2019年4月の14件の記事
2019年4月30日 (火)
2019年4月29日 (月)
アメーバの一種(Leptophrys sp.)
昨年末以来自宅の室内に放置したままになっているペットボトルの水を久しぶりに覗いてみると、初めて見るタイプのアメーバが見つかりました。ネット上の画像を探してみると、Leptophrys属の仲間のようです。
こういう、いわゆるアメーバの仲間にはいくつもの系統の生物が含まれているそうですが、この Leptophrys は以前に出したケルコモナス Cercomonas と同じケルコゾア門(Cercozoa アメーバ鞭毛虫門)に入れられています。
多数の細長い仮足は無色透明で、微分干渉でもあまりコントラストがつきません。
動画です。
次は2倍速で。
(2019.04.24/25 撮影)
2019年4月28日 (日)
2019年4月27日 (土)
コハリダニの一種(改題)
* 2024.10.10・タイトル変更 *
当初「ハダニの一種(?)」としていましたが、ito さんよりコメントをいただき、コハリダニの一種と教えていただきましたので、タイトルを変更しました。
モチノキの葉をこんな風に黒く変色させた犯人は、お馴染みのタイワントガリキジラミだろうと思ったのですが・・・。
ハダニの一種でしょうか。体長は約0.25mmです。周りの卵を産んだ雌のようです。
卵は長円形で長さは、01mm足らず。周囲の色反射か、変な色に写ってしまいました。
隣の窪みには孵化直後らしい幼虫もいました。体長.01mmちょっとで、脚は3対のようです。
「虫こぶハンドブック」によれば植物にゴールを作るダニはほぼフシダニ科に限られているようですが、これはフシダニには見えません。あるいはこのゴールを作ったのはやはりタイワントガリキジラミで、ダニは家主が立ち退いた後の空き部屋に入っただけなのかも知れません。
(2019.04.18・明石公園)
2019年4月26日 (金)
アカメガシワの真珠体
名前通りの赤い色をしたアカメガシワの新葉を眺めていると、以前ヤブガラシでお馴染みになった真珠体(真珠腺)らしきものが葉裏にたくさん出来ているのに気が付きました。
どうしても卵割初期の卵のように見えてしまうのはヤブガラシのものと同じですね。
(2019.04.18・明石公園)
2019年4月25日 (木)
2019年4月24日 (水)
2019年4月23日 (火)
タイワントガリキジラミの卵
モチノキの新葉に産み付けられた、タイワントガリキジラミの卵です。
卵の長さは約0.3mm。葉縁が卵の付着点で凹む(周囲が膨らむ?)のは産卵の影響でしょう。孵化前にすでにゴールの形成が始まっているのでしょうか。
(2019.04.18・明石公園)
2019年4月22日 (月)
マスダアラカシタマバチの産卵
この2年ばかり見ていなかったのですが、アラカシの新梢に産卵するマスダアラカシタマバチ Plagiotrochus masudai を久しぶりに撮影することができました。
このブログでは何度も出しているのですが、見かけるのはいつも雌ばかりで、雄の姿は20年前に産卵中の雌の背中に乗っかっているのを撮って以来、まだ見る機会がありません。
(2019.04.18・明石公園)
2019年4月21日 (日)
ニホンヒメフナムシ
裏返した朽木の割れ目に隠れていたニホンヒメフナムシです。
逃げ足の速い奴で、落ち着いて撮影できる機会があまりないのですが、周囲が薄暗い林の中だったせいかしばらくおとなしくしていてくれました。
3年前の記事より少しましな写真が撮れたかと思っていたのですが、結局ほとんど同じようなものになってしまいました。
(2019.04.16・再度谷)
2019年4月20日 (土)
水面のムラサキトビムシ
道端の、ちょっとした溜り水にムラサキトビムシが浮かんでいました。体長2mmくらいで、昨日の記事と同じ種かも知れません。
お腹の下まで移動してきたのを見るとまるで母虫に守られているようです。
こちらは交尾行動でしょうか。水面に浮いた小物体は僅かな風の動きにもどんどん移動して行くので追いきれません。
ここにも赤ちゃんのような幼虫が。体長2mmの成虫と0.3mmばかりの幼虫の他に、中間のサイズの個体がいないのも不思議です。この幼虫はどこからきたんでしょうか。
(2019.04.16・再度谷)
2019年4月19日 (金)
2019年4月18日 (木)
赤いマルトビムシ
平べったい石を裏返してじっと見ていると、小さな赤い点が動いていくのが見えます。ダニかと思ってルーペを覗けばマルトビムシでした。
この姿勢で体長は約0.8mm。こんなに目立つ色をしていても、一度目を離すと再発見が難しい大きさです。
ほとんど立ち止まらないのでピンボケを量産し、どうにか使えそうな顔面写真はこの1枚だけでした。
歩きながら頭を持ち上げ、前脚で顔を洗うような動作を繰り返していました。
近くの朽ち木の下でもう一匹見つけたので、レンズを替えて再挑戦。体長はほぼ同じで、体色が最初のものより薄いようですが、同種だと思います。
朽木の割れ目やコケの間を見え隠れしながら歩き回るのでなかなか全身像が撮れません。
(2019.04.16・再度谷)
2019年4月10日 (水)
コメツキムシ科の幼虫
ここしばらく野暮用が重なって虫撮りも更新も滞っていました。
これは朽ち木の中から出てきた、多分コメツキムシ科の幼虫です。
体長が28mmほどもあり、その大きさから考えるとウバタマコメツキか、フタモンウバタマコメツキあたりしかないように思います。
恐ろし気な頭部です。
強大な大顎の上に頭盾からも3本の鋭い突起が突き出していて、双方で獲物をがっちりと咥えこむんでしょう。
(2019.04.09・学が丘北公園)
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