コナラの葉のゴールに産卵するヒメコバチ科Tetrastichinae亜科の一種
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赤い花のついたイスノキの新葉に、ヤノイスアブラムシの新しいゴールができ始めていました。
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いつもの公園のイスノキに大きな虫こぶがたくさんついていました。イスノキエダナガタマフシだと思います。
実は6年前にも同じタイトルの記事を出しています。その時掲載した写真の虫こぶは形が曖昧で別種の可能性もありそうだったのですが、今回のものはイスノキエダナガタマフシで間違いないでしょう。
形成者はイスノフシアブラムシ Nipponaphis distyliicola で、「虫こぶハンドブック」によれば「11月頃有翅胎生虫がアラカシなどに移住、春に有翅産性虫を生じ、これがイスノキに戻る」ということです。この場所でも冬の間、アラカシの枝でこのアブラムシをよく見かけています。
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昨日記事にしたハリエンジュハベリマキフシを撮影中、ふと気が付くと傍らに垂れ下がった枝でヤブキリが葉を齧っていました。
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ハリエンジュ(ニセアカシア)の枝に、縁が巻き込んだように膨れている葉がたくさんありました。帰宅してから調べると、ハリエンジュハベリマキフシという虫こぶで、ハリエンジュハベリマキタマバエ Obolodiplosis robiniae というタマバエの一種の寄生によってできるものだそうです。
日光に透かしてみると(実はストロボ光ですが)何か影が見えます。
ナイフの先でそっと開けてみるとこんなものが・・・。
しかしちゃんと撮影する前にうっかりとり落としてしまいました。
これは別の虫こぶから出てきました。色は薄いですが上と同じもののようです。
ネット画像を探すと、フッカーSさんの東京23区内の虫2に同じものが掲載されていました。これは虫こぶを作った犯人のハリエンジュハベリマキタマバエではなく、それに寄生するハラビロクロバチ科の一種(Platygaster robiniae)の蛹なのだそうです。
上の写真の一部拡大です。
米粒をたくさんくっつけたような格好ですが、それぞれの米粒が一つの蛹なんでしょう。0.7mm前後の長さですから、成虫もかなり小さなものでしょう。年1化であれば冬場の葉裏探しで越冬個体を見ている可能性もありますが、もし撮影していてもそれとは分からないでしょうね。Platygaster robiniaeの成虫の画像は海外サイトでいくつか見られますが、これといった特徴もなさそうな黒くて小さなハラビロクロバチです。
さらに別の虫こぶを開けると、ようやくタマバエのものらしき幼虫が出てきました。青い繊維がくっついていますが、これは取り出した時に私の手か衣服からついたものでしょう。
(2016.07.06・明石公園)
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コナラの幹から伸びた細い枝の先に丸い虫こぶが、と近づいてよく見ると、青緑に輝く小さなハチがとまっていました。オナガコバチの一種です。
ハチは虫こぶの周りを歩き回っては産卵管を突き刺しています。ときどき飛び去ってはまた戻ってくるので正確には分かりませんが、3匹くらいいたようです。体長は小型の個体で3mm、大きいので4mmくらいでした。
この色合いは以前に一度だけ撮ったTorymus属の一種と同じで、その属名で検索してみるとよく似た画像が多数出てきました。また蜂が好きに掲載されたハンマーさんの画像は属名は挙げられていませんがやはりナラメリンゴフシに産卵中のもので、同種ではないかと思います。
細い枝は風に揺れ、それを止めようとして手を触れるとハチは即座に飛んで行ってしまいます。これではごく低倍率でしか撮れないので、逃げられるのを承知で虫こぶのついた枝を曲げ、幹に近い別の小枝に引っ掛けて揺れを止め、ハチが帰ってくるのを待つことにしました。手荒なことをしたので1、2時間は覚悟していましたが、その辺で30分ほど時間つぶしをしてから様子を見に戻ると、すでにハチは帰ってきていました。
小細工のおかげで揺れも気にならなくなり、背景も冴えない幹の色ですが真っ黒にならずに済みました。
穿孔にはあまり抵抗もないようで産卵管は見る間に入っていきます。周囲を歩き回りながらかなり短い間隔で刺したり抜いたりを繰り返していましたが、多分その度に産卵しているのではなく、そうやって適切な場所を探しているようです。その間には数分間突き刺したままの姿勢を保っていることもあって、その時には実際に産卵していたものと思われます。
産卵管が体長より長いので、脚を伸ばし腹部を目一杯持ち上げて虫こぶに突き立てています。
これは産卵管を引き抜いた瞬間です。この腹部はどんな構造になっているんでしょう。
こういう場面はついつい真横からばかり狙ってしまって、背面像をほとんど撮っていませんでした。
(2016.04.10・学が丘北公園)
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下の写真はフジの葉ですが、裏面に円い虫こぶが出来ています。フジハフクレフシと呼ばれているものだと思います。
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* 2013.09.21・追記と改題 *
当初虫こぶ(ゴール)の名もアブラムシの種名も分からないまま出していたのですが、ezo-aphidさんからゴールはイスノキエダコタマフシ、形成者のアブラムシはイスノタマフシアブラムシMonzenia globuli (Monzen)であろうと教えていただきました。いただいたコメントによれば、下の写真の大型・茶色の個体は第2世代の成虫、色が薄くて小さいのは第3世代の有翅幼虫にあたるそうです。詳しくはコメントをご覧ください。タイトルにゴール名とアブラムシの種名を入れておきます。
イスノキの枝に出来ていた虫こぶです。
大きいほうで直径7mmくらい。ちょうど成長を始める時期なのか、同じ木の枝で径数mm程度のこの同じ虫こぶがたくさん見られました。
以前の記事へのコメントでezo-aphidさんが、「イスノキの枝にできる、表面が滑らかな袋状で、緑色の虫こぶ」を作るアブラムシとして、シムネアブラムシ、イスノフシアブラムシ、シロダモムネアブラムシの3種を挙げた上、それぞれの特徴を要約して下さいました。今回見た虫こぶはどれもまだ小さくて成長後の特徴が表れていないのではないかと思いますが、球形に近いものが多かったので3種の中ではシイムネアブラムシの作るものに近いように思います。
大きいほうを切開してみました。
成虫らしき赤褐色の大きなのが数匹、薄緑色の幼虫もたくさんいます。
幹母が一匹だけの状態が見られないかと思って上の写真の小さい方(直径約2.3mm)の虫こぶを開いてみましたが・・・。
(2013.09.12・奥須磨公園)
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