* 2022.03.09・追記
その後4月中旬に同じイスノキで羽化したばかりのタマバエを見つけました(こちら)。調べてみるとイスノキハリオタマバエ(=イスノキミタマバエ、asphondylia sp.)のようです。またこのタマバエが寄生した実は正常に大きくならず、イスノキコガタフシと呼ばれるそうです。
* 2017.05.18・追記とタイトル修正 *
蛾ではないかと思っていたのですが、Mさんからこれはタマバエの蛹の抜け殻だろうとコメントをいただきました。ネットで探してみると、特に海外サイトで下の写真によく似た頭部に角状の突起のある蛹の画像がたくさん出てきました。タマバエで間違いなさそうです。はじめ「謎の蛹殻」としていたタイトルを変更しました。
いつもの公園にここ数年来おなじみになっている数本のイスノキがあります。5月初めになっても去年つけた実がたくさん残っているのですが、その多くから小さな蛹の抜け殻がとび出していました。
このイスノキの実ではこれまでにイスノキモンオナガコバチやカタビロコバチの一種が育っているのを確認していますが、このような蛹殻を見たのは初めてです。殻の形から小型の蛾ではないかと思っていますが、違うかも知れません。
この蛾(?)と2種のコバチとの間にどんな関係があるのか、興味を惹かれます。

鋭い角のような突起はなんでしょうか。

こんなふうに、かなりの高率で寄生していたようです。
持ち帰って深度合成撮影をしてみました。

2枚目はミスをして、奥の方にピントが来ていません。スケールバーは1mmです。
合成には相変わらずCmbine ZPを使っています。こういう、複雑な重なり合いの少ない被写体ではあまり問題な合成できるようです。
(2017.05.04・明石公園)
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