カテゴリー「半翅目」の563件の記事

2017年8月22日 (火)

ヤマトキジラミ幼虫

ネムノキの葉に白い糸くずのようなものがたくさん着いていると思ってよく見ると、小さなキジラミがたくさん集まっていて糸くずに見えたのはキジラミの分泌した蠟物質でした。

_dsc9890edit

_dsc9900edit
ヤマトキジラミ Accizia jamatonica の幼虫たちです。成虫は以前に掲載していますが幼虫は見たことがありませんでした。

_dsc5199edit
ここに写っているもので体長約0.8mmです。まだ若齢なのだろうと思いますが、これより大きなものは少なく、成虫の姿は全く見られませんでした。

_dsc5221edit2

_dsc5277edit2

_dsc5299edit2
小さな体からこんなに大量の蠟物質が紡ぎ出されるのは不思議な感じがします。

(2017.08.06・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月20日 (木)

アラカシで夏を過ごすイスノフシアブラムシ

アラカシのひこばえで、アリを集めているイスノフシアブラムシを見つけました。
冬の間アラカシでよく見かけるイスノフシアブラムシ Nipponaphis distyliicola は春に有翅虫が現れてイスノキに移住しますが、一部の系統はイスノキに戻らず周年アラカシ(あるいはシラカシ)で繁殖を続けるそうです。
その夏の間アラカシで繁殖を続ける個体群を見たいと思いながら、冬の間に見ておいたひこばえが夏になる前に刈りとられていたり、また夏場には他の昆虫も多数出てきてそれらを追いかけるのに忙しいこともあって、確認することが出来たのは今回がはじめてです。

_dsc9795edit

_dsc3914edit

(2017.07.03・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月18日 (火)

ツヤヒョウタンカスミカメ

ヒョウタンカスミカメの仲間ではこれまでにホソミツボシクロの3種を掲載していますが、今回はまた別の種です。アベマキの葉裏にいたものですが、葉をつまんでレンズを近づけると逃げ回るのであまり満足な写真は撮れませんでした。
日本産ヒョウタンカスミカメ族の図説検索(農業環境イベントリーセンター)と「日本原色カメムシ図鑑・第2巻」で調べてみるとツヤヒョウタンカスミカメ Pherolepis lucidus で間違いなさそうです。体長は約3mmです。

_dsc3826edit

_dsc3838edit

_dsc3846edit2

(2017.07.03・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年7月11日 (火)

キウイヒメヨコバイ

サクラの葉の裏に見慣れぬ綺麗なヨコバイがとまっているのを見つけたのですが、3枚撮っただけで逃げられてしまいました。
ネットで調べてみるとキウイヒメヨコバイ Alebrasca actinidiae という種のようで、お馴染みのそらさんのところをはじめ沢山の画像が出て来ました。キウイフルーツの害虫としてよく知られているそうです。こ公園ではこの植物を見た記憶がないので、多分近所の畑か民家の庭からおそらく偶然飛んできたんでしょう。

_dsc3473edit

(2017.06.20・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年6月30日 (金)

タマゴクロバチ亜科の一種・♀(改題)

* 2017.07.13・タイトルと記事訂正 *

卵塊の上を走り回る様子がいかにも雌の誕生を待つ雄のように見えたのですが、あらためて過去に撮影したこの仲間の写真(たとえばこちら)と比較してみると触角の形が雄ではなく雌のようです。タイトルの♂を♀に訂正しました。それにしてもこの雌は何をしているところでしょうか。産卵のための行動でないとすれば、雄が出てくるのを待っているのかな?

ウメの葉裏に産み付けられたカメムシの卵塊の上を、タマゴクロバチが1匹歩き回っていました。触角を見ると雄のようで、おそらくすでに寄生されたカメムシ卵から雌が誕生するのを待ち構えているところではないかと思います。
以前同じような状況を撮影していて、その時はひげぶとさんから Trissolcus itoi Ryu と教えていただきました。今回のものとよく似ていて、同じ種なのかも知れません。

_dsc2876edit

_dsc2880edit
こんなふうにせわしなく歩き回っていました。羽脱が間近に迫っているのでしょう。

_dsc2899edit2

_dsc2891edit2

(2017.06.16・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月26日 (金)

メダカナガカメムシ

この季節、クズの葉裏に多数集まっているのをよく見かけるメダカナガカメムシ Chauliops fallax です。
この日も葉を一枚裏返せば必ず数匹は現れるというくらいの盛況だったのですが、なにしろ逃げ足の速い連中で、葉をめくるが早いかぞろぞろと反対側へ移動してしまいます。多くが雌雄のペアで、雌が雄を背負ったまますたこら逃げていくのですが、中には呑気なペアもいて、なんとか撮影することができました。

_dsc0931edit

_dsc0938edit2
下の雌で体長約2.6mmです。

_dsc0956edit2

(2017.05.12・玉津町水谷)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月24日 (水)

ヒメグンバイ

新緑のコナラの葉叢を見上げていると、ポツポツと越冬明けのヒメグンバイが目につきました。

_dsc0857edit
2匹の間の主脈には産卵痕が並んでいます。こういう時は葉をつまんで撮影していても遠くへ逃げてしまわないことが多いのですが、卵を守るためではないかと思っています(こちらの記事を参照)。例えば、こういう災難を防ぐ効果があるのかも知れません。

_dsc0863edit2
産卵痕は同じグンバイ仲間のナシグンバイのものに似ていますが、まだ産卵の様子も孵化の瞬間も見たことがありません。1、2齢と思われる幼虫はこちらに載せています。

_dsc0878edit
これは別の葉ですが、交尾をしています。雄も越冬するということでしょうか。なんとなく、秋のうちに交尾をして雄はそのまま死んでしまうのかと思っていました。とすると1枚目に写っている2匹も雄と雌なのかも知れませんね。

(2017.05.12・玉津町水谷)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月20日 (土)

クヌギミツアブラムシ

コナラの新葉の裏についていた有翅のアブラムシと幼虫たち。クヌギミツアブラムシ Kurisakia querciphila の胎生雌とその子供たちでしょう。
このアブラムシについては5年前、やはりコナラの葉裏に有翅の成・幼虫が集まっている様子を記事にしていて、ezo-aphidさんからコメントをいただいています。そのまま引用させてもらうと、
「この有翅虫は、ニタイケアブラムシに見られるような平べったい越夏型幼虫(そらさんの、2012.05.05を参照)を産むのです。1齢幼虫のままで夏を過ごし、晩秋になるまで生育しません。同属のサワグルミミツアブラムシでは、越夏型1齢幼虫に(背面の毛の長さで)2型があるそうです。」そして「この有翅虫は、(中略)クヌギ類(別種ではサワグルミ)の新葉に行くはずなので、そこでこのように水平に翅を畳む有翅虫に注目すれば、0.5mmほどの平べったい越夏型幼虫を見られると思います。」
とあります。
つまり、下の写真に写っているの幼虫が越夏型1齢幼虫ということになるかと思うのですが、コメントの中でezo-aphidさんが引用されている、そらさんの記事のニタイケアブラムシのような平べったい体形ではないようです。私の解釈が間違っているのかも知れません。あるいはこの1齢幼虫はこれから平べったく変形して葉裏にくっつき、ひと夏を過ごすんでしょうか。

_dsc0390edit

_dsc0398edit
成虫の体長は約1.4mm、翅端まで約3mm。

_dsc0403edit2

_dsc0414edit2
幼虫は体長0.6mmくらいです。

_dsc0417edit2

(2017.05.12・玉津町水谷)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月11日 (木)

ナシミドリオオアブラムシを捕らえたヒラタアブ幼虫

昨日の記事と同じ場所、同じシャリンバイの葉で、ヒラタアブの幼虫がナシミドリオオアブラムシを捕らえていました。

_dsc8557edit
白い蠟物質を大量に出していますが、役に立っていないようです。

_dsc8561edit

(2017.05.04・明石公園)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2017年5月10日 (水)

ナシミドリオオアブラムシ

このブログでは度々登場願っている、シャリンバイのナシミドリオオアブラムシです。

_dsc9365edit
このあたりではほとんど年中成虫か幼虫の姿が見られますが、今頃が活動の最盛期という感じがします。

_dsc8353edit2
強い日差しと暑さのせいか、主脈の両側に並んだアブラムシはみんなお尻を下に向けほとんど垂直の姿勢でぶら下がっています。

_dsc8392edit

_dsc8448edit2
みなさん前脚と口吻だけで体を支えているようで、これでよくおっこちないもんですね。

_dsc8409edit2
前脚も離してしまって口吻、というより口針だけでぶら下っている人も。サーカスでこんな芸があったような・・・。

_dsc8462edit2
ごく短い間隔で甘露を放出し続けているのもいます。
この姿勢も面白いんですが、ナシミドリオオアブラムシのコロニーはいつも大量の排泄物をまき散らしているにもかかわらず、他の種の場合ほどそれ目当てのアリが集まらないのを以前から不思議に思っています。何か理由があるんでしょうか。

(2017.05.04・明石公園)






| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧