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2019年7月 2日 (火)

クロフチャタテ科 Aaroniella sp.

久しぶりにクロフチャタテ科の一種(Aaroniella sp.)の集団を見つけました。

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場所はモッコクの幹ですが、よく探すとこの周囲にもたくさんの個体がいました。

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このように頭上に糸を張り巡らせた上、その糸には自らの糞(?)を多数付着させていて、樹皮に溶け込む体色とも相まって隠蔽効果は抜群です。更にこのチャタテは何かが近づいてもほとんどじっとして動かないので、よほど目を凝らさないと見えてきません。
この写真の左上あたりに小さなオレンジ色の塊が見えますが、それを別カットから切り出したのが下の写真です。

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撮影時には全く気づいていなかったもので、卵のようにも見えますが、それにしては少々ぞんざいな産み付け方です。以前の記事にもこのチャタテの卵ではないかと思われる写真を出しているのですが、それとは全然違う状況です。さてどうなんでしょうか。

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画面左下が雄で右上が雌、だと思います。

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幼虫もいました。

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こちらは羽化直後らしく、脱皮殻も見えます。この錯綜したネットの下で無事に羽化を完了出来るとは驚きです。

(2019.06.23・明石公園)

 

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