カテゴリー「膜翅目」の588件の記事

2017年11月28日 (火)

ハラビロクロバチ科の一種

4日前の記事と同じ、伐採木の木口で見つけたハラビロクロバチの一種です。
腹端が細長く伸びているところは冬の間葉裏で越冬しているのをよく見かける Synopeas属の雌に似ていますが、Synopeasとは違って腹部が大きく括れることなくすんなり伸びた形で、おそらく別属でしょう。
体長は約1.5mmです。

_dsc9375edit2

_dsc9385edit2

_dsc9365edit3

_dsc9356edit2

(2017.11.17・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月26日 (日)

カシムネアブラムシとキイロシリアゲアリ

アラカシの樹皮の割れ目の中にいたキイロシリアゲアリとカシムネアブラムシ。
カシムネアブラムシ Dermaphis japonensis はこのブログでも何度か登場していますが、以前の記事に青木重里さんからいただいたコメントによると有翅虫が真冬に出現するそうです。この冬にでも一度見たいものですが、さてどうでしょうか。

_dsc9429edit2

_dsc9434edit2

_dsc9437edit2

(2017.11.17・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年11月10日 (金)

ナガコバチ科の一種 ?Neanastaus sp.

クズの葉を裏返して見つけたコバチです。
体長約2mmで、はじめトビコバチあたりかと思って撮影を始めたのですが、モニタを確認すると初見のナガコバチ科、しかもお馴染みの Neanastaus albitarsis にとてもよく似ています。
N. albitarsisは主に冬の間、葉裏などでかなり普通に見かける種ですが、このあたりで見かけるナガコバチ科の中でも際立って長大な中脚や美しい配色、翅をやや持ち上げた静止姿勢など、多種との違いが一目でわかる独特の特徴を持っています。今回見つけた種もそれらの特徴を共有していますが、大きさや色などに顕著な違いも多く、明らかに別種でしょう。
上のリンク先の記事にezo-aphidさんから寄せられたコメントによれば日本で記録されているNeanastausはalbitarsisただ一種ということですが、今回の種も特徴の一致点の多さから考えて同属の可能性が高いのではないかと思っています。

_dsc8195edit2

_dsc8205edit2

_dsc8206edit2

_dsc8181edit2

_dsc8217edit2

_dsc8192edit2

採集して深度合成撮影を試みました。

Neanastaus_sp1

Neanastaus_sp3

Neanastaus_sp2

相変わらずフリーソフトの Combine ZP を使っていますが、脚などの重なり合った部分がどうしても綺麗に合成されません。有料ソフトを導入するべきなんでしょうね。

(2017.11.01・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年9月23日 (土)

アルゼンチンアリ

エノキの幹をアルゼンチンアリが列をつくって上り下りしていました。
猛暑のせいもあってか噂どおりの脚の速さで、構えたカメラのファインダーの視野を飛ぶように、と言うより流れるように走り過ぎます。

_dsc5972edit

_dsc6049edit

_dsc6191edit2

_dsc6249edit2_2

(2017.08.22・神戸市中央区)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月20日 (日)

イヌビワの果嚢から出てくるイヌビワコバチ♀たち

イヌビワの実(果嚢)の一つに、黒いイヌビワコバチが数匹集まっていました。
しばらく見ていると、先端の鱗片の間から1匹づつ出てきているようです。これまで見たことのなかった、羽化した雌が脱出する場面に出会ったのかと思って喜んだのですが、モニタで確認するとどの雌も翅がちぎれていたり触角が切れていたりと、羽化したばかりには見えません。どうやら果嚢の中に入って産卵した雌が外に出てくるところだったようです。

_dsc4488edit
イヌビワとイヌビワコバチの関係は複雑でなかなか理解できませんが、いくつかのサイトで調べたところによると雌株の果嚢に入ったハチは受粉はしますが産卵できず、そのまま死んでしまい、雄株の果嚢に入ったハチは無事に産卵するとのことです。しかし雄の果嚢内で産卵した雌もそのまま死んでしまうと書かれているサイトもあり、ここに掲載した場面がどういう状態を表しているのか、よく分かりません。
また以前に一度だけ、果嚢を切開してその中で産卵している雌を撮影したことがありますが、その時は果嚢内に一匹しかいませんでした。今回一つの果嚢から出てきた雌はおそらく10匹前後になると思われますが、狭い空間でそんなに多数の雌が産卵するという光景を想像しかねています。

_dsc4497edit2
果嚢の入り口にはハチが侵入する際にちぎれた翅が多数残っています。

_dsc4507edit2
また1匹。

_dsc4509edit2

_dsc4511edit2
この雌は翅が残っていますが完全ではなさそうです。

_dsc4526edit2
こちらは触角が切れています。

_dsc4530edit2
この雌は片方の触角と翅を完全に失っています。

(217.07.13・学が丘北公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年8月18日 (金)

ナメクジハバチの一種の幼虫

ここしばらく野暮用が多くて、前回の記事から1週間以上経ってしまいました。
ナメクジハバチ属の幼虫はそらさんのところなどで写真は見ていましたが、自分の眼で見るのは初めてです。たしかに奇妙なイモムシで、こういう生き物が存在するということを予め知っていなければまず気がつかなかったと思います。

_dsc4568edit

_dsc4574edit
エノキの葉の上にいました。体長は、真っすぐ伸ばせば7mmくらいでしょう。そらさんの撮られたものでは体を覆う粘液がほぼ無色透明でその下の複眼などの構造もよく見えていたのですが、こちらのは渋茶のような粘液に覆われてどうにか体節が確認できる程度です。

_dsc4611edit
こちらはやや大きい別個体です。

_dsc4647edit2
黒っぽい複眼が辛うじて見分けられます。前方に飛び出しているのは脚でしょうか。

_dsc4662edit2
脱皮殻もありました。これも葉の表側ですが、頭殻が残っていなければ何かの糞くらいにしか見えないでしょう。

_dsc4668edit2
頭部を見る限りこちらの方が生きているものより虫らしく見えます。

(2017.07.13・学が丘北公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 9日 (日)

ハラビロクロバチ科の一種

このくらいの大きさで同じような形のハラビロクロバチは冬場に葉の裏を探せばたくさん見つかりますが、ほとんどが真っ黒に近い体色で、このような淡色のものはあまり見かけないように思います。

_dsc3234edit2

_dsc3236edit2

_dsc3245edit
体長約0.8mmで、イヌビワの葉裏にいました。

(2017.06.20・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月 3日 (月)

ナメクジとナガコバチ科 Anastatus sp.

エノキの切り株の根元に生えたキノコをナメクジが食べています。

_dsc9651edit
よく見るとナメクジの背中に小さなハチが。

_dsc3128edit
このブログでは何度も登場している、ナガコバチ科 Anastatus sp.のようですが、何をしているんでしょうか。

_dsc3135edit2
しきりに歩き回っては時々ナメクジの体表に口をつけているように見えます。

_dsc3138edit2
あの、たいがいの人が嫌がるヌルヌルの粘液を吸っているんでしょうかね。

(2017.06.16・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月30日 (金)

タマゴクロバチ亜科の一種・♀(改題)

* 2017.11.10・追記 *

この行動についてひげぶとさんから、「ほかの♀が産卵していないかどうかを丁寧に見極めているところです。」と教えていただきました。なるほどそうだったのか、と納得です。

* 2017.07.13・タイトルと記事訂正 *

卵塊の上を走り回る様子がいかにも雌の誕生を待つ雄のように見えたのですが、あらためて過去に撮影したこの仲間の写真(たとえばこちら)と比較してみると触角の形が雄ではなく雌のようです。タイトルの♂を♀に訂正しました。それにしてもこの雌は何をしているところでしょうか。産卵のための行動でないとすれば、雄が出てくるのを待っているのかな?

ウメの葉裏に産み付けられたカメムシの卵塊の上を、タマゴクロバチが1匹歩き回っていました。触角を見ると雄のようで、おそらくすでに寄生されたカメムシ卵から雌が誕生するのを待ち構えているところではないかと思います。
以前同じような状況を撮影していて、その時はひげぶとさんから Trissolcus itoi Ryu と教えていただきました。今回のものとよく似ていて、同じ種なのかも知れません。

_dsc2876edit

_dsc2880edit
こんなふうにせわしなく歩き回っていました。羽脱が間近に迫っているのでしょう。

_dsc2899edit2

_dsc2891edit2

(2017.06.16・明石公園)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2017年6月29日 (木)

ホソハネコバチ科の一種

アベマキの葉裏を歩いていたコバチですが、5年前の同じ季節に掲載したものと同種のようです。細身の体形がなかなか美しいハチだと思うのですが、あまり多くはないようで、見たのはこれで2度目です。ホソハネコバチ科 Mymaridae には間違いないでしょう。体長は1.3mmくらいです。

_dsc2857edit2
誤ってシャッター速度が遅くなっていたので、日光の当たった部分がブレています。それにしても5年前よりも写真の出来が悪いというのは困ったものです。

_dsc2854edit2

_dsc2860edit2

_dsc2863edit2

(2017.06.16・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧