カテゴリー「半翅目」の617件の記事

2019年6月22日 (土)

ヒゲナガサシガメ?の卵

コナラの葉裏に産み付けられていた虫卵です。
時々見かけるもので、ネット上の画像を探すとヒゲナガサシガメの卵としている記事がいくつか見つかりました。
形も色もアカサシガメヨコヅナサシガメの卵によく似ているのでサシガメ類のものであることは多分間違いないでしょう。このあたりでこんな場所に産卵しそうなサシガメと言えばシマサシガメとヒゲナガサシガメくらいですが、シマサシガメは産卵中の画像がネット上でいくつか見られて、その卵はアカサシガメに似て後端を葉面に着けて立った状態で産み付けられるようです。というわけで今回の卵はヒゲナガサシガメのものである可能性が高そうです。

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長さは約1.8mm。

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まだ孵化前のようで、網目状の蓋が見えます。

(2019.06.18・舞子墓園)

 

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2019年6月21日 (金)

ミドリグンバイウンカ 幼虫

ナンキンハゼの葉裏にいたミドリグンバイウンカ Kallitaxilla sinica の幼虫です。
体長は約1.3mmと小さく、尾端から針のように伸びる蠟物質も数が少ないのでまだ若齢と思われます。

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終齢幼虫でも尾端に一対の小さな黒点がありますが、この若齢幼虫ではそれが赤くて非常に目立ちます。ここでも「マエムキダマシ」の効果があるんでしょうか。

(2019.06.18・舞子墓園)

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2019年6月20日 (木)

ヨコバイ類の幼虫

何度か撮った憶えのある、特徴的な外見のヨコバイ幼虫ですが、親がどんな姿をしているのか分かりません。
ニセアカシアの葉裏にいました。

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体長は(尖った腹部の先端まで) 約2.8mm。

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目立つ前脚。後脚の先端は常にお尻の下で揃えているようです。

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逃げ回るので正面からの撮影は出来ませんでした。

(2019.06.18・舞子墓園)

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2019年6月16日 (日)

クスベニヒラタカスミカメ

 5月にあちこちで幼虫を見ていたクスベニヒラタカスミカメ Mansoniella cinnamomi が、成虫になっていました。
このカメムシの成虫は昨年一度だけ見ているのですが、その時は台風通過後自宅の窓ガラスにとまっていた個体だったので、本来の環境で見るのはこれが初めてです。

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きれいなカメムシで翅には光沢がありますが、こうして見ると短い毛もたくさん生えています。

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葉に触れると警戒して歩き回りますが、落ち着くとすぐにまた吸汁を始めます。

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交尾中のもいました。

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その間も食事は休めません。

(2019.06.06・明石公園)

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2019年6月13日 (木)

オオクロヒョウタンカスミカメ?(Pilophorus ?niger)

アブラムシのついたトベラの枝で、甘露目当てのアリが走り回っているのを眺めていると、すぐ近くの葉裏でこの黒いカメムシがじっとしているのが目に入りました。
撮影のために枝を持つと案の定あちこち逃げ回り、それでも何とか追い詰めて数枚撮ることが出来ました。ヒョウタンカスミカメの仲間ですが大型で、全身ほぼ真っ黒、初めて見る種です。
日本原色カメムシ図鑑・第2巻にあたってみるとオオクロヒョウタンカスミカメ Pilophorus niger で間違いなさそうに思えるのですが、農研機構の日本産ヒョウタンカスミカメ族の図説検索の検索表ではこの種に辿りつけませんでした。「後方の銀白色鱗毛列より後方の半翅鞘革質部は『全体に光沢がある』か 『外半部のみ光沢がある 』」という項目で、写真を見る限り「全体に光沢がある」ように思うのですが、そちらを選ぶとこの種は除外されてしまうのです。
写真では反射の具合などによりかなり印象が違ってくるものなので、タイトルにはとりあえず疑問符付きでこの種名を入れておきます。

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白い斑紋以外全身ほぼ真っ黒です。

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残念なことに左後脚が失われています。

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体長は約4.3mm。

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近くにいた幼虫。
因みに当ブログではこれまでにホソミツボシクロツヤの4種のヒョウタンカスミカメ属を掲載しています。

(2019.06.05・舞子墓園)

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2019年6月 8日 (土)

クスオナガアブラムシ

この時期、いろんな植物の葉裏でこのような、1匹の雌と多数の幼虫からなるアブラムシの小集団が見られますが、これはヤブニッケイの葉裏で、クスオナガアブラムシ Sinomegoura citricola だと思います。クスノキ以外に柑橘類などにも寄生する多食性のアブラムシです。

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実に堂々とした体格のお母さんです。体長約2.2mm。

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母虫のすぐ後ろにいるのは生まれたばかりの幼虫でしょう。

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複眼の上に単眼が見えますが、アブラムシでは有翅虫だけが持っているそうです。

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体長1mm前後の幼虫たち。

(2019.06.01・明石公園)

 

 

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2019年6月 1日 (土)

クワキジラミ

クワの葉の裏から白い糸が風に靡いていました。
クワキジラミの羽化のシーズンだったようです。

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たくさんいた成虫は羽化後間もないようで、白っぽい体色です。

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ちょうど羽化の最中のものもいました。

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これは幼虫。多分終齢でしょう。

(2019.05.23・明石公園)

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2019年5月28日 (火)

クスベニヒラタカスミカメの幼虫

クスベニヒラタカスミカメ Mansoniella cinnamomi は近年近畿を中心に急速に分布を拡げつつある外来カメムシです。私自身は昨年の夏、台風通過後に自宅窓ガラスにとまっている成虫を見たのが初めてでしたが、寄主植物上での自然な状態はまだ見ていませんでした。
特にそよ風さんBABAさんのサイトでも紹介されていた特異な姿の幼虫は是非撮影したいと思っていたところ、今回ようやく見つけることが出来ました。

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体長約3mmの幼虫です。
クスノキのひこばえの葉裏で見つけましたが、気温の高い日で葉を裏返すとすぐに歩き始め、なかなかシャッターチャンスを掴めません。それでも何個体も根気よく追い回しているとたまに立ち止まって吸汁を始める者もいて、どうにか撮影することが出来ました。それにしても、ほんとに妙な姿です。

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同齢と思われる別個体。葉裏から吸汁しながら腹部をゆっくり左右に動かしていました。

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触角の膨らんだ部分には、よく見ると透明なところがあります。ヤニサシガメなどと同じく、全身が透明な液体に覆われているようです。原料はやはり自分の排泄物でしょうか。

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これは別の場所にいた若齢個体で、体長約2.4mm。

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やはりゆっくりとお腹を揺らしながら吸汁していました。

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(1~3枚目:2019.05.22・舞子墓園/4~6枚目:2019.05.24・学が丘北公園)

 


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2019年5月27日 (月)

ニジモントビコバチ属の一種(Cerapteroceroides sp.)・産卵

昨日の記事に出したダルマカメムシを探している時に、同じアラカシの幹を青く光るコバチが歩いているのを見つけました。冬季、葉裏で越冬しているのをよく見かけるニジモントビコバチ Cerapteroceroides japonicus の雌によく似ているのですが、翅の黒紋や胸部背面の色が違うようなので、 Cerapteroceroides sp.としておきます 。
樹皮の窪みを触角で探りながら歩く様子からおそらく寄主探しの最中だろうと見当をつけてしばらく見守っていると、案の定産卵を始めました。
40分ほどの間、何度も見失いながら追いかけ続けましたが、その間に数度の産卵を見ることが出来ました。その産卵管を突き刺している相手は一見樹皮の他の部分と見分けのつかないようなちょっとした塊ですが、どうやら以前ヒメコバチ科Tetrastichinae 亜科の一種が産卵していた、とりあえずカシノアカカイガラムシの中間幼虫と考えているものと同じもののようです。またこの場面を撮影した木を含めた数本のアラカシには毎年カシノアカカイガラムシが発生するのを観察していて、2013年の記事に掲載した Tetrastichinae の産卵も同じ場所で撮影しています。
北隆館の大図鑑のニジモントビコバチの項には「各種のカイガラムシやキジラミから羽化するが、第2次寄生蜂である」とあります。この不明種も同様の生活史を持っているとすれば、もしかしたらこれらのヒメコバチとトビコバチは1次寄生者と2次寄生者の関係にあるんでしょうか。

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寄主探しにはこの巨大な触角が威力を発揮するんでしょうか。
画面上に見える、やや赤みがかった塊がカシノアカカイガラムシの中間幼虫と考えられます。

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その塊に産卵管を突き刺しました。

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新たな寄主を探っています。

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腹部を曲げて先端を目標にあてがいます。

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産卵を始めました。

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体長約1.6mm、翅端まで約2.0mmです。
この真上から撮った写真では複眼の後ろ、頬の部分が見えていますが、これまでに撮影したニジモントビコバチの同じ角度からの写真ではそれが複眼に隠れて見えません。また胸部背面全体がほぼ一色でニジモンのような縦筋状の色分けがなく、翅の中央部に広い透明部がある点もニジモンとは異なります。アブラニジモントビコバチ Cerapteroceroides fortunatus とも違うようで、もしかしたらニジモントビコバチと外見がよく似ていると言う C.similis がこれなのかも知れません。

(2019.05.19・明石公園)

 

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2019年5月26日 (日)

ダルマカメムシ幼虫

そろそろダルマカメムシの幼虫が出てくる頃だと思って、毎年のようにこのカメムシが見つかる数本のアラカシの幹を調べて回りました。
結構人通りの多い場所で、木の幹に顔を近づけて時々ルーペなどあてがいながら舐めるように見て回る姿はいかにも不審ですが、幸い誰にも声をかけられることなく何とか1匹だけ、探しものを見つけることが出来ました。
体長は約1.8mm。以前に出した終齢と思われる幼虫は2.7mmほどの体長でしたから、これは2齢か3齢くらいでしょうか。
このカメムシは恐らく木の幹で一生を送るのだろうと思われて、それならばそのうち産卵や羽化の様子、また卵なども見ることが出来るのではないかと期待しているのですが、未だにそのどれも見ることが出来ません。

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(2019.05.19・明石公園)

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