カテゴリー「半翅目」の558件の記事

2017年5月26日 (金)

メダカナガカメムシ

この季節、クズの葉裏に多数集まっているのをよく見かけるメダカナガカメムシ Chauliops fallax です。
この日も葉を一枚裏返せば必ず数匹は現れるというくらいの盛況だったのですが、なにしろ逃げ足の速い連中で、葉をめくるが早いかぞろぞろと反対側へ移動してしまいます。多くが雌雄のペアで、雌が雄を背負ったまますたこら逃げていくのですが、中には呑気なペアもいて、なんとか撮影することができました。

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下の雌で体長約2.6mmです。

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(2017.05.12・玉津町水谷)


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2017年5月24日 (水)

ヒメグンバイ

新緑のコナラの葉叢を見上げていると、ポツポツと越冬明けのヒメグンバイが目につきました。

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2匹の間の主脈には産卵痕が並んでいます。こういう時は葉をつまんで撮影していても遠くへ逃げてしまわないことが多いのですが、卵を守るためではないかと思っています(こちらの記事を参照)。例えば、こういう災難を防ぐ効果があるのかも知れません。

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産卵痕は同じグンバイ仲間のナシグンバイのものに似ていますが、まだ産卵の様子も孵化の瞬間も見たことがありません。1、2齢と思われる幼虫はこちらに載せています。

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これは別の葉ですが、交尾をしています。雄も越冬するということでしょうか。なんとなく、秋のうちに交尾をして雄はそのまま死んでしまうのかと思っていました。とすると1枚目に写っている2匹も雄と雌なのかも知れませんね。

(2017.05.12・玉津町水谷)

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2017年5月20日 (土)

クヌギミツアブラムシ

コナラの新葉の裏についていた有翅のアブラムシと幼虫たち。クヌギミツアブラムシ Kurisakia querciphila の胎生雌とその子供たちでしょう。
このアブラムシについては5年前、やはりコナラの葉裏に有翅の成・幼虫が集まっている様子を記事にしていて、ezo-aphidさんからコメントをいただいています。そのまま引用させてもらうと、
「この有翅虫は、ニタイケアブラムシに見られるような平べったい越夏型幼虫(そらさんの、2012.05.05を参照)を産むのです。1齢幼虫のままで夏を過ごし、晩秋になるまで生育しません。同属のサワグルミミツアブラムシでは、越夏型1齢幼虫に(背面の毛の長さで)2型があるそうです。」そして「この有翅虫は、(中略)クヌギ類(別種ではサワグルミ)の新葉に行くはずなので、そこでこのように水平に翅を畳む有翅虫に注目すれば、0.5mmほどの平べったい越夏型幼虫を見られると思います。」
とあります。
つまり、下の写真に写っているの幼虫が越夏型1齢幼虫ということになるかと思うのですが、コメントの中でezo-aphidさんが引用されている、そらさんの記事のニタイケアブラムシのような平べったい体形ではないようです。私の解釈が間違っているのかも知れません。あるいはこの1齢幼虫はこれから平べったく変形して葉裏にくっつき、ひと夏を過ごすんでしょうか。

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成虫の体長は約1.4mm、翅端まで約3mm。

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幼虫は体長0.6mmくらいです。

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(2017.05.12・玉津町水谷)


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2017年5月11日 (木)

ナシミドリオオアブラムシを捕らえたヒラタアブ幼虫

昨日の記事と同じ場所、同じシャリンバイの葉で、ヒラタアブの幼虫がナシミドリオオアブラムシを捕らえていました。

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白い蠟物質を大量に出していますが、役に立っていないようです。

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(2017.05.04・明石公園)

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2017年5月10日 (水)

ナシミドリオオアブラムシ

このブログでは度々登場願っている、シャリンバイのナシミドリオオアブラムシです。

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このあたりではほとんど年中成虫か幼虫の姿が見られますが、今頃が活動の最盛期という感じがします。

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強い日差しと暑さのせいか、主脈の両側に並んだアブラムシはみんなお尻を下に向けほとんど垂直の姿勢でぶら下がっています。

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みなさん前脚と口吻だけで体を支えているようで、これでよくおっこちないもんですね。

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前脚も離してしまって口吻、というより口針だけでぶら下っている人も。サーカスでこんな芸があったような・・・。

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ごく短い間隔で甘露を放出し続けているのもいます。
この姿勢も面白いんですが、ナシミドリオオアブラムシのコロニーはいつも大量の排泄物をまき散らしているにもかかわらず、他の種の場合ほどそれ目当てのアリが集まらないのを以前から不思議に思っています。何か理由があるんでしょうか。

(2017.05.04・明石公園)






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2017年5月 8日 (月)

カシケクダアブラムシ

アラカシの新葉の裏で、カシケクダアブラムシが交尾していました。

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このアブラムシは関西では年2世代で、これは第2世代の有翅の卵生雌と雄のようです(以前の記事へのezo-aphidさんからのコメント参照)。

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雌は全体に黒っぽいですね。

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脱皮中の幼虫もいました。

(217.05.04・明石公園)


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2017年5月 6日 (土)

モッコクトガリキジラミ

モッコクトガリキジラミはこれまで何度かこの場所で見ていますが、いずれも晩秋から冬にかけて、成虫が一匹づつ単独でいるのを見つけただけでした。
今回はちょうど羽化の時期に当たったようで、ホストであるモッコクの木で多数の成虫や幼虫が集まっているのを見ることが出来ました。

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これは雌でしょう。体長約2.3mm。

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同じ個体の背面。

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同じく顔面。

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左の個体は雄だと思います。以前11月末に撮ったものと同様、腹部背面に1本の白い帯が見えます。

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こちらは羽化してまだ体色の整っていない雌でしょう。

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これは終齢幼虫だと思います。同齢の幼虫が他にも2匹見つかりましたが、いずれも葉裏の縁に接するようにくっついていました。同じく終齢と思われる幼虫をHepotaさんが4月初めに府中市で見つけておられますが、その2個体ともやはり葉の縁に定位していたようです。若齢幼虫は見つからなかったので何とも言えませんが、この位置が羽化には好都合なのではないかと想像しています。

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(2017.04.20・明石公園)

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2017年5月 1日 (月)

イスノフシアブラムシ

アラカシのひこばえの枝についたイスノフシアブラムシ Nipponaphis distyliicolaです。
この場所ではよく見かける種で、12月末3月はじめに出産を観察しているので、これらの幼虫・成虫はそのころに生まれた世代でしょう。このアブラムシは春に有翅虫が現れてイスノキに移住しますが、それとは別に一部の系統は周年アラカシで繁殖を続けるそうです(Hepotaさんの記事へのezo-aphidさん、青木重幸さんのコメント)。おそらくこれらの幼・成虫は居残り組の個体群なんでしょう。


* 2,017.05.05 追記 *
青木重幸さんからいただいたコメントによれば、イスノフシアブラムシの有翅虫(産性虫)の出現時期は東京近郊では5月初めから5月下旬くらいなので、このコロニーもこれから有翅虫を出すのではないか、とのことです。したがって、これらの個体群が周年アラカシで生活する個体群と考えたのは早計だったようです。次の機会に確認しようと思っていますが、この公園は手入れが行き届いているのでひこばえは早々に刈り取られることが多く、それまで残っているかどうか・・・。

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画面下の赤紫色の成虫で、体長約1.6mmです。

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頭が見えませんが、若齢幼虫たち。

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画面左上の個体で体長は成虫とほぼ同じ。これで終齢でしょうか。


* 2017.05.04 追記 *
左上と右上の毛の短い個体は羽化して間もない無翅成虫だそうです。青木重里さんからコメントをいただきました。

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終齢になると毛が無くなるのかな。
成虫でした。)

同種の有翅虫と思われるものはこちら、またイスノキに移住した個体群が形成する虫こぶ(イスノキエダナガタマフシ)はこちらに出しています。

(2017.04.20・明石公園)

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2017年4月30日 (日)

カシトガリキジラミ・卵と1齢幼虫

アラカシのひこばえの、赤紫色の新葉を裏返してみると、カシトガリキジラミ Trioza remota の卵や孵化した幼虫がたくさん見つかりました。

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卵はわりあい乱雑に、規則性もなく散らばっています。

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長さ0.35mm前後で、一端がヒゲのように伸びています。

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幼虫が出た後の空の卵殻が残っています。

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1齢幼虫はおおむね葉脈に沿って定位しています。

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体長は0.4mmくらい。体の周囲に伸びている白い毛のようなものは蠟物質です。

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カシトガリキジラミの羽化は、この場所では3月に観察しています。

(2017.04.20・明石公園)


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2017年4月29日 (土)

マメクロアブラムシ

ヤブジラミの茎にアブラムシが集まっていました。
黒っぽくて特徴の乏しい外見ですが、以前に一度掲載した多食性のマメクロアブラムシ Aphisfabae fabae のようです。

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有幼虫は同属のワタアブラムシによく似ています。

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無翅成虫は体長約2mmで、前回の記事のものより大型です。

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若齢幼虫たち。

(2017.04.20・明石公園)

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