フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)
コナラの葉裏を歩いていたトビコバチです。
触角で探りながら主脈や側脈に沿って行ったり来たりしている様子は寄主を探している最中のようです。何枚か撮影した後、葉を手に持ったまましばらく見守っていましたが、その葉では寄主が見つからなかったのか、それとも危険を感じたのか、やがて飛び去ってしまいました。
以前にも見た記憶があったので調べてみると、5年前の同時期にフサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)として掲載したものと同じ種のようです。数日後別の場所でも同じように広葉樹の葉裏を歩き廻っている本種を2度ほど見かけているので、ちょうど今頃が活動の最盛期なのでしょう。北隆館の大図鑑によれば、Cheiloneurus 属はすべて(カイガラムシ類の?)第2次寄生蜂なんだそうです。
体長は約1.3mm。いつまでも歩き廻って止まらないので、顔面写真は撮れませんでした。
(2019.06.18・舞子墓園)
| 固定リンク
「膜翅目」カテゴリの記事
- モチノキタネオナガコバチ(2019.07.27)
- ナガコバチ科の一種(?Metapelma sp.)(2019.07.23)
- ウスマルヒメバチ亜科の一種(Lissonota sp.)(2019.07.18)
- フサトビコバチの一種(?Cheiloneurus sp.)(2019.07.12)
- アミメアリ(2019.07.04)
コメント
こんばんは、
土曜日に、ようやく帰ってきましたが疲れていて、今日は虫撮りには出掛けられませんでした。
月曜日の天気は雨模様だし出掛けられそうに無く残念ですが、天気が良くなったら虫撮りの再開を予定しています。
出張中は、おちゃたてむしさんのブログも楽しみに見ていましたが、相変わらず色々な虫を見つけて撮影されていて驚きです!
4週間のブランクができてしまったので、うまく虫撮りが再開できるかチョッと心配ですね(^^;。
投稿: そら | 2019年6月23日 (日) 22時12分
お帰りなさい!
確かに4週間は長かったでしょうね。でもそらさんのことですから、すぐにいつもの調子を取り戻せることと思います。
こちらでは未だ梅雨に入らず、連日晴れたり曇ったりの天気が続いていますが、虫探しに出かけても面白いものにはなかなか出会えません。
横浜からの虫だよりを楽しみにしております。
投稿: おちゃたてむし | 2019年6月23日 (日) 22時20分