カテゴリー「膜翅目」の585件の記事

2017年9月23日 (土)

アルゼンチンアリ

エノキの幹をアルゼンチンアリが列をつくって上り下りしていました。
猛暑のせいもあってか噂どおりの脚の速さで、構えたカメラのファインダーの視野を飛ぶように、と言うより流れるように走り過ぎます。

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(2017.08.22・神戸市中央区)

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2017年8月20日 (日)

イヌビワの果嚢から出てくるイヌビワコバチ♀たち

イヌビワの実(果嚢)の一つに、黒いイヌビワコバチが数匹集まっていました。
しばらく見ていると、先端の鱗片の間から1匹づつ出てきているようです。これまで見たことのなかった、羽化した雌が脱出する場面に出会ったのかと思って喜んだのですが、モニタで確認するとどの雌も翅がちぎれていたり触角が切れていたりと、羽化したばかりには見えません。どうやら果嚢の中に入って産卵した雌が外に出てくるところだったようです。

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イヌビワとイヌビワコバチの関係は複雑でなかなか理解できませんが、いくつかのサイトで調べたところによると雌株の果嚢に入ったハチは受粉はしますが産卵できず、そのまま死んでしまい、雄株の果嚢に入ったハチは無事に産卵するとのことです。しかし雄の果嚢内で産卵した雌もそのまま死んでしまうと書かれているサイトもあり、ここに掲載した場面がどういう状態を表しているのか、よく分かりません。
また以前に一度だけ、果嚢を切開してその中で産卵している雌を撮影したことがありますが、その時は果嚢内に一匹しかいませんでした。今回一つの果嚢から出てきた雌はおそらく10匹前後になると思われますが、狭い空間でそんなに多数の雌が産卵するという光景を想像しかねています。

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果嚢の入り口にはハチが侵入する際にちぎれた翅が多数残っています。

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また1匹。

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この雌は翅が残っていますが完全ではなさそうです。

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こちらは触角が切れています。

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この雌は片方の触角と翅を完全に失っています。

(217.07.13・学が丘北公園)

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2017年8月18日 (金)

ナメクジハバチの一種の幼虫

ここしばらく野暮用が多くて、前回の記事から1週間以上経ってしまいました。
ナメクジハバチ属の幼虫はそらさんのところなどで写真は見ていましたが、自分の眼で見るのは初めてです。たしかに奇妙なイモムシで、こういう生き物が存在するということを予め知っていなければまず気がつかなかったと思います。

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エノキの葉の上にいました。体長は、真っすぐ伸ばせば7mmくらいでしょう。そらさんの撮られたものでは体を覆う粘液がほぼ無色透明でその下の複眼などの構造もよく見えていたのですが、こちらのは渋茶のような粘液に覆われてどうにか体節が確認できる程度です。

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こちらはやや大きい別個体です。

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黒っぽい複眼が辛うじて見分けられます。前方に飛び出しているのは脚でしょうか。

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脱皮殻もありました。これも葉の表側ですが、頭殻が残っていなければ何かの糞くらいにしか見えないでしょう。

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頭部を見る限りこちらの方が生きているものより虫らしく見えます。

(2017.07.13・学が丘北公園)

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2017年7月 9日 (日)

ハラビロクロバチ科の一種

このくらいの大きさで同じような形のハラビロクロバチは冬場に葉の裏を探せばたくさん見つかりますが、ほとんどが真っ黒に近い体色で、このような淡色のものはあまり見かけないように思います。

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体長約0.8mmで、イヌビワの葉裏にいました。

(2017.06.20・明石公園)

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2017年7月 3日 (月)

ナメクジとナガコバチ科 Anastatus sp.

エノキの切り株の根元に生えたキノコをナメクジが食べています。

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よく見るとナメクジの背中に小さなハチが。

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このブログでは何度も登場している、ナガコバチ科 Anastatus sp.のようですが、何をしているんでしょうか。

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しきりに歩き回っては時々ナメクジの体表に口をつけているように見えます。

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あの、たいがいの人が嫌がるヌルヌルの粘液を吸っているんでしょうかね。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月30日 (金)

タマゴクロバチ亜科の一種・♀(改題)

* 2017.07.13・タイトルと記事訂正 *

卵塊の上を走り回る様子がいかにも雌の誕生を待つ雄のように見えたのですが、あらためて過去に撮影したこの仲間の写真(たとえばこちら)と比較してみると触角の形が雄ではなく雌のようです。タイトルの♂を♀に訂正しました。それにしてもこの雌は何をしているところでしょうか。産卵のための行動でないとすれば、雄が出てくるのを待っているのかな?

ウメの葉裏に産み付けられたカメムシの卵塊の上を、タマゴクロバチが1匹歩き回っていました。触角を見ると雄のようで、おそらくすでに寄生されたカメムシ卵から雌が誕生するのを待ち構えているところではないかと思います。
以前同じような状況を撮影していて、その時はひげぶとさんから Trissolcus itoi Ryu と教えていただきました。今回のものとよく似ていて、同じ種なのかも知れません。

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こんなふうにせわしなく歩き回っていました。羽脱が間近に迫っているのでしょう。

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(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月29日 (木)

ホソハネコバチ科の一種

アベマキの葉裏を歩いていたコバチですが、5年前の同じ季節に掲載したものと同種のようです。細身の体形がなかなか美しいハチだと思うのですが、あまり多くはないようで、見たのはこれで2度目です。ホソハネコバチ科 Mymaridae には間違いないでしょう。体長は1.3mmくらいです。

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誤ってシャッター速度が遅くなっていたので、日光の当たった部分がブレています。それにしても5年前よりも写真の出来が悪いというのは困ったものです。

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(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月20日 (火)

ネズミモチの蕾に産卵するコガネコバチの一種(改題)

* 2017.06.20・記事訂正 *

本日同じ場所に行って確認したのですが、タイトルと記事の中でトウネズミモチとしていたのはネズミモチの間違いでした。両種の木が交互に植えられているので取り違えたようです。タイトルと記事を訂正しました。

3週間ぶりの虫撮りにいつもの公園に入ると、生垣のトウネズミモチ ネズミモチの花が咲き始めていて、その花穂の間を小さなハチが歩き回っていました。コガネコバチの一種です。
トウネズミモチネズミモチの花は白くて当然蕾も白いのですが、その中に黒っぽい紫色に変色した蕾が多数混じっていて、コガネコバチはそういう蕾に産卵管を突き刺していました。おそらくこれら変色した蕾の中では何らかの昆虫が育っていて、コガネコバチはその昆虫に寄生するのではないかと思います。
こんな小さな蕾にどんな虫が寄生するのか、タマバエあたりかと思ってネット情報を探してみましたが参考になりそうな記事は見つかりませんでした。

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体長は約2.2mm。

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黒紫色に変色した蕾はかなり堅くなっていて、そのいくつかを割ってみました。

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こんな感じですが、卵か幼虫らしきものも見当たらず、これがどういう状態なのか私には分かりません。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年6月 3日 (土)

イスノキの実から出てくるカタビロコバチの一種・♀

昨日の記事の続きです。
昨年もこのカタビロコバチの一種の雄が雌の誕生を待ち構えているところは観察していたのですが、実際に雌がイスノキの実から出てくるところ(羽脱と呼ぶそうですね。)は見られずに終わりました。
今回は是非その瞬間を捉えたいと思い、沢山の枝を虱潰しに探し回った結果、ようやく一つだけ、すでに脱出口を開いた雌が顔を覗かせている実を見つけることが出来ました。その後の経過は以前に見たニッポンオナガコバチイスノキモンオナガコバチの場合とほとんど同じです。

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顔を出した雌を挟んで2匹の雄が睨みあっています。

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翅を立てて互いに威嚇。

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その間にも雌はせっせと脱出口を拡げています。

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頭が出てきたところで3匹目の雄が参戦。

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雌誕生の瞬間はGIFアニメで。
手持ち撮影のためフレームが安定せず見苦しいところはご勘弁ください。

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えらい騒ぎですが、4匹がほぼ同一平面上に並んでくれたのが撮影者にとっては幸運でした。

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近くの葉に飛び移って、雄が2匹になりました。

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最後に残った雄との交尾が見られると期待しましたが、このまま飛んで行ってしまいました。それにしても、雌雄でプロポーションがずいぶん違うもんですね。

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おまけは雄の触角です。

(2017.05.26・明石公園)

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2017年6月 2日 (金)

昨年に続き、イスノキの実に産卵するカタビロコバチの一種

昨年初めて見て記事にした、イスノキの実に産卵するカタビロコバチ科 Eurytomidae の一種が今年も見られました。前回とはわずかに2日違いの日付です。
枝の周りを多数の雄が飛び回っていて、最初にそれに気づいたのをきっかけにたくさんの実をつけた枝の間を丹念に探すと、やがて産卵中の雌が見つかりました。おかしなもので、はじめ全然何もいないように見えたのに最初の1匹を見つけると次々と何匹も見つかります。

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カタビロコバチの仲間には虫こぶを作る昆虫に寄生するものが多いそうですが、先日同じイスノキで去年の実にたくさんの蛹の殻を残していたタマバエと何らかの関係があるのかも知れません。

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最後の写真だけ別個体です。

(25017.05.26・明石公園)

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