カテゴリー「鞘翅目」の397件の記事

2019年7月21日 (日)

ヒロオビジョウカイモドキ♂の触角

何度も出しているものですが、面白い形の触角を持ったヒロオビジョウカイモドキ Laius histrio の雄です。

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触角の基部の2節が肥大しているのですが、ネット上の記事をいろいろ眺めていると、その肥大した部分を第1・2節としているものと第2・3節としているものがあります。保育社の日本原色甲虫図鑑第3巻では Laius属の触角は全10節で、そのうち肥大しているのは第1・2節とされていますが、日本産オビジョウカイモドキ属の解説という記事(「さやばね」ニュー・シリーズ No.31)を見ると肥大部は第2・3節とされていて、そうすると全節数は11節ということになります。

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肥大部が第2・3節とするとその前にごく小さな第1節があるはずですが、この写真ではよく分かりません。

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第2説(または第3説)の基部からなにやら意味ありげな突起が出ています。

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同じ節は後ろから見ると皿状に凹んでいることが分かります。

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ついでに、かなり解像度が低いですが上からも。
この触角は雌に対する求愛行動で重要な役割を持っているようですが、その他に、例えば雄同士の闘争などで使われることがないのか、つい想像したくなります。

(2019.07.10・明石公園)

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2019年7月20日 (土)

モンキゴミムシダマシ

サクラの幹に生えたキノコ(カワウソタケ?)にモンキゴミムシダマシが集まっていました。

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産卵中の雌もいます。

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その雌に交尾器をのばした雄が覆いかぶさるように近づいてきました。

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雌にその気はなかったようです。

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これは別個体の顔です。

(2019.07.10・明石公園)

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2019年7月14日 (日)

ハイイロゲンゴロウ

いつもの公園の浅い池で、水面近くを数匹、ミズスマシのようにぐるぐる回っているものがいました。
たまに少しの間だけ水底で動きを止めるのですが、撮影できるほど近くにはなかなか寄ってこず、近くで静止してもシャッターを切る前にまた泳ぎ始めたりして、それでもしばらく粘って数枚撮ることが出来ました。
ゲンゴロウ科のハイイロゲンゴロウ Eretes sticticus という種のようです。珍しいものではないようですが、多分見たのは初めてだと思います。

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水面越しに斜めに撮っているので歪みや空の反射が出て酷い画像です。

(2019.07.05・明石公園)

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2019年7月13日 (土)

シオヤアブ

つい先日出したばかりのシオヤアブですが、今度はセマダラコガネを捕まえていました。
前回はお尻の先に白い毛束のある雄でしたが、今回は雌です。

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(2019.07.05・明石公園)

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2019年7月10日 (水)

ヒメハナノミの一種

アカメガシワの花の上にいたハナノミの一種です。もっぱら花粉を食べていたようですが、林立する蕊の間を活発に動き回るので思い通りには撮らせてもらえませんでした。
写真を見ると後方で裁ち落とされたような頭部や長く伸びた尾節板でハナノミ科、後跗節にも段刻があるのヒメハナノミ族までは分かりますが、そこから先は写真だけでは難しそうです。体長は(保育社の甲虫図鑑に倣って上翅端まで)約3mmです。

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(2019.07.03・舞子墓園)

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2019年7月 5日 (金)

チビハナゾウムシ

当ブログでは度々登場している、チビハナゾウムシです。小さいのであまり目につきませんが、この時期探せばいろんな植物の上でたくさん見つかります。

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マサキの花にも来ていました。

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蜜を吸っています。

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こちらは雄蕊に上って花粉を食べています。

(2019.06.29・明石公園)

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2019年6月30日 (日)

ヤマトタマムシ

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(2019.06.20・明石公園)

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2019年6月24日 (月)

ジョウカイボン科の一種

これはジョウカイボン科の一種だと思います。
上翅が短く、体長が約3.8mmとかなり小型なのでツマキジョウカイの仲間(Malthinus 属)ではないかと思うのですが、手元の甲虫図鑑を調べた限りでは一致しそうなものが見つかりません。コナラの葉裏にいました。

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(2018.06.18・舞子墓園)

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2019年6月 6日 (木)

キイロトラカミキリ

積み上げられた伐採木の間を数匹のキイロトラカミキリ Grammographus notabilis が歩き廻っていました。
しばらくの間、丸太の隙間を猛烈な速度で駆け抜けていくのを指をくわえて眺めていたのですが、やがて奥の方から雄を背負った雌が産卵場所を探しながら現れました。

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周囲の丸太が邪魔になって近づけないので、ライブビュー とバリアングル液晶を頼りに腕を一杯伸ばしての撮影。

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体長は17~18mmくらいです。

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こちらは開けた場所で産卵していた雌。

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カミキリムシとしては比較的穏やかそうな顔つきです。

(2019.06.01・明石公園)

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2019年6月 5日 (水)

交尾中のクズノチビタマムシ

クズの葉の上で交尾中のクズノチビタマムシ。
雌の背中に乗った雄は、周期的に翅をはばたかせていました。

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(2019.06.01・明石公園)

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