ヒロオビジョウカイモドキ♂の触角
何度も出しているものですが、面白い形の触角を持ったヒロオビジョウカイモドキ Laius histrio の雄です。
触角の基部の2節が肥大しているのですが、ネット上の記事をいろいろ眺めていると、その肥大した部分を第1・2節としているものと第2・3節としているものがあります。保育社の日本原色甲虫図鑑第3巻では Laius属の触角は全10節で、そのうち肥大しているのは第1・2節とされていますが、日本産オビジョウカイモドキ属の解説という記事(「さやばね」ニュー・シリーズ No.31)を見ると肥大部は第2・3節とされていて、そうすると全節数は11節ということになります。
肥大部が第2・3節とするとその前にごく小さな第1節があるはずですが、この写真ではよく分かりません。
第2説(または第3説)の基部からなにやら意味ありげな突起が出ています。
ついでに、かなり解像度が低いですが上からも。
この触角は雌に対する求愛行動で重要な役割を持っているようですが、その他に、例えば雄同士の闘争などで使われることがないのか、つい想像したくなります。
(2019.07.10・明石公園)
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