カテゴリー「昆虫以外の節足動物」の33件の記事

2019年5月16日 (木)

ヒラタヤスデ科の一種

山道わきに転がっていた倒木の樹皮を剥いでみると、右往左往するオオハリアリの集団の中にピンク色のヤスデがいました。
撮影時は脱皮直後の体色かと思ったのですが帰宅して検索してみると同じような色のヤスデの画像がいくつも出てきます。中でもBABAさんが掲載されているものがよく似ていて、同種かも知れません。
そのBABAさんも書いておられるようにネット上ではヤマシナヒラタヤスデとしてよく似た画像が出てきますが、他にも似た種がありそうなのでBABAさんに倣ってヒラタヤスデ科の一種としておきます。

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体長は約13mm、胴節は43か44だと思います。画面右下にちらりと1匹写っていますが、オオハリアリの群れと同居していて攻撃されないのが不思議です。

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(2019.05.12・丹生山)

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2019年4月21日 (日)

ニホンヒメフナムシ

裏返した朽木の割れ目に隠れていたニホンヒメフナムシです。
逃げ足の速い奴で、落ち着いて撮影できる機会があまりないのですが、周囲が薄暗い林の中だったせいかしばらくおとなしくしていてくれました。

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3年前の記事より少しましな写真が撮れたかと思っていたのですが、結局ほとんど同じようなものになってしまいました。

(2019.04.16・再度谷)

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2019年1月21日 (月)

メクラカニムシ科の一種(?Paratemnoides sp.)

4年前の記事とほとんど同じ内容ですが、ムクノキ樹皮下のメクラカニムシです。

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体長1.1mmほどの幼虫。透き通るように白い体です。

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同じ個体。

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この幼虫はやや体色が出はじめています。体長1.2mm.

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成虫もいました。約2.3mm。

(2019.01.14・明石公園)

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2019年1月16日 (水)

ナガワラジムシの一種・子どもたち

葉の裏を覗いて歩いてもほとんど何も見つからないので、足元の石をひっくり返してみると小さな白い虫がぽつぽつとくっついていました。ナガワラジムシの一種の子どもたちだと思います。もともと成体でも色の薄い種のようですが、幼体は透明感があってなかなか奇麗なものです。

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体長約1.2mm。体内に走る茶色い帯は消化管の中の食物でしょうか。

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顔がぼけていますが、同じくらいの大きさの別個体です。脚は6対ですね。

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脱皮殻をつけたまま歩いていた1.4mmくらいの個体です。

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これは少し体色が出てきています。体長約1.6mm。

(2019.01.14・明石公園)

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2018年12月22日 (土)

フトケヤスデ?(?Tokyosoma takakuwai)(改題)

* 2019.03.07・追記とタイトル変更 *

BITTZU さんより、「分布からはフトケヤスデ属のフトケヤスデ Tokyosoma takakuwai ではないかと思います。」とのコメントをいただきました。ミコシヤスデ属の記録はいずれも北海道からのものだそうです。ミコシヤスデの一種としていたタイトルを変更しました。

先日のオビヤスデの一種と同じ場所に1匹だけ混ざっていた別種のヤスデです。
以前BABAさんがミコシヤスデ科 ミコシヤスデ属 の1種として紹介されていた種とよく似ていて、同種の可能性が高そうです。

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歩き廻るので顔面は上手く撮れませんでしたが、先日のオビヤスデと違って立派な複眼を持っています。

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各節に3対の剛毛を持つのが特徴の一つだそうです。

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しばらく追いかけているとこんな姿勢で固まってしまいました。

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体長は約14mmです。

(2018.12.14・学が丘北公園)

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2018年12月20日 (木)

オビヤスデの一種

朽ち木の樹皮下が続きます。
これはオビヤスデの一種だと思います。同じくらいの大きさのが数匹いましたが、結構よく動きます。体長は14mmくらいです。

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触角は立派ですが、眼はあるような無いような…。

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撮影時には気がつきませんでしたが、体のあちこちに小さなダニがついています。体長は0.1mmくらいしかありませんが、イトダニ科の一種でしょうか。

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ヤスデもよく見ると美しい生き物ですね。外国産の巨大な奴を飼う人の気持ちが分かります。

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(2018.12.14・学が丘北公園)
 

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2018年12月 2日 (日)

ハイイロチビフサヤスデ

目新しいものが見つからないのでお馴染みさんが続きます。
ケヤキの樹皮下に集まったハイイロチビフサヤスデです。当ブログでは7年前に一度掲載していて、撮影した場所も今回と同じ、木も同じかもしれません。違いと言えば、前の記事では見えなかった脚がちらりと写っていることくらいでしょうか。

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(2018.11.17・明石公園)

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2018年11月28日 (水)

マクラギヤスデ?の幼体

この秋の台風で落ちたらしい枝を裏返すと、白いヤスデの子どもが見つかりました。おそらくマクラギヤスデだと思います。体節は10個くらい、体長は約1.9mmです。

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久しぶりの虫撮りだというのに、カメラの感度を上げたままにしていたことに帰宅してから気付きがっかりです。

(2018.11.27・明石公園)

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2018年11月 4日 (日)

ヒメオビヤスデ科の一種(改題)

* 2019.08.16・追記とタイトル変更

BITTZUさんから再度コメントをいただき、改めて見るとヒメオビヤスデ科(Opisotretidae )であると教えていただきました。詳しくは下のコメントをご覧ください。タイトルを修正しておきます。

* 2019.03.07・追記とタイトル変更 *

当初所属の見当が全くつかず「ヤスデの一種・幼体?」としていましたが、BITTZUさんから「多分エリヤスデ属、ヒメヨロイヤスデに良く似ています。」と教えていただきました。詳しくはコメントをご覧ください。タイトルも変更しました。

昨日の記事と同じく、朽ち木の樹皮の下にいたヤスデの一種です。
ほとんど色がついていないので幼体ではないかと思いますが、よく分かりません。
背面に棘状の細かい時が並んでいます。体長は約3.6mmです。

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(2018.10.26・学が丘北公園)

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2018年3月17日 (土)

脱皮中のムカデの一種

倒木の裏側で小さなムカデが脱皮していました。
とは言ってもなにしろ薄暗い場所だったのではじめのうち脱皮中であることに気付かず、何枚も撮ってからようやく気が付いて状況が分かるように撮りなおす前にムカデは近くの割れ目に逃げ込んでしまいました。
正確には分かりませんが体調は7~8mm位だと思います。

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(2018.03.15・明石市水谷)

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