カテゴリー「脈翅目」の63件の記事

2019年5月31日 (金)

クサカゲロウ孵化幼虫

先日はシャリンバイでしたが、今度はクワの葉裏でクサカゲロウ類の卵を見つけました。

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しかしよく見るとほとんどは幼虫が出た後の抜け殻で、数匹の孵化幼虫がまだ離れずに残っているだけです。

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残っている幼虫たちは、どうやら卵殻から抜け出すことが出来ないでいるようです。

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孵化途中で死んでしまったらしいのもいます。

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この幼虫もだいぶ弱った様子です。

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この幼虫はもうほとんど抜け出しているようなのですが、お尻の先が離れなくてもがいているように見えます。それとも単にまだ旅立つ気にならないだけでしょうか。

(2019.05.23・明石公園)

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2019年5月21日 (火)

クサカゲロウの卵

シャリンバイの葉裏になにか綺麗なものが見えます。

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クサカゲロウ類の卵に水滴がついたもののようですが・・・。

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葉裏ではナシミドリオオアブラムシの幼虫が集まってせっせとお食事の最中です。クサカゲロウの雌は生まれてくる子どもたちのために食料源の真ん中に卵を産み付けたんでしょうね。

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ところがその卵は将来の獲物となるべきアブラムシの排泄物をもろに被ってこんな状態に。

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孵化したクサカゲロウの幼虫たちは無事に獲物のいる場所に辿り着けるんでしょうか。

(2019.05.16・明石公園)

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2018年11月 1日 (木)

クサカゲロウの一種の幼虫

クサカゲロウの幼虫は被写体としてはとても面白いんですが、未だに種の見分け方がよく分かりません。頭部の模様に違いがあるようですが、それもよく似ているものも多いようです。
今回はクサギの葉裏にいた体長(大顎の先まで)5mm足らずのクサカゲロウ類幼虫です。捕食中でもなければ見かけても撮らずに済ませることが多いのですが、この日は他の虫も少なく、しばらく追いかけました。

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(2018.10.22・明石公園)


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2017年11月13日 (月)

ヒメカゲロウ類の幼虫

エノキのひこばえの、葉の裏にいたヒメカゲロウ類幼虫です。
大アゴを含めて体長は3.5mmほど。すぐに歩き始めたのを追いかけながら撮りました。

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同じ脈翅目のコナカゲロウ幼虫と同様、太くて長い下唇鬚が目立ちます。

(2017.11.01・明石公園)

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2017年9月27日 (水)

クサカゲロウ類の幼虫

ナナミノキの幹を、ゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫がひょこひょこと登っていました。
この連中が背中に纏うゴミの内訳は捕らえて食った獲物の吸い殻や小昆虫の脱皮殻、木屑など雑多な寄せ集めの場合が多いのですが、今回の幼虫が背負っているのはただ一種類、枯れた苔だけのようです。
たまたま獲物が少なく手近にあった材料を集めたのか、それともこういう素材がこの種の好みなんでしょうか。

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速足で歩いていたのを止めようと軽く息を吹きかけると、途端に「伏せ」の姿勢で固まってしまいました。

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体長は約5mm。

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やがて突然目覚めたように歩きはじめましたが、足が速くて追いきれません。

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(2017.09.20・明石公園)

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2017年2月23日 (木)

クサカゲロウの一種の幼虫

ツバキの葉の裏にいたクサカゲロウ類の幼虫です。

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背中に積み上げているのはほとんどがチャタテムシの卵の殻のようです。

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荷物が邪魔をして頭部の模様がよく見えません。

(2017.02.12・学が丘北公園)

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2017年2月21日 (火)

ラクダムシ幼虫

オオバヤシャブシの樹皮の下にいたラクダムシの幼虫です。

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頭部の形は成虫によく似ています。

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(2017.02.12・学が丘北公園)

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2017年2月 9日 (木)

ヒメカゲロウの一種の幼虫

シロダモの葉裏にいたヒメカゲロウ類の幼虫です。真冬の寒さで、何度もフラッシュを浴びせても全く動きません。体長は約4.5mmです。

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大顎の下から伸びているのは下唇鬚でしょうか。

(2017.02.08・姫路市 増位山)

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2017年1月 6日 (金)

コナカゲロウの一種(?Coniopteryx sp.)の幼虫

アラカシの幹を歩いていたコナカゲロウの幼虫です。
体形や体側の白斑、背面中央の広い暗色部など、以前このブログに掲載してConiopteryx sp.と教えていただいたものによく似ていて、体長も同じくらい(約2mm)ですが、体色がより鮮やかです。おそらく同じ属だと思いますが、別種かも知れません。

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獲物を探しているのでしょう、歩きながらあちこちの樹皮の割れ目に頭を突っ込んでいました。この仲間は捕食性で、以前にもチャタテムシ幼虫アブラムシを捕食しているところを撮影しています。

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特徴のある棍棒状の下唇鬚が見えます。

(2016.12.29・明石公園)

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2016年8月23日 (火)

キバラコナカゲロウ?

ネジキの葉の裏にいたコナカゲロウの成虫です。
傍らに空の繭と蛹殻があるので、おそらく羽化直後なのでしょう。そう思ってみれば翅や体を覆う白い粉がまだ薄いようで、これは羽化後に自ら塗りつけるものだそうです。
2枚目の写真では後翅が透けて見えますが、前翅よりも僅かに短いだけなので以前掲載した Conwentzia属とは明らかに異なりまし、前翅の形や体長に対する長さも違います。他の候補を探したところ、HepotaさんそらさんBABAさんがいずれも疑問符つきでキバラコナカゲロウ Coniopteryx abdominalis とされている種と同じなのではないかという結論になりました。HepotaさんやBABAさんのものとは繭の形も一致します。体長は約1.5mm、翅端まで約1.9mmです。

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(2016.08.05・舞子墓園)

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