カテゴリー「双翅目」の241件の記事

2017年5月18日 (木)

ユスリカ?の卵塊と繊毛中の一種

公園の池でミジンコをすくってきて眺めていると、こんなものが混じっていました。

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寒天質の透明のボールの中に卵らしきものが並んでいます。ユスリカの卵に似ていると思うのですが、ネット上で見られるユスリカの卵塊はひも状のものが多いようで、こういう球状の卵塊もあるのかどうかよく分かりません。
さらによく見ると、卵の間を小さな生き物がたくさん泳いでいます。

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繊毛虫のようなのですが、特に1個の卵に多数集まっていました。その様子は最後の動画でもご覧いただけますが、発生途上で死んでしまった卵をたべていたのかも知れません。ユスリカ?の卵にはすでに複眼が見えています。

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スライドグラスにとって顕微鏡で覗いてみました。寒天状のボールは結構弾力があるようで、カバーグラスで押さえてもまだかなり厚みが残っています。卵の間を動いているのはやはり繊毛中の一種でした。

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押し潰されたボールの周辺に沿って泳いでいます。

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Ciliophora
名前は分かりませんが、すべて同じ種のようです。

動画です。


(2017.05.04・明石公園 桜堀で採集/2017.05.05・撮影)

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2017年5月13日 (土)

イスノキの実に残されたタマバエの蛹殻(改題)

* 2017.05.18・追記とタイトル修正 *

蛾ではないかと思っていたのですが、Mさんからこれはタマバエの蛹の抜け殻だろうとコメントをいただきました。ネットで探してみると、特に海外サイトで下の写真によく似た頭部に角状の突起のある蛹の画像がたくさん出てきました。タマバエで間違いなさそうです。はじめ「謎の蛹殻」としていたタイトルを変更しました。

いつもの公園にここ数年来おなじみになっている数本のイスノキがあります。5月初めになっても去年つけた実がたくさん残っているのですが、その多くから小さな蛹の抜け殻がとび出していました。
このイスノキの実ではこれまでにイスノキモンオナガコバチカタビロコバチの一種が育っているのを確認していますが、このような蛹殻を見たのは初めてです。殻の形から小型の蛾ではないかと思っていますが、違うかも知れません。
この蛾(?)と2種のコバチとの間にどんな関係があるのか、興味を惹かれます。

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鋭い角のような突起はなんでしょうか。

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こんなふうに、かなりの高率で寄生していたようです。

持ち帰って深度合成撮影をしてみました。

Sanagia

Sanagib

Sanagic
2枚目はミスをして、奥の方にピントが来ていません。スケールバーは1mmです。
合成には相変わらずCmbine ZPを使っています。こういう、複雑な重なり合いの少ない被写体ではあまり問題なく
合成できるようです。

(2017.05.04・明石公園)

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2017年5月11日 (木)

ナシミドリオオアブラムシを捕らえたヒラタアブ幼虫

昨日の記事と同じ場所、同じシャリンバイの葉で、ヒラタアブの幼虫がナシミドリオオアブラムシを捕らえていました。

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白い蠟物質を大量に出していますが、役に立っていないようです。

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(2017.05.04・明石公園)

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2017年4月28日 (金)

ユスリカの一種

アラカシの葉裏にとまっていたユスリカの一種です。触角が貧弱なので雌でしょう。体色が薄く翅も不透明なので羽化して間もない個体なのかも知れません。体長約2.4mmです。

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(2017.04.20・明石公園)

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2017年4月21日 (金)

ショウジョウバエ科の一種

アラカシの葉裏にとまっていたハエです。翅の模様に見覚えがあると思いながらネット画像を探すと、同じものを以前にもこのブログで出していました。
ショウジョウバエ科であることは確かだと思いますが、そこから先は分かりません。正面像も撮りたかったのですが、その前に逃げられました。

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体長3mm、翅端まで5mmくらいです。

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(2017.04.05・明石公園)

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2017年1月29日 (日)

ルリセダカショウジョウバエ?

1月も末になってようやく今年初めての虫撮りに行ってきましたが、木の葉の裏を眺めても落ち葉をめくっても見つかるのは既に何度となく撮影しているお馴染みさんばかり、その数も例年に比べて非常に少ない気がします。
このルリセダカショウオウバエ?はモッコクの幹にとまっていたもので、撮影を始めるとのろのろと歩きはじめました。冬場の虫探しでは普通に見かける種で、2012.02.15の記事と同じ種だと思います。

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(2017.01.29・明石公園)

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2017年1月 9日 (月)

ヒメイエバエ科の若齢幼虫

先月掲載したものと同種かどうかは分かりませんが、同じヒメイエバエ科の若齢幼虫だと思います。同じように濡れ落ち葉にくっついていました。
前回の個体は黒っぽくて体長が5mm近くもあり、おそらく終齢かそれに近いものだと思われますが、今回見つけたものははるかに小さくて1.5mmくらい、体色も白っぽくてかなり若齢と思われます。動きは同じで頭部を持ち上げては前方にペタンと落とし、残りの体を引き寄せるとまた頭を持ち上げる、という具合に前進していました。

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見つけたときは体全体が水に覆われていたのですが、撮影している間に乾いてきました。本来は落ち葉の間に溜まった水の中で半ば水中生活を送っているのではないかと思います。

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(2016.12.24・明石公園)

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2016年12月21日 (水)

タマバエ科の一種?の幼虫

昨日に続き双翅目の幼虫です。

朽木樹皮の下から出てきたのですが、ショクガタマバエの赤い幼虫に似ている気がして疑問符つきでタマバエ科の幼虫としました。全然別の仲間かも知れません。

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この状態で長さ約1.5mm。右が頭です。

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頭を伸ばして動き出しました。

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(2016.12.17・学が丘北公園)

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2016年12月20日 (火)

不明双翅目幼虫

湿った落ち葉をひっくり返しているとこんな虫が出てきました。
双翅目の幼虫だと思ってネット画像をあちこち探してみたのですがそれらしいものが見つかりません。

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体長は約2.7mmで、前後の背甲から長いヒゲ状の突起が1対づつ、それに頭部からも1対伸びています。

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頭部に見える黒い部分(口器?)が先日出したヒメイエバエ科幼虫に似ているように思うのですが・・・。

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内臓が透けて見えています。背甲の縁の模様も綺麗です。

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脚は無くナメクジのように前進していました。

(2016.12.17・学が丘北公園)



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2016年12月14日 (水)

ヒメイエバエ科の一種の幼虫

カクレミノの落ち葉を裏返すと、先日の雨でまだ濡れている葉面に初めて見る形の幼虫がくっついていました。どうやら双翅目らしいので帰宅してその線で探してみると、Aclerisさんの「いもむしうんちは雨の音」で同類と思われるものが見つかりました。ヒメイエバエ科 Fanniidae の一種の幼虫だそうです。

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見つけたときは背中を丸めてうずくまった格好でじっとしていました。体の両側に鰭か羽根のような突起が並んでします。

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こちらが頭でしょうか。

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しばらくすると頭と見えた方を持ち上げて動き出しました。口からなにやら液体のようなものを吐き出しています。

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そして頭を下げて吐き出したものをペタンと葉面にくっつけ・・・。

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すぐにまた頭を持ち上げて少し前進、そしてまたペタンと、よいう動作を繰り返します。

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よく見ると口から吐き出した液体かと思ったものは幼虫の口器そのもののようです。上記Aclerisさんの記事によれば、「短角亜目の中で環縫短角群 Cyclorrhaphous Brachycera の幼虫の頭部は膜質化して退化しており、胸部から直接口器が出はいりしている。」ということです。なんと、頭が無いんですね。

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そのことを忘れて上の写真を頭部に見立てれば、ちょうど目のあるはずのあたりに指を拡げたような形の器官が見えますが、これは前部気門だそうです。
Aclerisさんが撮影された動画を見ると胸部から口器が出入りする様子がよく分かります。

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裏返してみました。この状態で体長約4.7mmです。

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口器を風船のように膨らませています。

(2016.12.08・明石公園)


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