カテゴリー「半翅目」の626件の記事

2019年7月28日 (日)

ホシヒメヨコバイ

だいぶ前からこのブログで使用できるディスク容量が残り少なくなっていることは分っていたのですが、まあ今年一杯くらいは持つだろうと呑気に構えていました。それが今朝しばらくぶりにチェックするとなんと残量が0.27MB(!)。とりあえず、過去2年分ほどの画像データから間違って2重にアップロードしているものを探し出して削除するという姑息な作業をやってみた結果なんとか5MBほどを確保できたのですが、全て探し出してもせいぜい15MB捻出できれば良い方でしょう。と言うわけで、これからどうするか決めるまでの間、あまり更新が出来なくなりそうです。このところネタ不足に悩んでいるのでちょうど良いという気もしているのですが。
写真はヌルデの裏で交尾していたホシヒメヨコバイ。上のような事情なので1枚だけにしておきます。

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(2019.07.25・舞子墓園)

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2019年7月26日 (金)

ミズムシ科の一種・幼虫

* 2022.11.07・タイトル変更 *

マツモムシ類だと思い込んでいたのですが、その後調べてみると頭部や前脚の形などからマツモムシ科ではなくミズムシ科 Corixidae のようです。「マツモムシ科の一種・幼虫」としていたタイトルを表記のように変更しました。

いつもの公園の池で採取してきてワムシなどを撮影した後、そのまま2週間ほど放置していた水の中を覗いてみると、マツモムシ類らしき小さな幼虫が泳ぎ回っていました。多分、水に入っていた糸状藻に付着していた卵から孵化してきたものと思われます。

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体長約0.7mm。おそらく1齢でしょう。背中をレンズに向けた状態です。

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同じ個体。全身ほぼ無色透明で、消化管や気管がよく見えます。

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同じものです。

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これは同じくらいの大きさの個体ですが、仰向けになっているので口器にピントを合わせています。

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同じもの。

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これは上のものよりかなり大型で、体長約1.7mm。

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相対的に頭部がやや小さくなって、複眼の形も変化しています。気管の先端の枝分かれも多くなっているようです。

最初の個体の動画です。

(2019.06.29・明石公園 桜堀にて採集/219.07.11 撮影)

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2019年7月25日 (木)

ヒゲナガサシガメ幼虫

コナラの葉裏のヒゲナガサシガメ幼虫です。
未だに活動中の姿を見たことのないサシガメですが、多分夜のハンターなんでしょうね。

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体長約9mm。

(2019.07.16・舞子墓園)

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2019年7月22日 (月)

トサカグンバイ

ジキの葉裏で交尾中のトサカグンバイ Stephanitis takeyai です。

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左の、交尾しながらも吸汁を続けている方が雌でしょう。この人たちの「トサカ」を見ていると大昔テレビで見た「宇宙水爆戦」に出てくるミュータントを思い出します。

(2019.07.16・舞子墓園)

 

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2019年7月19日 (金)

クサギカメムシ1齢幼虫

サクラの葉の裏で、卵殻の周りに集まっているクサギカメムシの1齢幼虫です。

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(2019.07.10・明石公園)

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2019年7月17日 (水)

キマダラカメムシ幼虫

サクラの枝を見上げているとキマダラカメムシの幼虫が集まっているのが見えました。

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本当は1齢幼虫の集団が見つからないかと期待していたのですが、すでに2齢になっているようです。

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この大きさになるまで卵殻の周りに集まっているとは思いませんでした。

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これは別の桜の葉に1匹だけでいたものですが、同じ2齢幼虫です。体長約5.5mm。
以前の記事では1齢幼虫はこちら、3齢以降のものはこちらこちらに出しています。

(2019.07.05・明石公園)

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2019年7月11日 (木)

クロバイトガリキジラミ(タイトル変更)

* 2019.11.27・追記とタイトル変更 *

このキジラミについて、Hepotaさんが宮武頼夫先生に照会して下さり、クロバイにつくクロバイトガリキジラミ Trioza esakii Y. Miyatake, 1975 だろうというご意見をいただくことが出来ました。近似種のシロバイトガリキジラミ T. kasugaensis とともに奈良の春日山原生林の調査で発見され、宮武先生が記載された種で、クロバイをホストとする種ということです。詳しくはお二方のコメントと大阪市立自然史博物館研究報告をご覧ください。

サクラの葉裏にとまっていたの一種。体色が白っぽいのでお馴染みの種のテネラルだろうと思って撮影しておいたのですが、後で写真を調べるとこの辺でよく見るカシトガリキジラミニッケイトガリキジラミなどとは翅脈がかなり異なります。
いつもの「山陰地方のキジラミ図鑑」を見ると、体色は別として翅脈はヒゲブトトガリキジラミ Stenopsylla nigricornis によく一致します。「額錐は細長く、左右に大きく開く」という説明にも矛盾しませんが、「触角に毛が密生する」という記述には合いません。少なくとも同種ではなさそうです。
体長は約2.8mm、翅端まで約4.8mmです。

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(2019.07.03・舞子墓園)

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2019年7月 8日 (月)

クスベニヒラタカスミカメ・若齢幼虫

5月末にクスノキの葉につくクスベニヒラタカスミカメの幼虫を掲載しましたが、今回はその時のものよりもかなり若齢と思われる小型の幼虫がいました。6月初めにはたくさんの成虫を見ているので、この幼虫たちはその次の世代なのだろうと思います。

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体長約1.3mmの個体。翅芽が小さく、頭でっかちな体型です。

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同じ個体。

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こちらは更に小さく、約1.1mm。

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これは約1.6mm。

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前脚で触角をしごいていました。

(2019.07.03・舞子墓園)

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2019年7月 6日 (土)

アカサシガメの卵・孵化直前

クサギの葉裏に産み付けられたアカサシガメの卵塊です。

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以前に見たものより卵殻にハリがなく、全体に傷んだように見えるので最初死んでいるのかと思いましたが、よく見ると各卵に黒い点が一対見えます。

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どうやら孵化直前らしく、黒い点は中で孵化を待つ幼虫の複眼の
ようです。

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拡大すると複眼の他に口吻や脚らしき構造も確認できます。

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先端部を覗き込むと、先日のヒゲナガサシガメ(?)の卵と同様、網目状の蓋が見えます。
持ち帰って孵化の様子を撮影したい誘惑に駆られましたが、そのまま死なせてしまいそうな気がして止めておきました。

(2019.06.29・明石公園)

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2019年6月22日 (土)

ヒゲナガサシガメ?の卵

コナラの葉裏に産み付けられていた虫卵です。
時々見かけるもので、ネット上の画像を探すとヒゲナガサシガメの卵としている記事がいくつか見つかりました。
形も色もアカサシガメヨコヅナサシガメの卵によく似ているのでサシガメ類のものであることは多分間違いないでしょう。このあたりでこんな場所に産卵しそうなサシガメと言えばシマサシガメとヒゲナガサシガメくらいですが、シマサシガメは産卵中の画像がネット上でいくつか見られて、その卵はアカサシガメに似て後端を葉面に着けて立った状態で産み付けられるようです。というわけで今回の卵はヒゲナガサシガメのものである可能性が高そうです。

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長さは約1.8mm。

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まだ孵化前のようで、網目状の蓋が見えます。

(2019.06.18・舞子墓園)

 

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