カテゴリー「鱗翅目」の270件の記事

2019年7月15日 (月)

サザナミスズメ

薄暗い林の中で幹にとまっていました。サザナミスズメ Dolbina tancrei だと思います。同属のヒメサザナミスズメもよく似ていて、腹部の色で見分けられるそうですが、下の写真では確認できません。しかし前翅長が37mmくらいあるので、この個体はサザナミスズメで合っていると思います。

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(2019.07.05・明石公園)

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2019年7月 7日 (日)

ヒロヘリアオイラガ?1齢幼虫

昨年秋にヒロヘリアオイラガ?の卵塊を掲載しましたが、今回は、やはり種名には疑問符付きながらその1齢幼虫の集団を見つけました。

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アセビの葉裏です。ざっと数えて約100匹。周囲には卵殻の名残りも見えています。

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周辺部の個体はすべて内側に頭を向けています。その周りにはまだ食痕が見えませんが、すでに食事を始めているんでしょうか。

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体長は約1.2mm。

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棘はまだ柔らかそうに見えますが、これでも触ると刺されるんでしょうか。と言って試してみる気にはなりませんが。

(2019.07.03・舞子墓園)

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2019年6月29日 (土)

クロスジキヒロズコガ

足元からとび出して石垣にとまった小型の蛾。頭端から̪翅端まで約6mmです。
「みんな蛾」でクロスジキヒロズコガ Tineovertex melanochryseus と当りをつけて画像検索をかけると8年前の当ブログの記事が出てきました。今度のものの方が黄色部が広いようですが、同種だろうと思います。

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同種の標本画像を掲載されているAclerisさんの記事によれば、ヒロズコガ科の特徴の一つは下唇鬚(かしんしゅ)に剛毛が生えていることだそうです。

(2019.06.20・明石公園)

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2019年6月27日 (木)

ギンシャチホコ1齢幼虫

前回の記事のシャチホコガ幼虫を撮影した後、すぐ近くのコナラの葉の裏でさらに小さな、やはり黒っぽいゴミのように見える芋虫を見つけました。かたわらには殻になった卵殻が残っていて、孵化して間もない1齢幼虫のようです。
これほど若齢のものははじめてですが、お尻のあたりの独特の形からギンシャチホコではないかと見当をつけて調べてみると、当たっていました。

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食事中を邪魔してしまったようです。体長は3mmくらい。

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卵殻は直径約1.1mm。

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(2019.06.18・舞子墓園)

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2019年6月26日 (水)

シャチホコガ若齢幼虫

ネジキの葉の柄のあたりに黒いゴミの塊のようなものがついているので、葉を引き寄せてよく見ようとすると塊が伸びてシャチホコガの幼虫になりました。

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かなりの頭でっかちで体長約6mm。小さながらも道具立ては揃っていますが、独特の威嚇のポーズはまだ身につけていないようです。

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(2019.06.18・舞子墓園)

 

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2019年6月18日 (火)

ホソガ科の一種

サクラの葉の裏にいたホソガ科の一種です。
どこにでもありそうな翅の模様ですが、みんな蛾をはじめいろいろ探してみても同種と言えそうな画像が見つかりません。
頭端から翅端まで約3.3mmです。

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中脚の距が目立ちます。

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(2019.06.09・明石公園)

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2019年5月29日 (水)

コゴメウツギキンモンホソガ?( Phyllonorycter ?stephanandrae )

キンモンホソガ属 Phyllonorycter の蛾はこれまでにも何度か(2014.11.212016.03.202017.05.28など)出していますが、この種ははじめてだと思います。
いつものようにみんなで作る日本産蛾類図鑑で探してみるとコゴメウツギキンモンホソガ Phyllonorycter stephanandrae と言う種に翅の模様がよく一致するようですが、他にもよく似た種があるのかも知れません。とりあえず疑問符付きで種名を掲げておきます。

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アラカシの葉裏にいました。頭端から翅端まで約2.9mm。

(2019.05.23・)明石公園

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2019年5月23日 (木)

ツヤコガ科の一種

アベマキの葉裏にとまっていました。
頭端から翅端まで約4.4mm。「みんなで作る日本産蛾類図鑑」にツヤコガ科 (Heliozelidae) 属不明として掲載されている種によく似ています。ただそちらの画像では上翅のよく目立つ2本の白帯の他に頭部のすぐ後ろの胸部背面にも細いもう1本の白帯が見えていて、それが下の写真にはありません。別種なのか、それとも個体差または雌雄差なのか分かりませんが、いずれにしても属以下の同定は無理なようです。

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(2019.05.18・明石公園)

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2019年5月18日 (土)

モグリチビガ科の一種

カエデの葉に乗っていた小さな蛾です。
モグリチビガ科で検索すると、お馴染みのそらさんのところをはじめたくさんの画像が出てきます。多くは下の写真のように翅に銀色の帯がありますが、帯の本数や位置、太さは様々で、かなりの種数があるように見えます。この個体もモグリチビガ科には間違いないと思いますが、種までの同定は難しそうです。大きさは翅端まで約3.3mmです。

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(2019.05.12・丹生山)

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2019年5月15日 (水)

カノコマルハキバガ

カノコマルハキバ Schiffermuelleria zelleri です。最近BABAさんのところに登場したのを憶えていたのですぐに名前が分かりました。頭端から翅端まで約11mm。小さいけれどとても綺麗な蛾です。

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先の白い触角を交互にゆっくりと動かしていたので動画も撮りました。



蛾を載せた葉は風に揺れ、カメラを持つ手も震えて見苦しい画面ですがご勘弁を。

(2019.05.12・丹生山)

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