カテゴリー「鞘翅目」の327件の記事

2017年5月23日 (火)

卵に糞の上塗りをするムシクハムシ

コナラの葉の上に乗っかっているムシクソハムシ Chlamisus spilotus。同属のツツジコブハムシに酷似しているので正確にはこちらのように腹面の特徴を確認しないと決められませんが、コナラにいたのでムシクソにまず間違いないと思います。

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姿勢が妙なので死んでいるのかと思えば、ちょうど卵を産んだところでした。

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産んだばかりの卵に自分の糞を塗り付けています。以前そらさんのブログで同属のツツジコブハムシの同様の行動が紹介されていましたが、私は初めてお目にかかる場面です。

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後脚を卵に添えて、ゆっくりと回転させながら糞の覆いを被せていきます。

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糞の壺がだんだん深くなってほとんど卵が見えなくなりました。

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最後のひと塗り。この直後、母虫は卵を置いて立ち去ってしまいました。

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糞のケースは高さ約1.1mm。孵化して一端から顔を出した幼虫はこの糞の家を背負ったまま歩き回り、体の成長とともに自分の糞を加えて住処を拡張していきます。大きくなるとこんなふうになるはずです。

(2017.05.12・玉津町水谷)


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2017年5月 9日 (火)

ジュウジチビシギゾウムシ?

これもアラカシの葉裏で見つけたもので、体長2.5mmほどのゾウムシです。
同種と思われるものはこれまでに何度か(2012.10.192013.04.192014.05.14)出していて、ひとまずジュウジチビシギゾウムシ Curculio pictus だろうと考えているのですが、近似種との区別点が十分に確認できないので確実ではありません。

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撮り始めるとすぐに歩き出し、葉をつまんでいた私の左手に乗り移ってきました。

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その親指の甲で立ち止まってなにやら頭を動かしていると思えば、

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なんと、指の皮膚を齧っているようです。

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口吻の先が皮膚に潜り込んでいるのが見えます。はじめは何も感じなかったのですが、ファインダーごしに眺めているとムズムズしてきます。幸いゾウムシの方でもこれは食い物にならぬと気づいたのか、これ以上齧られずに済みました。

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保育社の甲虫図鑑の検索表によると、上翅中央白帯が第4間室で欠けているとレロフチビシギゾウムシ C. esakii の可能性が高くなりますが、この写真では欠けているような、いないような・・・。

(2017.05.04・明石公園)

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2017年4月27日 (木)

コナライクビチョッキリ

アラカシの新葉の裏に黒いチョッキリがとまっていました。この仲間はよく似た外見の種がたくさんありますが、保育社の甲虫図鑑やオトシブミ・チョッキリの世界というサイトで調べてみるとコナライクビチョッキリ Deporaus unicolor としてよさそうです。体長約2.9mmです。

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(2017.04.20・明石公園)

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2017年3月19日 (日)

アカハバビロオオキノコ?の幼虫

林の中の地面に落ちた枯れ枝にカワラタケが生えていて、裏返してみると黒い幼虫が数匹ついていました。
体長5mmほどの芋虫で、甲虫の幼虫であることは確かですがそこから先がわからず、とりあえず心当たりの種名で画像を探してみるとフッカーSさんの東京23区の虫2でよく似たアカハバビロオオキノコ Neotriplax lewisii の幼虫画像が見つかりました。成虫はこの場所でもたびたび見かけているので、この種の可能性は高いと思いますが、他に参考資料が見つけられないのでタイトルの種名には疑問符をつけておきます。

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お尻の先に小さなマルトビムシが写っていますが、撮影時には気がつきませんでした。

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体のあちこちに微小なダニがついています。

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お尻には一対の小さな尾突起があります。

(2017.03.10・明石公園)

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2017年3月15日 (水)

シリジロメナガヒゲナガゾウムシ

2年前の記事とほとんど同じになってしまいましたが、ムクノキの樹皮下にいたシリジロメナガヒゲナガゾウムシです。

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この悪役面が気に入っています。

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(2017.03.10・明石公園)

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2016年11月 7日 (月)

コクロヒメテントウ幼虫とキイロシリアゲアリ

何に木か分からないのですが、地面から50cmほど伸びた幼木の枝にコクロヒメテントウの幼虫とキイロシリアゲアリが来ていました。

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しかしお目当てのアブラムシはほとんどすでにマミー化していました。

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(2016.11.03・明石公園)

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2016年10月27日 (木)

オビデオゾウムシ

先日センダンコクロキジラミを見つけたセンダンの木の葉裏を眺めていると、キジラミはいない代わりに小型のゾウムシが見つかりました。よく探すとあちこちの葉についています。
口吻を除いた体長が2.3mmほどで、目立った特徴もないので名前調べには手間どるだろうと覚悟しながら保育社の甲虫図鑑のページを繰ると意外にあっさりと候補が見つかりました。オビデオゾウムシ Orsophagus trifasciatusという種です。体形や上翅の斑紋、体長も一致しますし、さらに「センダンの葉捲中で発見される」とあるので間違いないでしょう。

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図鑑には「少ない」とありますが、このセンダンの木には沢山いました。

(2016.10.19・明石公園)

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2016年10月10日 (月)

ニレノミハムシを捕らえたヨコヅナサシガメ幼虫

古い写真なので1枚だけ。
アラカシの幹でニレノミハムシを捕らえていたヨコヅナサシガメ幼虫です。

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(2009.10.05・明石公園)

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2016年9月30日 (金)

オオキマダラケシキスイ

いつもの公園の、普段あまり足を向けない土手の上で幹から盛大に樹液を流しているアベマキを見つけました。
無数のハエが飛び回る中、樹液にまみれた木屑か何かが固まってマット状になったものを捲り上げてみると、下から大型のケシキスイが出てきました。体長が10mm近くあって、この仲間では初めて見る大きさです。
甲虫図鑑で調べてみても、まずその大きさから候補が絞り込まれました。オオキマダラケシキスイ Soronia fracta で合っていると思います。

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数匹いたのですが、覆いを取り去るとすぐに近くの割れ目や物陰に潜り込んでしまいます。

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体長約9.5mm。図鑑によれば「♂の前脛節はやや曲がりなた状にひろがる」そうなので、これはその雄でしょう。

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これは別個体。

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樹液の中からこんな幼虫も出てきました。

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体長は15mmくらいもありますが、これがクロキマダラケシキスイの幼虫ではないかと思います。

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その頭部。

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同じく尾突起。

(2016.09.25・明石公園)

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2016年9月 9日 (金)

キボシカミキリ

先日そらさんのところにも登場したキボシカミキリですが、私にとっては久しぶりで、このブログ初登場です。
イヌビワの葉の上に載っていたのですがあいにく薄暗い場所で、ストロボ一発では不自然だし手持ちで自然光で撮るのはちょっと苦しいし、普段小さなものばかり撮っているのでこのサイズのものが現れると対応に難儀します。

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ISOを上げてなんとか自然光で撮りましたが案の定少しブレています。

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お顔のアップはストロボを使うほかありませんが、カメラが葉に当たって揺らすのでしまいに逃げられてしまいました。

(2016.09.02・明石公園)

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