カテゴリー「その他の小動物」の15件の記事

2018年12月12日 (水)

マルシタラガイ?

地面に転がった朽ち木や石を裏返すとよく見つかる微小なカタツムリです。真冬並みの寒さの中でも元気に這っていました。以前に出したものと恐らく同種で、マルシタラガイ Parasitala reinhardti という種だと思っているのですが、近縁の別種かも知れません。殻径3mmほどです。

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(2018.12.08・明石公園)

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2018年2月10日 (土)

ヒメベッコウ(改題)

* 2020.11.26・タイトル変更 *

種名が分からず「ベッコウマイマイ科の一種」としていましたが、矢野さんからヒメベッコウだと思う、とのコメントをいただきました。これで成貝だそうです。タイトルを変更しました。

石の裏にくっついていた微小カタツムリです。寒いのに頭を出して這っていました。
ベッコウマイマイ科の一種だと思いますが、以前掲載したもの(?マルシタラガイ)に比べて殻高が低く、平べったい形をしています。
ネット画像を探すとナミヒメベッコウという種に似ているように見えますが、今回撮影したものは殻径が2mmほどしかなく、巻数もやや少ないようなので幼貝なのかも知れません。

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殻の下から透けて見えている粒々は卵でしょうか。とすればこれで成貝ということになりますが。

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ひっくり返してみました。お尻の先の背面に小さな突起が見えますが、これはベッコウマイマイ科の特徴だそうです。

(2018.01.27・明石公園)

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2017年8月 4日 (金)

オカチョウジガイの幼貝(改題)

* 2020.11.26・タイトル変更 *

当初タイトルを「カタツムリのこども(オカチョウジガイ科?)」としていましたが、矢野さんから殻が白色で太いのでオカチョウジガイ、とのコメントをいただきましたので、タイトルを変更しました。

地面に落ちた枯れ枝を裏返すと出てきた小さなカタツムリです。
殻の高さが2.6mmほど、厚みもなさそうなのでた幼貝でしょう。ネット画像を探すとオカチョウジガイの仲間が似ているようなのですが、幼貝の画像は少なくて何とも言えません。

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こういう小さなカタツムリは透明感があってきれいですね。

(217.07.13 学が丘北公園)

 

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2017年7月 3日 (月)

ナメクジとナガコバチ科 Anastatus sp.

エノキの切り株の根元に生えたキノコをナメクジが食べています。

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よく見るとナメクジの背中に小さなハチが。

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このブログでは何度も登場している、ナガコバチ科 Anastatus sp.のようですが、何をしているんでしょうか。

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しきりに歩き回っては時々ナメクジの体表に口をつけているように見えます。

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あの、たいがいの人が嫌がるヌルヌルの粘液を吸っているんでしょうかね。

(2017.06.16・明石公園)

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2017年3月12日 (日)

コシタカシタラガイ

* 2020.11.26・追記とタイトル修正 *

種名に自信が無かったのですが、矢野さんからコシタカシタラガイでOK、とのコメントをいただきましたので、タイトルにつけていた疑問符を外しました。

落ち葉の積もった地面に転がっていた石の下面にくっついていた小さなカタツムリです。殻高が1.8mmくらいの微小な巻貝ですが、あまり見慣れない形だと思って撮影しておきました。
陸の貝の標本箱というサイトに掲載されている多数の標本写真と見比べると、ベッコウマイマイ科のコシタカシタラガイ Sitalina circumcincta によく似ています。最大殻高が2mmとされているので大きさも一致しますが、私には近似種の有無も分からないのでタイトルには疑問符つきで種名を掲げておきます。

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(2017.03.01・明石公園)

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2017年1月31日 (火)

ウスイロシタラ(改題)

* 2020.11.26・追記とタイトル変更 *

ネット画像との絵合わせで「マルシタラガイ?」としていましたが、矢野さんから「ウスイロシタラの成貝」とコメントをいただきました。マルシタラはどちらかと言えば山地性でもっと大型、ウスイロシタラはやや小型で都市周辺の公園・神社や里山に生息しているとのことです。タイトルを変更しました。

落ち葉の中から出てきた小さなカタツムリです。
殻径が約3mmほどで、ネット画像を探すとベッコウマイマイ科のマルシタラガイParasitala reinhardtiという種に似ているようです。去年の記事に出したものとほぼ同じ大きさで、同種かもしれませんが、こちらの方が殻の色が薄く、殻高もやや高いように見えます。撮影のために落ち葉を手に持ってかなりいじくりまわしたのですが、頭を引っ込めることもなく這っていました。

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(2017.01.29・明石公園)

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2016年4月21日 (木)

アズキガイの幼貝(改題)

* 2020.11.26・タイトル変更 *

当初ヤマタニシの一種だろうと思ってタイトルにもその名を出していたのですが、矢野さんからこれはアズキガイの幼貝だと教えていただきましたので、タイトルを変更しました。記事にあるように成貝のアズキガイの中にいたのですが、形が全く違うので同種だとは気づきませんでした。

湿った地面に落ちていた木切れを裏返すと、たくさんのアズキガイに混じってこんな小さな巻貝がいました。
普通のカタツムリと違って触角の付け根付近に眼があるのでヤマタニシの仲間だと思いますが、殻径は2.5mmくらいしかなく、幼貝でしょう。

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まわりじゅう糞だらけですが、大きなのはアズキガイのものでしょう。


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お馴染みのでんでんむしを見慣れた目にはこの顔はちょっと不思議な感じがします。


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(2016.04.18・姫路自然観察の森)

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2016年1月11日 (月)

ベッコウマイマイの一種

* 2020.11.26・改題 *

当初「ベッコウマイマイの一種」としていましたが、矢野さんからウスイロシタラだと思う、とのコメントをいただきましたので、タイトルを変更して種名を入れました。

アベマキの木の下に積もった落ち葉をひっくり返していると、小さなカタツムリが出てきました。いつもならカメラを向けることもなく終わるところですが、落ち葉の下とはいえこの季節に角を出して動き回っているのがちょっと珍しい気がしました。おそらく数日前に降った雨の水がまだ残っていたせいかでしょう。
殻の直径が3mm、高さが2.5mmくらいで、ベッコウマイマイ科だと思いますが、それ以上は私には分かりません。

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(2015.12.28・明石公園)

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2014年11月30日 (日)

マキゾメガイ科の一種(改題)

* 2014.12.14・追記とタイトル変更 *

種名の見当もつかず「カタツムリの一種」としていたのですが、Kさんから「マルナタネかヒラドマルナタネです。」とのコメントをいただきました。検索してみると兵庫県レッドリスト2014というサイトに両種とも出ていて、どちらもマキゾメガイ科に属し、「貴重性評価の区分」ではBランク(兵庫県において絶滅の危機が増大している種)に含められています。両種は殻底部の臍孔が開いているかどうかで区別できるそうですが、残念ながら今回の写真では確認できませんので、タイトルはひとまずマキゾメガイ科の一種、としておきます。

以前にナタネガイという微小な陸貝を載せたことがありました。
当初は普通サイズのカタツムリの子どもだと思ってそういうタイトルをつけていたのですが、Aclerisさんや矢野さんからいただいたコメントで小さくてもこれで成体なのだということを知った次第です。
同じように小さな今回のカタツムリもおそらくこれで大人なんだろうと思いますが、ナタネガイに比べると殻高がかなり高く、明らかに別種です。

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モチノキの幹です。殻の直径は1.8mm前後。

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殻面の擦れ具合を見るとかなり年季が入っているようで、少なくとも子どもではないでしょう。

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ついでにひっくり返して裏面も撮ればよかったのですが、残念ながらその場では思いつきませんでした。

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(2014.11.19・明石公園)

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2014年9月10日 (水)

コウガイビルの一種

雨上がりでまだ湿り気の残った木の幹を10cm足らずのコウガイビルが這っていました。

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あまり人好きのする生き物ではありませんが、名前にヒルとついてはいても人の血を吸ったりするあのヒルとはかなり縁が遠く、このブログにも登場したことのあるウズムシ(プラナリア)に近縁の動物です。ミミズやナメクジを食べるそうです。

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滑るような動きが面白く、時々頭を突っついて向きを変えさせながら撮ってみましたが、目も口も見えないのでどうにもとらえどころのない生き物です。

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体は粘液に覆われているようで、ナメクジのように後に糸を引いています。

(2014.09.02・明石公園)

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