カテゴリー「淡水プランクトン」の94件の記事

2018年6月15日 (金)

ハラアシワムシの一種(Gastropus sp.)

これはハラアシワムシ属 Gastropus の一種だと思います。以前に掲載したミドリワムシ属 Ascomorpha と同じハラアシワムシ科の仲間ですが、ミドリワムシと違って足があります。

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体長は250μmくらい。かなりゆっくりと泳ぎます。

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柔らかそうな体です。

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短い足の先に1対の趾(あしゆび)があります。

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頭部の繊毛環を拡げています。

動画です。


(2018.05.04・神戸市西区の溜め池にて採集)

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2018年6月11日 (月)

アメーバ

ご存知アメーバです。
普通種のアメーバ・プロテウス Amoeba proteus (オオアメーバ)だろうと思いますが、違っているかも知れません。下の4枚はすべて同じ細胞を同じ倍率で撮っています。まっとうなアメーバらしく不定形ですが、長く伸びた時には0.5mmを超えています。

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動画です。

まず最初は、カバーグラスの下に閉じ込められて石のように固まっていたアメーバがしばらくして仮足を出し始める様子です。

これは普通に移動中。上と同じ細胞です。

これは上とは別の細胞ですが、撮影中視野を明るくすると動きを止め、暗くするとまた動き出すことに気付きました。2倍速で撮っています。


(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年6月 3日 (日)

アニソネマ(Anisonema sp.)

これはアニソネマ Anisonema の一種だと思います。
平べったい楕円形の細胞に、長短2本の鞭毛を持った鞭毛虫です。短い方は前方に伸ばして常に振り動かし、長い方は後方に引きずっています(後曳鞭毛と呼ぶそうです)。
ミドリムシの仲間ですが、細胞は固くてほとんど変形しないようです。

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(2018.05.04・神戸市西区の溜め池で採集)

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2018年5月28日 (月)

コエラストルムの一種

緑藻類のコエラストルムの一種です。この仲間は8、16、32個の細胞からなる群体を作るそうですが、この写真の例では細胞数は32のようです。さらにその群体が20個近く集まっています。
4年前に出したものも32細胞の群体ですが、今回のものよりかなり大型です。「水中微生物図鑑」に当たってみるとCoelastrum pulchrum(旧称 C.cambricum) という種に該当しそうですが、2年前にもその種ではないかと思われるものを掲載していて、今回のものに比べて群体がひとまわり小型です。ただし2年前のものは細胞数がおそらく16個なので、小さいのはそのせいでしょう。どちらも Coelastrum pulchrum なのかも知れませんが、少々怪しそうです。

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(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月26日 (土)

ネプチューンヒルガタワムシ

このワムシを眺めているとその昔、写真好きのお父さんなどが大概持っていた8段とか10段の小型三脚を思い出します。使うときは脚の先を引っ張ってカチャカチャと伸ばす奴ですが、このネプチューンヒルガタワムシ Rotaria neptunia の脚はちょうどあんな風に伸び縮みするのです。

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脚を縮めている時は体長0.5mmくらいです。

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繊毛冠を拡げて泳ぐ際も足はあまり伸ばしません。

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少し伸ばしたところ。

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これで目一杯ではないはずですが、視野からはみ出てしまいました。体長が3倍ほどにもなります。どんな構造になっているんでしょうね。

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しばらくすると徐々に不活発になり、やがて頭も脚もひっこめて動かなくなってしまいました。

動画です。



(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月25日 (金)

フタヅノクンショウモ

32個の細胞からなるフタヅノクンショウモ Pediastrum duplex です。

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以前出したものに比べて細胞が細身でその分大きく隙間が空いています。この種にはいくつもの変種が知られているそうなので、これは多分別の変種なのでしょう。環境による形態の変化もあるそうです。

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こちらの群体は、あちこちに何やら円いものをくっつけています。それらが接している細胞は細胞質が抜け始めているように見えるので、この円いものが遊走子を包んだ嚢(やがて娘群体になる)ではなかと思うんですが、それにしては小さ過ぎるような気もします。
1、2枚目とも、以前掲載したビワクンショウモと同様、周辺の細胞の突起から細い毛束のようなものが伸びているのが確認できます。

(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月23日 (水)

サメハダクンショウモ?

群体の直径が50μmほどの、小さなクンショウモです。
外側の細胞に角状突起が二つ、細胞間に隙間がなく、表面が多くの顆粒で覆われる(月井雄二著・淡水微生物図鑑)などの特徴からサメハダクンショウモ Pediastrum boryanum ではないかと思いますが、他にも同様の特徴を持つ種があるのかも知れません。

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この群体は細胞数が16個ですが、8、32、まれには64、128個の群体も出現するそうです。

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ピントを細胞表面に合わせると、細かな粒々で覆われていることが分かります。

(2018.05.01・明石公園 桜堀にて採集)


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2018年5月20日 (日)

ミジンコの死骸に集まる繊毛虫・鞭毛虫

死んだミジンコに小型の繊毛中や、さらに小さな鞭毛中がたくさん集まっていました。

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楕円形の繊毛虫は殻の内部を行ったり来たりして餌を漁っているようです。まだ残っているミジンコの組織か、あるいは同じように集まってきた他の微生物を食べているのかも知れません。

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殻の表面には多数の鞭毛中が集まっています。

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写真ではよく見えませんが、最後の動画を見ていただくと短い鞭毛をちょこちょこ動かしているのがどうにか分かります。

動画です。

(2018.04.12・明石公園 桜堀にて採集)

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2018年5月19日 (土)

アファニゾメノンの一種(Aphanizomenon sp.)

あまり水質の良くない池や湖に発生する、いわゆるアオコの原因となる藍藻の一つで、アファニゾメノン属 Aphanizomenon の一種です。
低倍率で見ると細い筆の先のようですが、じっと見ているとそれがゆっくりと形を変えていきます。

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かなりゆっくりとした動きですが、1枚目から約1分間で少し形が変化しているのが分かります。

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筆先のような毛の一本一本が円筒状の細胞が糸状に連なったもので、その細胞列が互いに滑るように動きます。イカダケイソウの運動にも似ていますが、それよりはるかに緩慢です。

動画です。



(2018.04.12・明石公園 剛の池にて採集)

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2018年4月29日 (日)

ミツウデワムシの一種(Filinia sp.)

ミツウデワムシ(Filinia属)の一種です。

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長い刺のような「腕」を持つのでこの和名があります。お尻に卵をくっつけたまま泳いでいます。

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上2枚は同一個体、下は別個体です。

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この個体は卵を2個持っていて、そのうち1個は孵化間近らしく、内部で子どもが動いているのが見えます。

動画です。


(2018.03.10・明石公園にて採集)

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