うじて見えるくらいです。それに対して前回のものは2本の鞭毛が細胞表面から離れてはっきり見えていました。また今回のものの方がかなり大きいのですが、ペラネマもヘテロネマもサイズにはかなりの幅があるようで、あまり参考になりません。
それにしても、よくもまあこれだけくねくねと変形するものだと思います。
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アメーバが獲物を捕えるところを一度撮影したいと思っているのですが、いつも見つけた時にはすでに獲物が取り込まれた後で、なかなかその瞬間に立ち会う機会がありません。
この動画も獲物の繊毛虫がアメーバの細胞内に完全に呑み込まれた状態から始まっていますが、それでも最初のうちはアメーバの内部で繊毛虫が盛んに動いているのが見えます。ときどき見える細胞口の様子から多分こちらと同じ、テトラヒメナ Tetrahymena 或いはグラウコマ Glaucoma あたりではないかと思います。
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有殻アメーバの一種、コクリオポディウム(Cochliopodium sp.)です。以前にも出していますが、同じ種なのかどうかは分かりません。
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この時期、樹皮下でよく見かける体長1mmほどの赤いダニですが、以前の記事へのコメントでクロアリさんからユビダニ科のウスゲユビダニの一種 Neoteneriffiola sp. と教えていただきました。
触肢先端に並んだ太短い爪が特徴の一つということなので、前回より倍率の高いレンズに換えてその部分を狙ってみました。
(2019.02.15・明石公園)
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昨日に続き、アキニレの樹皮下のダニです。
体の後部両側によく目立つ円い黒紋があって、以前の記事でAcleris さんから教えていただいたモンツキダニ科モンツキダニ属 Trhypochthonius の一種だと思います。ただし同種ではなさそうです。
体内に液体でも充満しているかのように半透明で、丸々と太っています。
胴感毛は棍棒状です。銀色に光る棒状のものを抱えているように見えますが、何かの脱皮殻か蛹の抜け殻のようなものでしょうか。
こちらはずいぶん萎びた感じですが、別種でしょうか。体長もやや小さめです。
(2019.02.15・明石公園)
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一昨日の記事の不明ハネカクシと同じ場所にいた別種のハネカクシです。以前の記事に Lispinus sp. として掲載したものと同種と思われます。前回は一箇所に多数の個体が集まっていましたが、今回は1匹だけでした。体長は約3.5mmです。
(2019.02.15・明石公園)
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朽ち木の樹皮下から出てきた体長2.3mmほどのハネカクシです。
このサイズのハネカクシは難しそうだと思いながら保育社の甲虫図鑑をかなり念入りに調べたのですが、案の定ぴったりくるものが見つかりません。写真を見ると鞘翅の会合部に特徴があって、また尾節板に棘が5本並んでいます。このあたりから見当がつかないものかと、いくつかの属名で画像検索をかけてみたのですが、今のところ当たりがありません。
以前にも撮っているのではないかと思って探してみると、6年前の記事によく似た種を、やはり所属不明のまま掲載していました。しかしそれには上に挙げた尾節板や鞘翅会合部の特徴は見られないので別種のようです。
(2019.02.15・明石公園)
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繊毛虫の一種アスピディスカ(Aspidisca sp.)にアメーバが絡みついているのを見つけました。このままじわじわと獲物を呑み込んでしまうのかと思って見ていると、相手が大き過ぎることに気付いたのかやがて包囲を解いて立ち去ってしまいました。
命拾いしたアスピディスカは再び元気に泳ぎ始めましたが、やや形がいびつになっているように見えます。
アメーバの種類はよく分かりません。
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ちょうど1年前にも記事にしたオオタイヨウチュウ (Actinosphaerium sp.)です。
被甲や肢・趾の形がはっきり分かります。ウサギワムシ Lapadella の一種でしょう。ほとんど動かないように見えるオオタイヨウチュウが、こんな獲物をどうやって捕まえるんでしょうね。一度その現場を見たいものです。
動画では、同じく捕えられたスナカラムシ Tintinnopsis sp. の姿や、オオタイヨウチュウの非常に緩慢な移動が見られます。
(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)
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分裂途上の繊毛虫を見つけました。おそらくこちらと同じもので、テトラヒメナTetrahymena の一種だと思いますが、違うかもしれません。動画は途中で端折っていますが、最初から最後まで約9分かかっています。
(2019.02.03・明石公園 剛の池にて採集)
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これはタイヨウチュウ類のカラタイヨウチュウ属(アカントキスティス Acanthocystis)の一種だと思いますが、違っているかも知れません。長く伸びた軸足にたくさんの小さな粒々がついていますが、それが滑るように前後に移動するのが何か別の生物のようで、不思議な光景です。
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葉緑体を持たないミドリムシの仲間です。
「淡水微生物図鑑」で調べるといずれもヘテロネマ目で2本の鞭毛を持つヘテロネマ属 Heteronema とペラネマ属 Peranema が候補になるのですが、どちらにも一致しない点があります。下の動画を見ると細胞後端は丸くなっていて、その部分が尖るというヘテロネマとは違うようですし、2本の鞭毛はいずれもはっきり見えていて、短い方は細胞表面にくっついていて見にくいというペラネマの特徴にあてはまりません。しかし激しく変形するところなど、後者の方が一致点が多いように思えるので、とりあえず疑問符付きで属名を掲げておきます。
(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.20撮影)
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先日掲載したバンネラVannella sp.によく似た、扁平であまり大きく変形しないアメーバです。月井雄二著「淡水微生物図鑑」で候補を探すとテカメーバ Thecamoeba属 かストリアメーバ Striamoeba属のどちらかになりますが、大きさから前者は除外してよさそうです。と言っても自信は全くないので疑問符付きのタイトルとしておきます。
(2018.12.29・明石公園 桜堀にて採集・2019.01.31撮影)
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* 2022.03.01・タイトルと記事訂正 *
当初トゲダニ科の一種としていましたが、その後調べてみるとトゲダニ科ではなくアギトダニ科(Rhagidiidae)だったようです。タイトルと記事を訂正します。
朽ち木から剥ぎとった樹皮の裏側を歩き廻っていた白いダニ。
体長約0.6mm。トゲダニの一種だろうと思いますが、この色からするとまだ子どもなんでしょうか。
しばし立ち止まって木屑の間に頭を突っ込んでいましたが、出てきた時には獲物を咥えていました。ツチトビムシの仲間のようです。
しばらく追いかけているとまた別の獲物を捕えました。同じツチトビムシです。先の獲物は吸いつくしたのか、どこかに捨ててきたようです。
撮影している間に少なくとも4匹の獲物を捕えたようでしたが、先に捕えていた獲物をどうしたのか、暗いファインダー越しに確認することはついにできませんでした。
レンズを交換してもっと高倍率で撮りたかったのですが、その間に見失う公算大なので諦めました。
(2019.01.24・学が丘北公園)
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伐採木の樹皮をめくってこの虫を見つけた時はずんぐりしたハネカクシだと思ったのですが、帰宅して写真を調べるとケシキスイの仲間でした。ただ保育社の甲虫図鑑には特徴の一致するものがなく、それでもなんとなく Brachypeplus(セスジデオキスイ属)に近そうなので属名で検索してみると、よく似た標本画像がいくつか見つかりました。どれも海外サイトで、また保育社の図鑑に掲載されている同属の2種も国内の分布域は琉球諸島だけのようです。
しかしさらに探すと、いつも拝見している「害虫屋の雑記帳(ブログ人の保存版)」に、セスジデオキスイの一種 Brachypeplus sp.として標本画像が掲載されていました。「西宮市の埋め立て地で、工場のライトトラップに捕獲された」ものだそうですが、下の写真と同じもののように見えます。場所も近所なので、同種の可能性が高そうです。
周りはトビムシだらけでしたが、餌にはならないんでしょうかね。
(2019.01.24・学が丘北公園)
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